イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

データ分析と調査で判明!?「過半数のイギリス人がリヴァプール優勝の瞬間を待っている!」

イギリス紙「ガーディアン」が行った「今季のプレミアリーグではどこに優勝してほしいか」のアンケートによると、リヴァプールの支持が57%と半数を超え、マンチェスター・シティの31%を上回っているそうです。これは、ニュートラルなプレミアリーグファンにとって、今季のリヴァプールがいかに魅力的かを反映した数字であり、「自分が応援するクラブ以外ならリヴァプールに勝ってほしい」と思わせるだけの訴求力が彼らにあるという証明でもあります。

かれこれ30年、マンチェスター・ユナイテッドを応援し続けている私にとっては、リヴァプールはずっと「目の上のタンコブ」であり、罵声を浴びせるべき存在だったのですが、今季は彼らにタイトルを獲ってほしいと思っています。スアレス、スタリッジ、ヘンダーソン、ジェラードといった数人のスペシャルな選手たちが、資金力があり「勝って当然」のマンチェスター・シティやチェルシーを打ち破る姿は、見ていて爽快です(われわれもまた、勝って当然なクラブのひとつですが、今季は一度も競り合っていないので除外しました。悔しい…)。

違う見方をすれば、1980年代にはヨーロッパ全体でも屈指の強豪だったリヴァプールは、ライバルチームのサポーターである私もそうであるように、長きにわたってイギリス人にとって特別な存在であり続けたのでしょう。冒頭に掲載したグラフは、2004年から現在までに、プレミアリーグのどのチームがインターネット上で多く検索されてきたかを指数化したもの(掲載はアメリカのスポーツサイト「FiveThirtyEight」:数値の元はグーグルトレンドによる)。平均的なクラブを「1.00」としたときに、それぞれのチームの検索回数がどのくらいになるのかを数値で表しています。

この記事のタイトルは「The Distribution of Fandom in Pro Leagues(プロリーグのファン分布)」ですが、元の数字はあくまでも「ポジティブかネガティブか関係なく検索された回数」のようなので、ニュアンスとしては「関心度」でしょう。これを見て感じるのは、ひとつはリヴァプールに対するプレミアリーグファンの関心の高さ。1位のマンチェスター・ユナイテッドと比べてスタジアムが大きいわけでもなく、マーケティングに多大な投資をしたわけでもない彼らがトップに迫る数字を出しているのは驚きです。そしてもうひとつは、ここ数年で強くなったマンチェスター・シティがトッテナムを上回っていること。直近3年だけで数字を採れば、彼らはチェルシーに劣らないレベルまで、注目度が上がっているのではないでしょうか。

いずれにしても、プレミアリーグ上位の常連であるマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルや、近年強くなったチェルシー、マンチェスター・シティの数字が高いのは当たり前として、ここ4年間、1度も5位に入っていないリヴァプールがこれだけ気にされているのはすごいことだと思います。もしかしたら、日本にいるわれわれが想像できないくらい多くのイギリス人が、24年間沈黙を続けたレッズのリーグ制覇の瞬間を心待ちにしているのかもしれません。

リヴァプールがプレミアリーグを制し、アーセナルがFAカップを獲ったら…。サポーターはもちろん、プレミアリーグを見続けてきたファンにとっても、2013-14シーズンは忘れられない1年になるでしょうね!私にとっては、違う理由で忘れられない1年になりそうですが…悔しい。

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“データ分析と調査で判明!?「過半数のイギリス人がリヴァプール優勝の瞬間を待っている!」” への4件のフィードバック

  1. トーレス下さい。あ、赤い方ね より:

    管理人さんは以前シュクルテルの能力・資質について懐疑的でしたが、今はどうでしょうか。
    彼がコンパニやケーヒルらプレミアトップクラスのCBと比べて劣っているでしょうか。限界でしょうか。
    むしろどんどん完璧なCBに近づいているように思います。リバプールが優勝したらベストイレブン有力候補ですよね。

    以下引用
    「シュクルテルは、プラスマイナスでいえば、プレミアリーグ上位との対決ではマイナスのほうが大きくなってしまうと思います。マンチェスター・シティやチェルシーなど、スピードのある選手やドリブラーがいるクラブと戦うとやられそうですね。プレミアリーグのCBとFWの駆け引きレベルが年々上がってきているなか、彼はそろそろ潮時なのかな、と思ったりします。」
    「シュクルテルは、出場試合数がいちばん多いので「がんばってる感」はありますが、ポジションや行く・行かないの判断などでポカが多い印象ですね…。2点以上奪われた試合のすべてに名を連ねていて、クリーンシートの半分にしか出場していない、というのは、彼が個人的にはハードマークできていても、連携やポジション等で実はミスがあることの傍証のような気がします。あくまで、印象ですが。」

  2. makoto より:

    シュクルテルは、今季はよかったと思います。昨季までは、私のなかではコンパニとは比べるべくもない選手で、スランプに陥ったヴェルマーレンより下という評価。ローマに放出という話がありましたが、「さもありなん」でしたね。今季開幕前も、サコやコロ・トゥレのほうがいいんじゃないかと思ってましたが、ヴェルマーレンを完全にベンチ要員に落としたメルテザッカーと並んで、評価を上げたDFのひとりです。

    リヴァプールが優勝しなくても、ベストイレブン候補ではあると思います。私のファーストチョイスはガリー・ケーヒルですが、テリー、ジャギエルカ、ディスタン、先日のミスはあってもやはりコンパニ、あるいはデヤン・ロブレンといったところがライバルでしょう。

  3. チェルシー より:

    更新お疲れさまです

    チェルシーは相変わらずヒール役ですね
    まあチェルシーもモウリーニョもヒールの方が似合ってるんでいいですが(笑)

    プレミアファンとしてはライバルでもリヴァプールの復活は嬉しいです
    この時期まで3チームで優勝争いはすごく面白いですが、やっぱりプレミアと言えばユナイテッドですから来季には復活したユナイテッドも含めて優勝争いできればもっと盛り上がりそうですね

  4. makoto より:

    チェルシーさん>
    来季はぜひ、参加したいものです。今季、リヴァプールが優勝したら、それなりに補強しないと来季の彼らは厳しくなるでしょうね。試合数がいきなり増えますから。

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