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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

コウチーニョ負傷のリヴァプール、満身創痍のアーセナル、中1日のトッテナム…厳しいキャピタルワンカップ

若くてイケメンでリッチで前向きなキャラが気に入らない…と、以前にトッテナムのヴィラス・ボアス監督に対するジェラシーてんこ盛りの嫌悪感を綴ったことがありましたが、さすがに今回は彼に同情します。ここ数年、ずっと問題になっている「プレミアリーグの過密日程と融通性のなさ」のお話です。トッテナムを筆頭に、今季はさっそく9月から、いくつかのクラブが「実態的にキャピタルワンカップを捨てる(=負けを覚悟する、のほうが適切でしょうか)」という判断を強いられそうなのです。

トッテナムは、ヨーロッパリーグで今夜トロムセと戦った後、中2日でプレミアリーグのカーディフ戦、さらに何と中1日(!)でキャピタルワンカップのアストン・ヴィラ戦が続きます。6日で3試合は、昨季3月にすべてのカップ戦で勝ち残り(欧州はCLではなくELでしたが)、殺人的なスケジュールのなかを戦い抜いたチェルシーもびっくりの過密ぶり。しかも、チームづくりをしている最中の9月です。

「選手のキャリアとケガへのリスクをふくらませるだけ」とヴィラス・ボアス監督が批判していますが、まったく同感。キャピタルワンカップの3回戦が24日と25日の2日にわたって開催されるなら、せめて25日にするなどの配慮はできないのでしょうか。トッテナムに限らず、こうなると当然、プレミアリーグ優先となるので、昨季同様にベスト8を前にして多くの強豪クラブが姿を消すことになりかねません。サッカーのクオリティが下がることでカップ戦の価値を落としてしまうのは、クラブも主催者も望むところではないはずです。あげく、ヴィラと戦った週末の相手は、ホームとはいえよりによってチェルシー…。「キャピタルワンカップには強いチームを送り出す」と気丈に答えるヴィラス・ボアス監督に拍手を送りつつも、何とかならないのかというモヤモヤ感は消えません。こうなると「ベイル基金での大補強によって実現した華麗なるターンオーバー」を楽しませてもらうしかありません。

プレミアリーグ第5節のマンチェスター・ダービーを戦った3日後に、キャピタルワンカップ3回戦で宿敵リヴァプールをホームに迎え撃つマンチェスター・ユナイテッドは、開幕から既に4試合めのトップ7とのゲームになります。今季は、チャンピオンズリーグの組み合わせもハードで、レアル・ソシエダやレヴァークーゼンという曲者揃いの組に入ってしまい、サポーターとしては「勘弁してくれ!」と叫びたくなるようなスケジュールです。カップ戦において、9月に早々とどちらかが姿を消してしまうのは、運命のいたずらなので仕方がないとはいえ「もったいない」のひとこと。このカードはもう少し後のラウンドで観たかったですね…。

さて、そのリヴァプールは、マンチェスター・ユナイテッド戦でスアレスが復帰するのと入れ替わるかのように、コウチーニョを肩のケガで失ってしまいました。全治6週間といわれていますが、イアゴ・アスパスがフィットしていない状況で、これは痛いですね。欧州のリーグ戦がないとはいえ、モーゼスとヘンダーソンを1ヵ月半、スタメンで使い続けるとなると、彼らのコンディションも心配です。どこかでうまく若手を活用して乗り切るとすれば、いい機会なのはクリスタルパレス、サンダーランド戦あたり。これらを省エネサッカーでかわしつつ、サブの選手の成長機会にできれば最高ですが、ロジャース監督は、どこまでチームをいじってくるでしょうか

そして、最後にアーセナル。彼らは、日程もさることながらケガ人の多さが頭痛のタネで、アルテタ、ロシツキ、ポドルスキ、チェンバレンに、カソルラまで合流してしまいました。並べてみると、このままスタメンでもおかしくないメンバーですね。キャピタルワンカップ3回戦の相手ははWBA。プレミアリーグの直近3試合は好調ストーク、スウォンジー、WBAと続き、そこにナポリやドルトムントが待つチャンピオンズリーグ、通称「死のリーグ」での削り合いが乗っかってきます。いくら「今季こそタイトルを」が掛け声のクラブだといっても、やりくりにも限界があり、そうなると捨てるゲームはおのずと決まるわけです。

フェアなプレミアリーグ、欧州で強さを見せたいチャンピオンズリーグ、クオリティの高い一発勝負が楽しめるFAカップやキャピタルワンカップ。これらをすべて実現するためには、スケジュールへの配慮やレギュレーションの見直しは必須だと思いますが…さしあたってはキャピタルワンカップの3回戦、各クラブのスタメンに注目です。

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