主力の不振&負傷、厳しい日程…今季の解任第2号はセインツのマーク・ヒューズ監督か⁉
タディッチとブファルが抜けた穴は、セルチックから獲ったアームストロングとバーゼルから来た新鋭エルユヌシで埋める算段だったのだと思われますが、両者とも未だフィットせず。リヴァプールから借りてきたダニー・イングスが4ゴールと奮闘していますが、チャーリー・オースティン、ガッビアディーニ、シェーン・ロングが揃ってパッとせず、昨季1ゴールと沈黙したレドモンドもゴールの決め方を思い出すことができません。プレミアリーグ12節が終わったところで、1勝5分6敗の17位。8ゴールは下から2番めで、21失点は1年前の1.5倍です。最終ラインの中心となるはずだったヴェステルゴーアは吉田麻也とともにベンチが定位置となり、フル出場のウェズレイ・フートはマークの受け渡しとデュエルでミスを連発。好不調の波が激しい守備は、早期に改善しなければなりません。
「BBC」が紹介してる数字を見れば、マーク・ヒューズ監督がいかに厳しいかは一目瞭然です。2013-14シーズンに指揮を執ったポチェッティーノ監督は、23勝18分19敗で勝率38.3%。2015-16シーズンにプレミアリーグ6位に食い込み、EL出場権を獲得したロナルド・クーマン監督は、44勝17分30敗で勝率48.4%という良績を残しています。内向的なキャラと守備的な戦術が不評だったクロード・ピュエル監督は、20勝13分20敗で37.3%。前任のペジェグリーノ監督が8勝13分13敗で23.5%だったのに対して、現指揮官の24試合は5勝8分11敗と20.8%しか勝っていません。かつてはマンチェスター・シティで指揮を執っていたマーク・ヒューズ監督自身にとっても、この戦績はQPR時代の8勝6分20敗&勝率23.5%を下回るワースト。このままシーズンを終えれば、勝ち点30フィニッシュとなり、2004-05シーズンに最も低い勝ち点で残留したWBAの34ポイントに届きません。
セインツの年末までの7試合は、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、アーセナルとビッグ6との対戦が3つもあり、フラム、カーディフ、ハダースフィールドといった「直接対決」はいずれもアウェイ。セント・メアリーズで戦えるウェストハム戦も勝ち点を稼げるカードとはいえず、7戦勝利なしで終わってしまうかもしれません。Xデイは、次節のフラム戦の直後か、あるいは16節のカーディフ戦で敗れたときか。ここまで中盤を支えてきたレミナが筋肉を傷め、ダニー・イングスもハムストリングをやってしまいました。ホイビュルグの相棒はロメウ?ウォード=プラウズ?最前線を任せるのは、レッズから来たストライカー以外で唯一ゴールを決めているガッビアディーニ?SBとGK以外は課題だらけのマーク・ヒューズ監督が、巻き返しに成功する可能性はゼロに近いのではないかと思われます。
このうえは、クーマン時代の強いチームを知っているバートランド、セドリク・ソアレス、吉田麻也、マット・ターゲット、ロメウ、ウォード=プラウズ、スティーブン・デイヴィス、チャーリー・オースティンらに望みを託す「原点回帰プラン」はいかがでしょうか…⁉休み明け初戦は、とにかく明るいクラウディオ・ラニエリ監督を迎えて意気上がるチームです。いやー。
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フラムとの「6ポインター」にもしも敗れることがあれば完全に降格候補グループに飲み込まれてしまいます!
フラムは負けは込んでるけど良いゲームもあり、きっかけさえあれば浮上の可能性が充分にあります。
そこにラニエリですから!