ミスで失点&決勝ミドルのラシュフォード劇場!イングランドが逆転でワールドカップ出場目前!
プレミアリーグで好調の選手を集めたホームチームですが、3分にいきなりラシュフォードがやらかしてしまいました。自陣で強引なドリブルをロボトカにカットされたのもさることながら、最悪だったのは直後のプレイです。縦に走ったロボトカについていかず、チップキックのスルーパスを通されてしまい、左足の冷静なボレーがジョー・ハートの脇を破りました。1分後、ミスを取り返そうとしたラシュフォードがハーフライン過ぎから単独で持ち込み、切り返しからシュートを放つもGKドゥブラフカの正面。サイドで優位に立つイングランドは、ラシュフォードやチェンバレンの仕掛けからハリー・ケイン、デル・アリが狙うもなかなか追いつけません。21分、ハーフライン手前でインターセプトに成功したチェンバレンが中央に持ち込むと、右足で巻いたシュートを大きくふかしてしまいました。22分のカイル・ウォーカーのロングクロスは、デル・アリのヘッドをドゥブラフカが簡単にキャッチします。
プレミアリーグファンにはおなじみのシュクルテルは、ドゥリツァとのコンビでイングランド攻撃陣を自由にさせません。25分のヘンダーソンのロングフィードも競り勝ったデル・アリがファール。単調になりつつあるイングランドの攻撃には焦りが感じられます。33分、デル・アリが敵陣で奪ったボールをラシュフォードに預けると、力んだ左足シュートは大きく右に切れていきます。37分には、ラシュフォードがハリー・ケインにスルーパスを通すもボールは流れてしまい、エースのシュートはDFに当たってCK。ここからイングランドが同点に追いつきました。ラシュフォードがニアに蹴ると、走り込んだエリック・ダイアーのハーフボレーがポスト脇に立っていたロボトカの肩越しに決まって1-1。ホームチームは勢いに乗って怒涛のアタックを仕掛けます。ハリー・ケインのパスを受けたバートランドの強烈なシュートはドゥブラフカがセーブ。ラシュフォードのミドルもGKが右手で弾き出します。
前半は1-1。後半に入っても、開始直後にデル・アリとヘンダーソンがシュートを連発。早い時間に勝ち越せれば、イングランドは押し切れるのではないでしょうか。チェンバレン、デル・アリ、ラシュフォードが相手を振り回しています。52分、デル・アリとチェンバレンがコンビでボックス左を突破し、レッズに移籍した11番がボレーを放つもドゥブラフカが落ち着いてキャッチ。55分のスロバキアの反撃は、左からのクロスをワントラップで狙ったネメツのボレーをジョー・ハートがセーブ。プレミアリーグに復帰した守護神は、無理に取らずに冷静に弾いてピンチを逃れました。
57分に右から抜けたハリー・ケインのグラウンダーはこぼれ球に反応したデル・アリが打ち切れず。均衡が崩れたのは59分でした。ヘンダーソンの柔らかい縦パスを受けたラシュフォードがボックスの外から左隅を狙うと、GKが伸ばしたグローブの先を抜けたボールが見事にサイドネットを揺らしました。63分にFKの競り合いのこぼれ球をフボチャンがボレーで叩いたのが、スロバキアの最後のチャンスでした。バウンドしたボールがクロスバーを越えると、イングランドがゲームをコントロール。ハリー・ケインや途中出場のスターリングが放った強引なシュートはDFやGKに阻まれ、追加点は奪えなかったものの、イングランドがきっちりリードを守り切ってワールドカップ出場にリーチをかけました。
先制される難しいゲームとなったものの、横パスばかりで攻めあぐんでいたホジソン時代のイングランドとは別のチーム。ハリー・ケイン、デル・アリ、ラシュフォード、チェンバレンの時間をかけない仕掛けに、プレミアリーグが速攻主体の時代にシフトしたのだなとあらためて感じました。敵・味方の3つのゴールにすべて絡んだラシュフォードには、現地メディアからMVPに推す声もあり、自らの力でミスを帳消しにしたことをリスペクトしてあげていいでしょう。イングランドは、10月5日にウェンブリーで戦うスロバニア戦に勝てば、ロシア行きが決まります。ナイスゲームでした!
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大一番を決めたのはラッシュフォードとは…持ってますね
ラッシュフォードは持ちすぎてしまう場面もありますが、自身で打開してみせたのはお見事でした
また週末が楽しみです!
yutoさん>
シュートのうまさがハンパなかったですね。オールド・トラフォードにずっといてほしいです。