イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

チェルシー躍進!プレミアリーグ全20クラブ・世界中のサポーター人口ランキング

いや、楽しみです。いよいよ明日、プレミアリーグが再開します。最初のゲームが、ランチタイムキックオフのマージーサイドダービーというのは私のような雑食には粋な計らいです。気分を盛り上げるべく、「スカイスポーツ」名物のポール・マーソンさんの予想を見てみると、リヴァプールがエヴァートンに2-0で勝利、アーセナルとマンチェスター・シティは1-3でペップの勝ちだそうです。「ララナがいないのはわかっているが、エヴァートンにも何人か負傷者がいる」。ボラシェやコールマンがいないほうが痛いということでしょうか。「確実にいえるのは、0-0はない。アーセナルはオープンになりがちで自信を失っており、マン・シティが早期にゴールを決められるとまずい」。相変わらず根拠がふわっとしていますが、承りました。ふわっと返せば、私の予想はマージ―サイドは2-1でレッズ、エミレーツは2-2のドローです。

とはいっても、アンフィールドのキックオフまでまだ36時間あり、メディアは試合以外のネタで読者を引きつけなければなりません。困ったときは移籍ゴシップかランキング企画、「デイリー・スター」が用意したのは「Every Premier League club ranked by number of supporters worldwide」。プレミアリーグ全20クラブの、世界中のサポーター人口ランキングです。記事には、「Going Globalが実施した詳細な研究」とあるのですが、主としてFacebookのユーザー動向からまとめたもののようです。さっそく、ランキングを見てみましょう。アーセナルとリヴァプールはもっと上位だと思っていたのですが…。2位がアーセナルを大差で引き離してチェルシーで、マンチェスター・シティとリヴァプールは同水準。マンチェスター・ユナイテッドが圧倒的に多いのは、ブランディング投資が大きく、スポンサーを通じての広報力も強いからでしょう。そう考えると、過去の実績やクラブの知名度の割にスポンサー収入が少ないガナーズとレッズが、思ったよりも順位が高くないのも理解できます。

【プレミアリーグ20クラブ・世界中のサポーター数ランキング】
1位/マンチェスター・ユナイテッド 9500万人
2位/チェルシー          7500万人
3位/アーセナル          4250万人
4位/リヴァプール         3250万人
4位/マンチェスター・シティ    3250万人
6位/トッテナム          2250万人
7位/エヴァートン          850万人
8位/サウサンプトン         750万人
8位/WBA              750万人
10位/レスター           650万人
11位/ウェストハム         650万人
12位/クリスタル・パレス      280万人
13位/ストーク           280万人
14位/サンダーランド        280万人
15位/ミドルズブラ         230万人
16位/ハル・シティ         180万人
17位/スウォンジー         180万人
18位/ワトフォード         130万人
19位/ボーンマス           75万人
20位/バーンリー           75万人

なるほど。中位以下では、WBAの8位とワトフォードの低さが意外です。ワールドワイドというテーマのランキングでは、実績や知名度に加えて「最近のプレミアリーグ所属年数が長いクラブ」「多国籍軍」が強いのではないかと考え、選手のパスポートの数ではプレミアリーグNo.1のワトフォードはハル・シティやボロより上にくるものと思ってました。2010-11シーズンからプレミアリーグに定着しているWBAは、地道にサポーターを増やしてきたということなのでしょうか。国内のサポーター数ランキングであれば、ロンドン近郊のクラブが奪い合って分散するという現象も多少ありそうですが、地域の概念がないWebの世界でこれだけのファンを獲得するのは、相当発信力を高めないとできないことです。昨季のプレミアリーグ優勝で、あれだけ話題になったレスターよりも上というのは大したものです。

ちなみに、「エクスプレス」が2月に掲載していた「Premier League clubs ranked by Twitter followers(プレミアリーグのクラブにおけるツイッターフォロワー数ランキング)」は、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・シティ、トッテナム、ウェストハムの並びです。こちらのボトム3は、20位ミドルズブラ、19位ボーンマス、18位バーンリー。スタジアムが小さいボーンマスとバーンリーは、サポーターを拡大するとなるとおのずと限界があります。

こういったランキングを見ると、チェルシーの躍進が目につきます。アブラモヴィッチさんが来た頃は、お金で優勝を買うつもりかと多分に警戒したものですが、教育プログラム開発を軸とするユース基盤強化、メディカルをはじめスタッフの充実度、クラブの認知度・好感度UPなど運営が素晴らしいですね。クラブ愛が強く、プレミアリーグNo.1めざして着実に歩を進めているオーナーをあらためてリスペクトしたいと思います。スタジアム建設・改修に着手し、ビッグクラブへの道を突き進もうとしているエヴァートンやトッテナムも、今後はファン層を広げてくるでしょう。歴史と伝統をベースに多くのファンを抱えている従来からの強豪クラブも、うかうかしてはいられません。

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