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パスはチェルシー、運動量はアーセナル、スプリントはリヴァプール~プレミアリーグの新潮流【前編】

マテオ・コヴァチッチ、ジョルジニオ・ワイナルドゥム、ロス・バークリー、ジョルジーニョ、ナンパリス・メンディ、ムザ・デンベレ、ルーカス・トレイラ、ジョーダン・ヘンダーソン、ファン・マタ、エンゴロ・カンテ。この10人の名前を見て、何を想起するでしょうか。コヴァチッチ93.1%、ワイナルドゥムが92.2%…そう、今季プレミアリーグにおける中盤の選手のパス成功率ランキングです。

サッリ監督の下で生まれ変わったチェルシーから、主力4人が全員入っているのに対して、同じく圧倒的なポゼッションを誇るマンチェスター・シティからのTOP10入りはゼロ。ペップのチームはパスの精度が低いのかといえば、さにあらずで、全体の1位がジョン・ストーンズの94.6%、コヴァチッチに次ぐ3位に92.8%のラポルテがランクインしています。中盤ではダヴィド・シルヴァが88.5%で12位、フェルナンジーニョは88.3%で14位に顔を出しており、後方で確実にまわして相手を動かし、中盤の3人からはアグレッシブなボールがサイドや前線に飛ぶペップスタイルが頭に浮かびます。

さて、チェルシーです。マウリツィオ・サッリの指揮の下で戦ったプレミアリーグは12試合。これほどの短期間で劇的に変貌を遂げたチームは、2004-05シーズンの最初の12試合で9つのクリーンシートを数えたジョゼ・モウリーニョのチェルシー以来ではないでしょうか。パス成功率Nop.1のコヴァチッチ、141.87kmで走行距離トップのエンゴロ・カンテ、パス本数1186本&スルーパス9本と2部門でトップを走るジョルジーニョ。左のインサイドMFというポジションゆえチャレンジする機会が多いのに、パス成功率92%に加えて3ゴール3アシストという数字を残しているロス・バークリーも秀逸です。プレミアリーグで8勝4分と無敗のチームは、ここまで8706本のパスを通していますが、これは2位のマンチェスター・シティを450本も引き離すぶっちぎりのTOP。スルーパス41本もマン・シティを12本も引き離しており、パスの本数、質、バリエーションはライバルを凌駕しています。

このチームにハリー・ケインやアグエロがいれば、マンチェスター・シティの上にいたかもしれない…とはいい過ぎでしょうか。アルバロ・モラタは直近5試合で4ゴールと調子を上げてきてはいるものの、はまらない試合は消える時間が長く、4つのドローゲームはジルーともども不満の残る出来でした。今季のチェルシーがリードされていた時間は、スレイマン・バンバに先制されたカーディフ戦の21分と、マルシアルの2発で逆転されたマンチェスター・ユナイテッド戦の23分間のみで、ほとんどの時間で主導権を握っています。勝負強いストライカーがいれば、いくつかの引き分けは勝ち点3で着地させられたはずです。パス成功率が極めて高い3センターと、ウィリアン、ペドロ、アザールに支えられているモラタには、20発を要求したいところ。最前線で楔を受ける役割を10番に肩代わりさせてはいけません。

今季のプレミアリーグで大改革が行われたのは、チェルシーばかりではないのですが、次の話に移ると長くなりますので、続きは次稿とさせていただきます。「パスはチェルシー、運動量はアーセナル、スプリントはリヴァプール~プレミアリーグの新潮流【後編】」は、完全にリニューアルしたノースロンドンのライバルクラブのスタッツから紹介いたします。

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“パスはチェルシー、運動量はアーセナル、スプリントはリヴァプール~プレミアリーグの新潮流【前編】” への1件のコメント

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    しつこく相手をずらしていくのがサッリチェルシーですから納得ですが、この短期間でここまで変えるとはサッリおそるべしですね。
    アグエロだったらレッズと順位逆だっただろうな…
    後半戦さらに伸びてきそうでほんとに怖いチームです。

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