繁栄の副作用はタイトな日程…圧倒的世界一!のプレミアリーグの放映権料
とはいえファンとしては、最近のチャンピオンズリーグでのプレミアリーグ勢の苦戦ぶりをみるにつけ、「テレビ局云々よりもヨーロッパで勝てることのほうが大事じゃないか!」ともいいたくなります。しかし、プレミアリーグのテレビ放映権料がいかにすごいか、を数字で見せつけられると、やはり黙ってしまいます。プレミアリーグが、スペインやイタリアに比べて上位に対して下位クラブが強く、エキサイティングでおもしろいのも、テレビ放映権料が下位クラブにも相当額入ることと無縁ではありません。世の中、金じゃねぇ!ともいえないんですね。これが。
2013-14シーズンから、プレミアリーグのテレビ放映権料は新しい契約に入っており、前3年間の総額約30億ポンド(約4800億円)から、何と約55億ポンド(約8800億円)に増えているそうです。背景にあるのは、全体の4割を占めている海外向けの放映権料の伸長でしょう。世界中の人がプレミアリーグに注目し、毎週勝った負けたとやっていることが、この金額に反映されているのです。ロンドンに住んでいる方に話を聞くと、現地ではライブで観られない試合が多く、われわれ日本人のほうが早く結果がわかることが多いそうです。「自分の足で観に行けるヤツはスタジアムに来てお金を払え」ということなのでしょうね。
あまりに数字がデカすぎて、これだけではピンとこない方もいらっしゃるかと思いますので、他国の数字を並べると、プレミアリーグの年間約2900億円に対して、セリエAが1200億円、ブンデスリーガが900億円だそうです。うわ、何と2~3倍!このあたりは、スカパーのプレグラムを見ていると、何となくイメージつきますよね。日本におけるプレミアリーグ中継は、他国のリーグ戦中継に比べて明らかに網羅率が高いです。
さて、お次は「この莫大な放映権料はクラブにどう分配されているのか」というお話ですが、これがプレミアリーグらしく、極めてフェアな配分です。具体的にいうと、イギリス国内向けの放映権料は、「全体の50%は完全均等分配」「25%は最終順位による傾斜分配」「さらに25%は放映試合数で傾斜分配」。海外向けは、総額を均等分配しているそうです。つまり、「人気が高くてよくテレビ中継され、順位が上のクラブが潤う」という仕組みですね。昨季のトップ6は以下のとおり。プレミアリーグの順位では3位のチェルシーが、アーセナルやトッテナムという強豪クラブとしての歴史があるクラブよりも下にいるという「逆転現象」があるのがポイントです。
1位:マンチェスター・ユナイテッド 6000万ポンド(約96億円)
2位:マンチェスター・シティ 5800万ポンド(約92億8000万円)
3位:アーセナル 5700万ポンド(約91億2000万円)
4位:トッテナム 5500万ポンド(約88億円)
5位:チェルシー 5400万ポンド(約86億4000万円)
6位:リバプール 5400万ポンド(約86億4000万円)
いちばん分配額が少なかったのは、プレミアリーグ最下位だったQPRですが、それでも彼らは62億円を受け取っています。これらは昨季の数字なので、今季以降の契約で跳ね上がった分を加味して同じロジックで分配されるとすると、最下位でも100億近い収益がある、ということになります。すごいですね、プレミアリーグ!ちなみにJリーグは、年間総額で50億円くらいだそうです。クラブにとって、いかにテレビ局が大事かがおわかりいただけましたでしょうか。もうひとついえば、これはあくまでもプレミアリーグと国内カップ戦なので、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグの分は別腹です。おそらく、トップクラブになると、テレビ放映権料総額は200億近くになるのではないでしょうか。
さて、これをベースに他国を見渡すと、イタリアやドイツはともかく、スペインの2強は別格です。バルセロナもレアル・マドリードも、年間放映権料を180億円受け取っているといわれており、マンチェスター・ユナイテッドもこれにはかないません。プレミアリーグやセリエA、ブンデスリーガはリーグの一括契約、一括管理で運営されているのに対し、スペインはクラブ個別の契約になっているのです。スペインが「2強1中17弱」となっている元凶はこういったシステムにあり、リーガ・エスパニョーラ全体の繁栄の足かせにもなっています。選手の価格が高騰している現状では、スペインはこれを変えないと、リーグそのものの崩壊を招いてしまうかもしれません。
