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超攻撃的4-3-3はツッコミどころ満載!PFAが今季プレミアリーグのベスト11を発表!

豪華というか、強引というか…。PFA(プロサッカー選手協会)の最優秀選手・最優秀若手選手の発表に先立ち、ベストイレブンが発表されました。プレミアリーグ2017-18シーズンを制したマンチェスター・シティから5人、トッテナムから3人、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、チェルシーがひとりずつ。上位5クラブの主力で固められた11人は、4-3-3の形で発表されていますが、「4-0-3-3」と表記したくなるようなヘヴィメタルなフォーメーションです。まずは、顔ぶれを見ていただきましょう。こちらです。

GK/デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)
DF/カイル・ウォーカー、オタメンディ(マンチェスター・シティ)、フェルトンゲン(トッテナム)、マルコス・アロンソ(チェルシー)
MF/デブライネ、ダヴィド・シルヴァ(マンチェスター・シティ)、エリクセン(トッテナム)
FW/サラー(リヴァプール)、ハリー・ケイン(トッテナム)、アグエロ(マンチェスター・シティ)

最後方と3トップは、納得です。直近5シーズンで4回めのPFAチーム選出となったデ・ヘアは、今季プレミアリーグで唯一80%以上のセーブ率を誇るNo.1キーパー。彼がいなければ、マンチェスター・ユナイテッドはチェルシーと4位を争っていたのではないでしょうか。最優秀選手候補のモハメド・サラーは32試合30ゴール、レッズのアタッカーと得点王を争うハリー・ケインは33試合26ゴール、優勝チームの得点源のアグエロは25試合21ゴール。3人足すと77ゴールのトリオは迫力充分ですが、サイドがスカスカになりそうな布陣は、ペップもクロップもノーサンキューでしょう。GKの次点を選ぶとすれば、エデルソン。前線はサネ、ヴァーディー、ソン・フンミンに後ろ髪を引かれつつも、スターリングとフィルミーノを推すのが妥当でしょう。

最終ラインは、シーズンを通じて活躍した4人が選ばれました。カイル・ウォーカーは守備の強度に加えて、プレミアリーグ6アシストという攻撃力が魅力。今回の11人を個別にリスペクトしている「BBC」は、オタメンディについて「2665本のパスを成功させた」と伝えています。フェルトンゲンが休んだのは、28節のクリスタル・パレス戦のみ。鋭いFKと正確なミドルシュートを持つマルコス・アロンソは6ゴールを決めており、DF&WBの得点王です。サブのメンバーは、右がバレンシアで左はモンレアル、CBにはマグワイアとタルコフスキー、あるいはアスピリクエタでいかがでしょうか。出場試合数がもう少し多ければ、ロバートソンとクリステンセンも候補に挙げたくなります。

さて、問題は中盤です。今季プレミアリーグ最多の15アシストを積み上げたケヴィン・デブライネは鉄板。圧巻のチャンスメイク102回も、もちろんTOPです。プレミアリーグ27試合8ゴール11アシストのダヴィド・シルヴァは、リーグNo.1のパス成功率89%を誇ります。この2人をフェルナンジーニョの両脇で機能させたのが、ペップの最大のお手柄でしょう。プレミアリーグ33試合10ゴール9アシストのエリクセンについて、「BBC」はこうコメントしています。「今季プレミアリーグで、ハリー・ケインに35回のゴールチャンスを提供した。ひとりの選手に対する数字としては最多である」。なるほど。どの数字を取っても選びたくなるプレーメイカーです。

3人とも素晴らしいのですが、無邪気に並べると「守備は!?」とツッコミを入れたくなります。ここは、マンチェスター・ユナイテッドの中盤を支え続けたネマニャ・マティッチの出番ではないでしょうか。代わりに誰を落とすのかといわれれば…いや、それはまたの機会に。

「BBC」は、前線の3人についてもおもしろいデータを紹介してくれています。「ハリー・ケインは、プレミアリーグで3季連続で25ゴール以上を決めた3人めの選手。過去にはアラン・シアラー、ティエリ・アンリしかいない」「サラーの公式戦40ゴール超えは、2007-08シーズンのクリスティアーノ・ロナウド以来。彼のゴールとアシストはレッズに15ポイントをもたらしており、プレミアリーグの他の誰よりも多い」「イングランドで7年めのアグエロが、PFAメンバーに選ばれたのは実は初めて」。…マジすか、アグエロ!7シーズンのうち5シーズンで20ゴール以上を記録しながら、ルーニー、スアレス、ファン・ペルシ、ジエゴ・コスタ、ハリー・ケイン、ヴァーディーに持っていかれていたのですね。ニアに入って右足で決めるというスタイルが確立しており、派手なゴールがないのが不思議な現象を生んでいたようです。玄人好みだと選ばれないなら、もっとやばい選手がいます。ロベルト・フィルミーノ…!

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“超攻撃的4-3-3はツッコミどころ満載!PFAが今季プレミアリーグのベスト11を発表!” への5件のフィードバック

  1. ペップの街 より:

    更新有難うございます。ホント、守備は誰がやるねん?と突っ込みたくなりますよね!ケインの3年連続記録は立派だし、シアラー、アンリの偉大さも再認識させられました。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    アンカーはマティッチよりジーニョでしょう

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    こういうベストイレブンは特定の選手との連携はある程度度外視されているのでしょうが、やはり中盤3枚はデブライネシルヴァフェルナンジーニョの3人を推したいですね。
    もちろんエリクセン、マティッチが素晴らしい選手であることに異論はありませんが。

  4. ユナイテッド より:

    このベストイレブンに超個人的意見を入れさせてください。
    前線:ケイン out →スターリング in
    中盤:エリクセン out → カンテ in
    最終:オタメンディ out → ファン・ダイク in

    —–
    ファンダイクは前半戦パットしてないのが痛いですよ。後半戦だけなら文句なしかと。
    スターリングは結局ビッグマッチでそこまで活躍してないイメージがあります。(僕のイメージなので気にしないでください)
    それこそケインを外して代わりに守備できる人入れたらどうでしょう?
    マティッチやフェルナンジーニョを。

  5. xof ybot より:

    この手の表彰に、実践的な強さを求めるのは野暮だと前置いて、やはりスパーズファンとして挙げたいのはデンベレでしょうか。
    パスコースが塞がれていても独力でボールを前へ運べる能力は、間違いなくリーグ随一、今季は課題だったフィジカルコンディションに大幅な改善がみられ、欧州の戦いでも大黒柱として活躍してくれました。
    シティの中盤三人衆の完成度を眩しいと思いつつ、ウチにだってスゴイのいますよと胸を張れる選手です。

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