ワールドカップ予選はいよいよ決着!敗退リーチのプレミアリーグの選手たちをチェック!
9月4日のベルファストで、北アイルランドのジョニー・エヴァンスにゴールを許したチェコは2-0で完敗して予選敗退決定。この試合にはいなかったロシツキは、6日後のHETリガ(チェコの1部リーグ)のカルビナ戦でスパルタ・プラハでは17年ぶりとなるゴールをゲットしています。アーセナルに別れを告げて故郷に帰った後、アキレス腱痛が治らず昨季は19分しかプレイできなかった稀代のプレーメイカーは、チェコが出場を決めさえすれば本大会では素晴らしいパスワークを見せてくれるものとばかり信じていました。36歳のMFに残された最後の夢は、若き日を過ごした古巣でチャンピオンズリーグに出場することとなりました。
話をワールドカップ予選に戻しましょう。予選敗退危機を迎えている国を中心に、プレミアリーグの注目選手を整理してみます。モロッコとの直接対決に引き分けたらアウトのコートジボアールには、ボニー、ザハ、バイリー、セルジュ・オーリエ、マックス・グラデルといった錚々たる顔ぶれが揃っています。スウェーデンに1-0で敗れ、60年ぶりの予選敗退にリーチがかかったイタリアは、ダルミアン、ザッパコスタ、ガッビアディーニ。クリスティアン・エリクセンのデンマーク代表は、バーンリーやボーンマスなどプレミアリーグの中小クラブの選手が中核をなすアイルランドを倒せるでしょうか。ファーストレグのアウェイゲームで勝利したスイスのジャカとシャキリ、ホンジュラスのホームでスコアレスドローに持ち込んだマシュー・ライアンとアーロン・ムーイのオーストラリアは大丈夫でしょう。そんななかで、私が今回最も注目しているのは、32年ぶりの本大会出場をめざす北アイルランドです。
1982年のワールドカップスペイン大会でブライアン・ロブソンに惹かれ、マンチェスター・ユナイテッドを応援するようになった私のもうひとりのアイドルは、今でも史上最年少記録の17歳41日で世界最高峰の舞台に立ったノーマン・ホワイトサイドでした。1984-85シーズンのFAカップでリヴァプールを破った決勝ゴールを忘れることはないでしょう。早熟の天才を擁して2大会連続でワールドカップに出場した北アイルランドは、1986年のメキシコを最後に世界の表舞台から姿を消すことになります。この年、マンチェスター・ユナイテッドはアレックス・ファーガソンを監督に指名。素行の悪さを咎められたホワイトサイドは、3年後にエヴァートンに放出され、26歳という若さでスパイクを脱ぐことになりました。
北アイルランドが長年の沈黙を破ったのは、2016年。フランスで開催されたユーロに初出場した小国は、ワールドカップ欧州予選のグループCでチェコとノルウェーに競り勝ち、ドイツに次ぐ2位でプレーオフに進出。プレミアリーグの選手はWBAのジョニー・エヴァンス、マコーリー、クリス・ブラントだけで、イングランドの下部リーグやスコティッシュ・プレミアリーグの選手が中心の国が、よくぞここまで勝ち続けたと思います。このうえはプレーオフを勝ち抜いて悲願を達成してほしいのですが、スイスとの初戦をベルファストで落としてしまい、崖っぷちに立たされています。プレミアリーグファンのみなさんの多くは、ロシアで観たいのはシャキリとジャカのほうだと思われますが、私はジョニー・エヴァンスを諦められません。決戦は、明日。ザンクト・ヤコブ・パルクでの一戦をしっかり見届けようと思っています。
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ホワイトサイド!懐かしい。あのスペイン大会の頃は無限の可能性を感じましたが、マンユナイテッドを経て早期引退してしまったんですね。
その辺の経緯は私は既に忘却の彼方です。
当時はイングランドよりいっときイタリアとセリエAに夢中でした。
思い出話はそれくらいにして現代に話を戻すと、今回の予選ではイングランド以外のUK各国が苦戦してますね。ウェールズとほのかにスコットランドに期待してましたが、叶わぬことなのでmakotoさんのMU愛に免じて北アイルランドの巻き返しを祈って応援します!それにしても状況が悪すぎます…見守りましょう^^
イレブンさん>
「イレブン」の時代でした。スイスをアウェイで倒すのは大変そうですが、カウンター一発で延長になだれ込む、という展開ならなくはないと思います。