この記事の数字は「フットボールチャンネル」の斎藤史隆氏の記事を参考に書かせていただきましたが、私が放映権料の全体像を具体的に知ったのは2~3年前です。これもあって、ときどきコメント欄などで「タイトなスケジュールを緩和するためには、キャピタルワンカップ廃止もあるのでは?」などと話をふられると、「いやー、それはどうすかねぇ~」と、まるでプレミアリーグ運営側の傀儡のごとく、のらりくらりモードになってしまうのですね。キャピタルワンカップが放映権料全体の3%を占めていると仮定して試算すると、観戦料等も含めれば、マイケル・キャリックひとり分をまるっと諦める、ぐらいのインパクトがあるようです(あくまでも私の怪しげな”ざっくり試算”ですが)。そうはいっても昨今の過密スケジュールはいかがなものか、とは思いますので、当面しばらくは、遠くから明るく「何とかしませんかねー」とつぶやくぐらいにしておきましょうか。
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記事の主旨とは少し話が逸れますが気になったので少し。
リーガの下位クラブは決して弱くはないです。
最下位独走中のベティスもELではベスト16まで勝ち上がってます。
無名でも優秀なスペイン人選手がたくさんいますし、戦術的にも非常に優れたリーグだと思いますよ。
格差があまりにも大きい過ぎる為に、順位表だけ見ると歯ごたえのないリーグに見えてしまいますけどね。
ビルバオはたぶんトットナムより強いよ
ビジャレアルも
プレミア大好き!さん(パックさん、でしょうか?)>
スペインは総じて選手のクオリティが高いので、他国と横比較すると強い、というのはおっしゃるとおりだと思います。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグに出てくる3位以下のクラブは、みんないいサッカーしますよね。
私が気にしているのは、リーグがコンペティティブではなく、プレミアリーグと比べると優勝争いのおもしろさがないことと、財政的に厳しいクラブが多いことです。言い換えれば、「現状、問題を抱えていてもあれだけいい選手がいて、いいサッカーをやっているのだから、プレミアリーグやブンデスリーガのように整備がなされていたら手がつけられなくなっていた」ということですね。
以前にマンチェスター・ユナイテッドがアスレチックビルバオにボロボロにされたときに、スペインの底力を実感しました。こちら⇒http://plmania.side-story.net/champions-league2013-14/035
セビージャがEL連覇し、マラガやビジャレアルがもっと元気だった2006-2011あたりのほうが中堅チームの迫力はあったように感じますが、現在はプレミアリーグの上位も強さという意味では頭打ちになっているので、トッテナムやマンチェスター・ユナイテッド、エヴァートンは、ビジャレアルやRSサンセバスチャンあたりにはかなりやられそうですね。
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フォルランの年俸が六億だとどこかの記事で見た気がします。上の記事からするとセレッソ大丈夫かなと心配になりました(。>д<)金額的にはエバートンがメッシを買ったくらいの大博打になるのでしょうか??
ちくちくさん>
違約金だけで300億を超えるメッシは、エヴァートンは手が出ないでしょうね。「アーセナルがメッシを獲得」ぐらいのインパクトではないでしょうか。推測ですが、セレッソの場合は、スポンサーのヤンマーさんの資金と意向が入っているのではないでしょうか。これを活用して彼らが海外で売上拡大ができると踏んでいるのであれば、特段問題なさそうです。現在のJリーグは経営についてのチェックが厳しいので、創設時のような無謀な出資はしていないと思われます。