ウォルコットに続いてナスリ、ロス・バークリー…穴は埋まるか!?プレミアリーグのケガ人事情
アーセナルのテオ・ウォルコットが今シーズン絶望と診断されたのが合図であったかのように、ここにきてプレミアリーグ上位クラブに、痛いケガ人が続出しています。エヴァートンは補強もあり復帰してくる選手もありで、まだ何とかなりそうですが、マンチェスター・シティのサミル・ナスリの不在は厳しいでしょう。荒れ模様だったプレミアリーグ第21節、ニューカッスル戦でDFヤンガエムビワの危険なタックルを受けたフランス代表MFは、少なく見積もっても8週間の離脱といわれています。昨日行われた、FAカップ3回戦再試合のブラックバーン戦でアグエロが復帰し、ヨヴェティッチの合流も秒読みといわれているマンチェスター・シティですが、中盤でタメが作れて、DFラインと前をつなぐ重要な役割をこなしていたナスリの代わりができる選手は見当たりません。チェンバレンとニャブリ、ポドルスキでウォルコットの離脱をフォローしようとしているアーセナルより、彼らのほうが苦しそうですね。
と、プレミアリーグのライバルたちの台所事情を心配している余裕はマンチェスター・ユナイテッドにはまったくありません。フェライニが2月末まで戻ってこないのは織り込み済みとしても、ファン・ペルシになかなかメドが立たないのがきついです。プレミアリーグに来てからはケガが多く、毎年のように1ヵ月以上の離脱を繰り返してきた彼も、ここ2年はシーズンを通して活躍していたのですが、今季は「ケガに弱いファン・ペルシ」に戻ってしまい、あまりチームに貢献できていません。「来週復帰する」「オランダで治療を受けている」などと情報も錯綜しており、やきもきさせられる日々が続いています。
応援しているクラブはもちろんですが、敵チームにしても、負傷した選手の穴が埋まらずにずるずる落ちていくのを見ているのは嫌なものです。今年はワールドカップイヤーでもあるので、これ以上深刻なケガ人が出ることなく、真っ向勝負でプレミアリーグが盛り上がることを切に祈っています。ところで、大丈夫だったんでしょうか?ロシツキとモンレアル。(サミル・ナスリ 写真著作者/Станислав Ведмидь)
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今季ここまでの怪我人の多さ・それによるダメージでいえば、
アーセナル>シティ、ユナイテッド、リバプール>スパーズ、エバートン>>チェルシー
といった感じでしょうか。どこも満遍なく離脱者を抱えている中、チェルシーだけはヒンケル以外はかなり万全に近い状態です。
驚きなのが、アーセナルはあれだけの長期離脱に見舞われながらほとんど取りこぼしなしできていること。昨季も格下に強さを見せたチームですが、今季は一段と凄味を増した印象です。現地識者も「ガナはようやってるけど、優勝はないでしょうね」なんて何十回も言ってる暇があったら、この部分をもっと賞賛してあげてほしいです笑。
そして、リバプールサポとしてはバークリー離脱のアドバンテージにがっつりのっかりたいところです。
あとガーディアンはルーニー3週離脱も、なんて報じてますね。今週末からは14日間でリーグ3試合をこなす過密日程。ユナイテッドの対戦カードはチェルシー、カーディフ、そしてブリタニア。ユナイテッド今季一番の踏ん張りどころとみます。
トーレス下さい。あ、赤い方ね さん>
同感です。以前に書いたこともありますが、8月に「ヴェンゲル解任要求」を出していた、日本とイングランドのサポーターは、ヴェンゲル監督にお詫びしないといけないのではないかと思います。エジル・フラミニ獲得効果もありますが、ここまで取りこぼさずにきている最大の理由は、ヴェンゲル監督のマネジメントの素晴らしさ、とりわけ「センターMFの起用の仕方が秀逸だった」ことだと思います。
マンチェスター・ユナイテッドは、元々がファン・ペルシ頼み、彼がいないとルーニー頼み、ルーニーがいないとヤヌザイ頼みで、連動性のあるサッカーができません。これから3戦は、どんなにうまくいっても勝ち点6まででしょう。あとは、プレミアリーグ上位対決で死にもの狂いになってシックス・ポインツをゲットし、直上のリヴァプール、エヴァートン、トッテナムをかわすしかありません。