イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグ4位は彼らだ!チャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグ出場権の行方【後篇】

「プレミアリーグもいよいよ最終章!チャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグ出場権の行方【前篇】」から続きます。さて、エヴァートンのがんばりと、トッテナムの追い込みがポイントとなりそうなプレミアリーグ4位争いですが、結論からいえば、私の見立ては「4位エヴァートン、5位トッテナム、6位アーセナル、7位マンチェスター・ユナイテッド」です。最後にモノをいうのは、「気持ちの強さ、コンディション、修羅場の経験」だと思います。アーセナルで気になるのは、例年強気を崩さないヴェンゲル監督に弱気なコメントが目立ち、今季は初めて揺れているように見受けられること。そして、調子のいい選手がサニャとチェンバレン以外に見当たらないことです。主力や若手に、ワールドカップに向けてアピールしたいという当落線上の選手が少ないのもマイナスですね。カソルラ、ジルー、ヴェルマーレンらは、そういうがんばり方をしてもおかしくないポジションにいると思われますが、強い気持ちよりもコンディションの悪さのほうが目につきます。

一方、厳しいバトルの経験値ではアーセナルに劣るエヴァートンは、上位との対決にプレッシャーは感じないのではないでしょうか。アーセナルに完勝した今の彼らは、自信たっぷりです。若手が多く、失うものもなく、「何が何でもチャンピオンズリーグへ行かねば」というプレッシャーよりも、プレミアリーグの上位に対して自分たちがどこまでやれるか、というチャレンジャー精神のほうが強いように感じます。トッテナムは、エリクセンとアデバヨル、アーロン・レノンが好調。軸がしっかりしており、ハリー・ケインやシャドリ、ベンタレブ、シグルズソンなど「残るにしてもチームを出るにしても、来季に向けて実績を積んでおきたい」選手が多そうなのが強みです。最終ラインにキリケシュが戻ってきたのも好材料ですね。ウエストハム、ハル・シティ、ノーウィッチと、今季トップ10以外に対しては3回しか取りこぼしていない彼らの5連勝は、ありえない話ではないとみます。

マンチェスター・ユナイテッドは、いずれにしても上にコケてもらわないことにはチャンスがありません。好材料があるとすれば、明日のチャンピオンズリーグ、バイエルン・ミュンヘン戦の後、20日のエヴァートン戦までプレミアリーグの試合がなく、コンディション調整がしやすいこと。この間、ライバルのエヴァートンは2試合戦わないといけません。まずは、この試合に勝って4位を引きずりおろし、アーセナルやトッテナムにもプレッシャーをかけられるかどうかが最初の関門です。

とまあ、フラットに見立てればこうなりますが、願望をいえば、上記の順位をそのままひっくり返していただいて結構です。マンチェスター・ユナイテッドが上に行きさえすれば、ほかはご随意にどうぞ、ですね。とはいえ、悲願の優勝という夢を追い続けていたアーセナルが落ちる姿を見たくないという気持ちと、今季のプレミアリーグで成長を遂げ、素晴らしいサッカーを見せてくれたエヴァートンには欧州で戦ってほしいという願いはあります。さあ、どうなるでしょうか、ラストスパート。プレミアリーグ2013-14シーズンは、泣いても笑っても残り1ヵ月です。

たびたび恐縮ですが、「読んでおもしろかった」と思っていただいた方だけで結構ですので、少しお時間あれば、下のブログランキングのバナーをクリックしていただければ!あれこれ調べ物して書いた後は、これがいちばんうれしいです。ぜひ、よろしくお願いします!!

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“プレミアリーグ4位は彼らだ!チャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグ出場権の行方【後篇】” への4件のフィードバック

  1. せお より:

    更新おつかれさまです。

    ラムジーも戻ってきたしエジルもコシェルニーももうすぐ戻ってくるのでどうにかCL権フィニッシュして欲しいです。

  2. londres nord より:

    こんにちは。
    ELは罰ゲームとファガーソンが言っていましたが、CLに出場出来ないガナーズは想像出来ません。今季上位チームに勝った試合は、3バック模索中だったレッズとスパーズのみ、勝負に弱すぎます。強かった時のガナーズはCMFにヴィエラやGシウバ、エドゥ、プティ、グリマンディとCBもできる屈強な選手がいました。
    今のガナのCMFは小粒過ぎます。ドラクスラーを獲りに行く資金があるなら、ギンダーとグスタヴォを獲ってほしいです。

  3. makoto より:

    個人的には4アーセナル5エヴァートン6ユナイテッド7トッテナムですね。
    アーセナルはなんだかんだでCL権は獲得するでしょう。
    そういうチームですから笑
    レッズファンなのでマージーサイド勢がCL出場となれば嬉しいですが…
    ぜひシティからポイントを奪って頂きたい!
    トッテナムはアウェイでストーク、ウエストハムと難敵が残っていますし厳しいでしょうね。
    最近復調気味に見えるユナイテッドがトッテナムは抜くと思われます。

    —–
    更新お疲れ様です

    一昨シーズンのチェルシー同様、
    リーグではEL圏外に沈んだマンチェスターUが何かの間違いで(失礼) CL優勝、前年度覇者として来季の出場権確保…という展開も、今夜の試合次第では可能性ゼロではないですよね

    —–
    せおさん londres nordさん いっぱさん>
    私も心情的には「アーセナル4位キープ」で着地してほしいです。londres nordさんがおっしゃるとおり、今のアーセナルはセンターMFへのテコ入れが必要ですね。今、振り返れば、ファン・ペルシよりも、ソングの移籍が痛かったように思います。ダヴィド・ルイス、ハビ・ガルシア、キャリックと、プレミアリーグの他クラブには「CBもこなせるセンターMF」がいます。ユーティリティに欠けるので、人数の割にやりくりが窮屈になる面もありうか、と。

  4. makoto より:

    釜元杉山さん>
    いいですねぇ…。で、モイーズ監督、優勝をおみやげに勇退、と(笑)。

コメントを残す