混戦のTOP4争い。直近の戦績、強豪との直接対決、補強を加味して予想すると…⁉
「スタジアムは他にもある。どうしてグディソンで?」と語るのは、ライバルクラブを率いるカルロ・アンチェロッティ。1980年代の最強チームでゴールを重ねたイアン・ラッシュは、「マージーサイドもいいけど、アンフィールドで決めてほしい」と余裕のコメントを残しています。
レッズの独走で、上を見るのを諦めた多くのプレミアリーグファンが注目しているのは、やはりTOP4争いでしょう。6敗を喫した今でも、フットボールのクオリティで勝るマン・シティは安泰。3位のレスターも前半戦の貯金が効いており、よほどの大崩れがなければ5位に落ちることはなさそうです。残るひとつの椅子を争うのは、4位チェルシーと6ポイント以内のギャップで踏ん張っているチーム。トッテナム、シェフィールド・ユナイテッド、マンチェスター・ユナイテッド、ウルヴスまでは射程圏内で、ランパード監督のチームが足踏みを続ければ、アンチェロッティのエヴァートンにチャンスが巡ってきます。
フランク・ランパード、オーレ・グンナー・スールシャール、クリス・ワイルダーは、プレミアリーグでフルシーズンを戦ったことがなく、ヌーノ・エスピーリト・サントも2018-19シーズンのみですが、ジョゼ・モウリーニョとカルロ・アンチェロッティは百戦錬磨。現在のポジションと指揮官の実績からはトッテナムが優勢に見えますが、勢いや相手関係も加味して有力なチームを炙り出してみたいと思います。
まずは、後半戦の勝敗をチェックしてみましょう。TOP4争いといいながら、3勝以上を挙げているチームはゼロ!チェルシーが2勝3分1敗、トッテナムは2勝2分2敗、シェフィールドとマンチェスターの「ユナイテッドコンビ」は2勝1分3敗、ウルヴスに至っては1勝2分3敗という不振に陥っています。ランパード監督がくれたチャンスを誰も活かせない混戦模様。4勝2分1敗と好調のエヴァートンにも、充分チャンスはありそうです。
今後の対戦相手を見ると、ビッグ6+レスターとの試合を最も多く残しているのはエヴァートンで、マン・シティ以外のすべてのチームと戦わなければなりません。他はすべて残り4試合。マンチェスター・ユナイテッドはチェルシー、マンチェスターダービー、トッテナム、レスター、ダービー以外はアウェイゲーム。トッテナムは2強との対戦を済ませており、チェルシー戦以外はホームで戦えます。チェルシーは休み明けにマン・ユナイテッドとトッテナムとのスタンフォード・ブリッジ2連戦があり、これをうまくクリアしてもマン・シティ戦とリヴァプール戦が待っています。
ウルヴスとシェフィールド・ユナイテッドは、いずれも2強を終えてホーム2試合、アウェイ2試合。直近のコンディションと今後の対戦相手、冬の補強を重ね合わせれば、ジェドソン・フェルナンデスとベルフワインを獲ったスパーズがTOP4候補の一番手に見えますが、いかがでしょうか。ハリー・ケインとシソコの不在は激痛ですが、絶好調ソン・フンミンとプレミアリーグに慣れたロ・チェルソが穴を埋めてくれるのではないかと思います。チェルシーの停滞が続けばモウリーニョの逆転、立ち直ればランパードのお手柄と予想しますが、いかがでしょうか。イガロとブルーノ・フェルナンデスの大ブレイクに密かに期待しつつも、あれだけ取りこぼしが多いと…。
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なんか赤いチームを忘れているような….
アーセナルはビッグ6に入れなくていいと思いますよ汗
アーセナル?はさすがにスルーでしょう。
みなさま>
恣意的に外したわけではなく、「トッテナム、シェフィールド・ユナイテッド、マンチェスター・ユナイテッド、ウルヴスまでは射程圏内」と土俵を置かせていただきました。今後の状況によって、候補として復活する可能性はあると思うのですが、現状は「TOP4狙い」とするのは厳しいと思いました。
makoto様へ
おそらくネタなのでお気になさらず。ガナーズは今季を諦めている方がほとんどだと思いますよ。
各チーム取りこぼしは多すぎますね…。混戦とはいっても足の引っ張り合いですな。
一歩も譲らない譲り合い…