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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

本日、会議開催!「プレミアリーグ2019-20シーズンは6月30日までに終了」の現実性と是非。

その会議は、本日開催される予定です。「Premier League clubs to discuss a possible 30 June deadline to the season(プレミアリーグのいくつかのクラブは、シーズンのデッドラインを6月30日にする可能性について議論する)」と題した記事を配信したのは「BBC」。すべてのクラブが参加するオフィシャルな場ではありませんが、再開のタイミングが見えていないプレミアリーグ2019-20シーズンについて、6月末を最終日とした際のさまざまなレギュレーションについて協議が行われるようです。

シーズン終了が7月以降にずれ込む可能性を認識しているFIFAは、契約満了となる選手たちを短期間だけ拘束できる特例措置を検討しているのですが、複数のプレミアリーグのクラブがこれを嫌っているとのこと。FIFAの発令があったとしても、法的な拘束力がないため、多くのクラブが選手を失うか、あるいはプラスアルファのコストをかけて引き留める格好となります。チェルシーはウィリアンを手離す可能性があり、スパーズのフェルトンゲンは7月からのゲームに出場しないかもしれません。リヴァプールのシャツはニューバランスからナイキに変わり、ニューカッスルとワトフォードのキットサプライヤーも刷新されます。

「どこかで待ち切れなくなるが、6月30日がそのポイントだとは思わない」と語るのは、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンのオーナーであるトニー・ブルームさんです。「選手との契約があるので、6月30日以降にプレイしてもらうのが難しいのはわかっているけど、特殊な状況に置かれているなかで、あらゆるオプションを検討する必要があるだろう」。プレミアリーグのクラブが重視している最大のテーマは選手との契約ですが、「シーズンの終わらせ方と昇降格決定」というやっかいな問題も存在します。

2019-20シーズンの残り試合を最後まで消化できなかった場合、成立とするのか、無効とするのか。「34節まで実施したのに無効」といった中途半端な幕切れは、どのクラブも認められないでしょう。チャンピオンシップでTOP2のリーズとWBAは、現状の順位で確定となれば昇格する権利があり、シーズン放棄という案には与しないはずです。来季のプレミアリーグは22チームか?そうなると、イングランドフットボールリーグに軋みが生じます。誰もが納得する着地は「6月30日までに全日程を終了する」しかなく、オプションを採用すれば、どこかがアンフェアな決定を呑み込むことになります。

以上が、「BBC」のレポートの概要です。「選手たちの奮闘とサポーターが支払ってきたチケット代をムダにしないためにも、一度始めたシーズンは全試合を消化すべきである」と考える私としては、「1~2ヵ月の短期契約延長をするか、6月で契約を打ち切るかは選手とクラブの話し合いによって決める」という形でいいのではないかと思います。トランスファーマーケットを、9月いっぱいまで(あるいは思い切って1月まで)延長とすれば、実現可能に思えるのですが、いかがでしょうか。リヴァプールの歓喜、TOP4争い、残留バトル、得点王争奪レースを最後まで見届けたくて…。


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