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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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プレミアリーグ再開に向けてアーセナル・ブライトン・ウェストハムがトレーニング開始!


プレミアリーグ2019-20シーズンの再開に期待を抱かせる大きなステップ
です。あくまでも「個人のフィットネスのため」ですが、アーセナル、ウェストハム、ブライトンが選手たちのためにグラウンドを開放しました。「デイリー・メール」は、アーセナルのトレーニング施設があるロンドンのコロニーを空撮。月曜日に顔を見せたのは、ダヴィド・ルイス、エミリアーノ・マルティネス、アレクサンドル・ラカゼット、エクトル・ベジェリン、パブロ・マリでした。屋内施設は使用禁止。10面あるピッチで一度にトレーニングする選手を5人に絞り、ひとりに1面が割り当てられる孤独な再始動。ロックダウンされた街で、ソーシャルディスタンシングを前提に体を動かす厳戒態勢です。

航空写真と動画に、3人の選手が同時に映ることはありません。エミリオ・マルティネスのコンバーチブルの赤いコルベットが引き上げると、ダヴィド・ルイスが登場。メルセデスで乗り込んだラカゼットも、もちろん誰とも会話を交わさず、ジャンパー姿でイアホンを着けたパブロ・マリがコロニーに入った際には、エクトル・ベジェリンは接触を避けてクルマの中にいました。同じ日に個別トレーニングを再開したハマーズとブライトンも、ガナーズと変わらないセットアップ。チェルシーとトッテナムも、彼らに続こうとしているようです。

「BBC」によると、プレミアリーグ再開へのロードマップは以下の流れとなっています。5月上旬に、イギリス政府がロックダウン緩和を検討。「NHS(国民保健サービス)が対応できる」「日々の死亡率の持続的な低下」「感染率が管理可能なレベルに低下」「検査とPPE(医療用の防護服)が将来の需要に対応可能」「調整可能な体制構築による2回めのピークのリスクがないこと」といった5つのテスト項目をクリアすれば、プレミアリーグは再開に向かって走り出します。早いクラブは5月9日にチームとしてのトレーニング開始。遅くとも18日には、すべてのクラブが練習をスタートさせている見通しです。再開のXデーは6月8日。7月末までの6~7週間で、38節までのすべての試合が消化されます。

FA、EFL、政府と連携を取って動いているプレミアリーグは、金曜日に全クラブの代表者が集まるテレビ会議を実施します。ここで検討されるのは、リスタートのオプションについて。残り試合はすべて無観客となる予定で、無料で視聴できるゲームも用意されると報じられていますが、現在はどのスタジアムで開催するのかが決まっていません。いくつかの会場で行われるのか、ニュートラルか。これが決まれば、全体のスケジュールが具体化されるはずです。

国のムードを高めるための施策のひとつとして、政府はプレミアリーグに期待しており、安全さえ確認されれば許可が下りるのは間違いありません。オランダとベルギーがシーズンを中止する一方で、ドイツは5月中旬までに開催準備が整うといわれており、イタリアも5月18日にはトレーニングが再開される見通しです。プレミアリーグも、1ヵ月半後に戻ってくるかもしれない…アーセナルの選手が映し出される練習動画を、しばし見入ってしまいます。世界を覆う黒い雲が消え去り、スタジアムで選手たちが躊躇することなく、激しいボディコンタクトを続けられる日が来ることを願ってやみません。


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