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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

クラブの移動時間考察~ニューカッスルは大変だ!

考察!と仰々しく謳ったものの、何のことはない話です。最北のクラブ、ニューカッスルは移動が大変だな、と。ロンドンのキングスクロス駅から、電車で3時間。料金にすると、新幹線の東京~大阪間の倍かかります。ロンドンの3つの空港と航空網が結ばれていますが、飛行機でも前後の時間を合わせれば何だかんだで1時間半はかかりますし、コストも大変でしょう。


(本拠地セント・ジェームズ・パーク 著作者:Martin Le Roy)

おそらく、クラブのバスで移動してるのだと思われますが(ちなみにサウサンプトンは、アウェイのニューカッスル戦はバスで入ってました)、仮に片道6時間でいったとしても、トッテナム、チェルシー、フラム、ウエストハム、QPR、アーセナルと、ロンドンに6クラブあり、ロンドン近郊のレディングとサウサンプトンを合わせれば、計96時間をロンドン周辺でのアウェイ戦の移動に費やすわけです。一方で、ほんとうの近場はサンダーランドのみ。マンチェスターでも結構な距離があります。つまり、ロンドンのクラブより、年間で丸々3日程度、移動時間が長いのです。リーグ戦だけでこれですから、さらにFAカップ、キャピタル・ワン・カップを加えると…いやいや、大変です。時間もお金も。

これだけ移動して、ボコボコにされて帰るとなると、キツイですよね。いや、何でいきなり、移動時間について考えるに至ったかといえば、話は2012年の年末にさかのぼります。ニューカッスルはこの時期、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルとアウェイ2連戦がありまして、それぞれ3点獲ったものの、2試合で11点獲られて連敗したんですね。負け方も厳しくて、ユナイテッドには後半押しまくられて逆転負け、アーセナルにはラスト20分、ボクシングでいえばロープ背負ってひたすらガードしながら殴られっぱなし状態でTKO負け。大丈夫かと心配していたら、年明けいきなりホームでエヴァートン、レディングに負け、ノーウィッチ戦もドロー。計5試合で勝ち点1と、完全に崩れきってしまったのです。

この年明けの不調はつまり、年末アウェイでボコボコに殴られ、疲労困憊してしまった後遺症ではないか、と思うのです。

間が悪いことに、アラン・パーデュー監督と長期契約を結んだ、と報じられた直後の絶不調。デンバ・バもチームを去り、難しいチーム運営を強いられてますが、デンバ・バを売ったお金でマテュー・ドビュシーはじめディフェンス中心に5人、補強したので、巻き返してくるはずです。というわけで、ホームでチェルシーと戦う今週はともかく、来週ロンドンであたるトッテナムのみなさん、4位死守とか得失点差を挽回したいとか、いろいろご希望もあろうかと思いますが、新戦力がフィットするまで多少の時間を要する状況でもあり、今、このタイミングであまりこっぴどくやらないようにしてください。私の勝手な妄想ですが、帰りのバスがつらすぎます。

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