イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録 | プレミアリーグの最新情報ブログ

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

リヴァプールに足りないものは何か?マンチェスター・シティとのスタッツ徹底比較!

絶好のチャンスか、史上最悪のアンラッキーか。ユルゲン・クロップ監督のリヴァプールは、悲願のプレミアリーグ制覇に向けて、弱点だった守備力強化に成功。SAS(スアレス・アンド・スタリッジ)の大爆発で、優勝まであと1歩と迫った2013-14シーズンのチームは50失点を喫しており、攻守のバランスでは今季のチームのほうが上でしょう。しかし、やっかいなことに5年前よりもライバルが強力です。プレミアリーグ12節終了時点で9勝3分0敗、23ゴール5失点なら首位にいてもおかしくないのですが、最強ペップは10勝2分で36ゴール5失点。史上最多得点だった昨季を上回る破壊力で、テーブルのTOPに居座っています。こんなチームを相手にしながら「何が足りないのか?」という問いは酷ですが、彼らに勝てなければ、史上最強のグッドルーザーというありがたくないポジションしか手に入りません。主要スタッツを比較して、レッズの改善ポイントを探ってみたいと思います。

マンチェスター・シティが1位の指標を並べてみましょう。シュート数246本は、チェルシーの217本を引き離してダントツ。オンターゲット94本は、2位のマンチェスター・ユナイテッドの72本をぶっちぎっており、ポゼッション率63.7%とパス成功率89.5%はチェルシーを僅差でかわしています。パス本数はチェルシーに上にいかれているものの、攻撃に関するスタッツは軒並み1位です。一方、リヴァプールを見ると、ポゼッションは55.5%で5位、パス成功率は85.1%で3位、シュート数179本は3位でオンターゲット68本は4位。ちなみに、ビッグチャンスにおけるミスもマン・シティが26回でTOPに立っており、「Hit Woodwork」すなわちバーやポストに当てたシュートの数も9本で1位(ハダースフィールも9本!)です。それなりに失敗も多いのに、36ゴールをゲットしているのが驚異的です。

レッズが勝っているのは、プレミアリーグ7位の走行距離(ペップのチームは10位)と、1486本で1位のスプリント本数ぐらいです。「ペップとクロップはスタイルが違う」とつぶやき、話を終わらせるのも「負けない方法」のひとつですが、ゴール数36対23という厳然たるギャップは少しでも詰めておきたいところでしょう。スタッツをつぶさに見ていくと、最も改善したいのは、「MFのオンターゲットが少ないこと」です。ナビ・ケイタ4本、ワイナルドゥムとミルナーが3本で、ララナが1本のトータル11本。ダヴィド・シルヴァひとりで10本を数えるマン・シティは、アンカーのフェルナンジーニョが5本、サブのギュンドアンも4本で全部足すと27本になります。ミルナーのPK以外は2つしか決めていないレッズに対して、マン・シティは10ゴール。シャキリの2発をMFでカウントしても、ダブルスコアでライバルがリードしています。

単純計算でいけば、中盤の選手の6ゴールというギャップと、アグエロ8発VSフィルミーノ2発の差が埋まれば、レッズはマン・シティと同等の破壊力を手に入れることになり、取りこぼしリスクやシックスポインターの勝ち点ロストを減らすことができそうです。「フェキルのような得点力があるMFを獲り、昨季のコウチーニョのようにインサイドからゴールを狙わせる」「点取り屋を加え、フィルミーノをインサイドに下げる超攻撃的オプションを完成させる」という選択肢もありますが、1月のマーケットに期待しすぎるのは危険でしょう。「ナビ・ケイタ、ワイナルドゥム、シャキリという攻撃的な布陣を機能させる」といった戦術的なアプローチのほうがよりリアリティがあります。さらにもうひとつ、「スカイスポーツ」が指摘する改善ポイントがあります。「プレスの精度をいま1度高める」。彼らの主張を支える重要なスタッツを紹介しましょう。

昨季プレミアリーグにおけるリヴァプールは、厳しいプレスによって敵陣でのパスを11.2本に1回は奪えていました。今季は13.5本に1回と数字を落としており、2017-18シーズンの4位から12位にランクダウン。「リヴァプールはカウンターが減ったわけではなく、カウンターの効率が下がってムダが増えている」というのが、現地メディアの分析です。ナビ・ケイタ、ファビーニョ、シャキリと3人もニューフェイスが加わった中盤は、連携のクオリティは発展途上。ゴールに最も近い位置にいるフィルミーノのフィニッシュが増えないのは、プレスからのショートカウンターが減っている証拠のひとつなのかもしれません。どうする、クロップ。私の見立てと「スカイスポーツ」のレポートを重ね合わせれば、新戦力がフィット感を高めた後、とてつもなく強いチームが出来上がる可能性があります。2013-14シーズンは、2月から11連勝という爆走がありました。果たして、今季は…⁉

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“リヴァプールに足りないものは何か?マンチェスター・シティとのスタッツ徹底比較!” への4件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    ゲームメイカーの不在が一番大きな差かと
    あとは監督ですね。

  2. プラ より:

    いつもブログ更新お疲れ様です

    ワイナルドゥムは代表戦になるとクラブでの彼とは打って変わって、ゴールゲッターな印象があります笑

    クラブでも見たいですね

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    好調シャキリ、2ボラなら任せられるファビーニョと今の面子的に4231に舵を切るのかなと。
    昨季はコウチーニョが抜けた穴はチェンバレンで推進力を補えましたが怪我が本当に痛い…。
    完成度が高いと言われてますが中盤、システム共にまだ試行錯誤中。
    ナビケイタのフィットに期待したいところです。

    —–
    ゲーゲンプレスの強度が下がったのはどうしてですかね?
    シーズンを通してやるには体力的にきついのか
    相手チームに対策されてしまったのか
    リバプールの優勝がみたいのですが…

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    ゲーゲンプレスの肝は中盤の前二枚だと言われています。
    そこの二面子が試合ごとに変更や、新加入選手が担っています。
    まだ前線三面子と中盤とで 昨シーズン後半のような連携が取れてないのが原因かと思われます。

コメントを残す