イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

サウサンプトンが大物獲得!イタリア代表FWオズワルドにクラブ史上最高の23億円

サウサンプトンが積極的です。クロアチア代表のCBデヤン・ロブレン獲得の後、セルチックからクラブ史上最高額の19億円で若手MFビクター・ワニアマが入団。15歳でケニア代表デビューを果たしたセンターMFの加入で、中盤に運動量と安定をもたらすいい補強だ、と感心しつつ、このオフはこれで打ち止めだろうと思っていました。

しかし、それは甘かった。さすが、「プレミアリーグで4位以内に入って、チャンピオンズリーグ出場権を獲得したい」と強気に語っていたポチェッティーノ監督です。クラブの移籍金最高額を、1ヵ月もしないうちに塗り替えるサプライズが待っていました。ASローマのストライカー、アルゼンチン出身のイタリア代表、パブロ・ダニエル・オスヴァルド。移籍金は1500万ポンド(約23億円)といわれています。

オスヴァルドはアタランタで頭角を現し、フィオレンティーナとボローニャでは伸び悩んでいたものの、スぺインのエスパニョールで復活。イタリアに戻ってASローマで活躍していたFWです。ドリブルを武器とする器用なタイプの選手で、CFのみならず、シャドーストライカーやサイドなどでも機能すると思われます。能力は高いものの、味方選手を殴ったり、相手選手を蹴って出場停止を喰らうなど、素行の悪さは不安材料。直近は、クラブやサポーターとの折り合いが悪く、チームを離れるのは時間の問題と噂されていました。

ポチェッティーノ監督とは、復活のきっかけとなったエスパニョール時代に1年半、共に戦っており、今回もアルゼンチン人監督の強いオーダーで移籍が実現したのでしょう。もともと、セインツはリッキー・リー・ランバート、ガストン・ラミレス、ジェイ・ロドリゲス、パンチュン、ララナと攻撃陣が充実しており、ここにオズヴァルドが加われば盤石でしょう。プレミアリーグ4位はさすがに厳しいかもしれませんが、ヨーロッパリーグ出場権なら射程圏内だと思います。今季プレミアリーグ初戦、曲者WBAとのアウェイ戦を、エース・ランバートの一発で勝利した伏兵は、どこまで暴れてくれるのか。年明けからジャイアントキリングを連発させたそのポテンシャルは、上位クラブにとって、間違いなく脅威です。(写真著作者/md.faisalzaman)

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す