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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

新スタジアム建設中のトッテナムが、2017-18シーズンの本拠地をウェンブリー移転で合意!

プレミアリーグ初優勝を遂げたレスターのほうは、ラニエリ監督をはじめ、ヴァーディ、岡崎慎司ら選手たちからクラブの歴史、オーナー、ファンサービスまで、すべてが今週に入ってから素晴らしくなったかのように、ほめちぎられていますが、2位のトッテナムは若干踏んだり蹴ったりです。その多くは身からサビといいますか、自ら撒いたタネなのですが、デル・アリがWBA戦の暴力行為を咎められてプレミアリーグ3試合出場停止となり、今季終了。チェルシー戦でジエゴ・コスタとやり合い、目つぶしを喰らわせたデンベレには、プレミアリーグ出場停止6試合という重いペナルティがいい渡され、来季のスタートは9月からになりそうです。イギリスメディア「スカイスポーツ」は、ジェイミー・レドナップ氏の「Tottenham must finish above Arsenal」という記事を掲載しており、「この先、ライバルに抜かれないようにしましょう」と下を見るように促しています。

ポチェッティーノ監督の素晴らしいチームづくりの下、45年ぶりにイングランドのトップリーグ制覇に届くところまで躍進したチームにも、しかるべきリスペクトや盛り上がる話があってもいいのにと思いますが、レスター祭りが一段落して冷静にシーズンを振り返る時期がくるまでは、仕方がないでしょう。ハリー・ケインにはマンチェスター・ユナイテッドが興味を示しているという噂があり、スパーズ大好きなレアル・マドリードがデル・アリを欲しがっているともいわれています。まずはプレミアリーグでは自己ベストとなる今の順位を守り、その後は主力選手の流出を阻止しなければなりません。

「守らねば」系の話が多いなか、ひとつおもしろいニュースが舞い込んできました。「BBC」によると、新スタジアム建設を進めているトッテナムは、プレミアリーグ2017-18シーズンの本拠地をウェンブリーにするという話で合意寸前に漕ぎ付けているとのこと。FAのクレッグ・ダイクさんが「長い道のりを抜けた」と発言しているぐらいなので、間もなく正式発表があるでしょう。ホワイト・ハート・レーンのすぐ近くに建設している6万1000人収容の新スタジアムは、2018-19シーズンのこけら落としを予定しており、それまでの2年でチャンピオンズリーグの常連になれれば、年間で4億ユーロ以上の収入があるアーセナルやチェルシーと肩を並べる規模のクラブになる可能性が高まります。新スタジアムオープンの前年に、9万人規模のスタジアムを使えるとなれば、経営陣にとっては朗報でしょう。ノースロンドンのサポーターたちは、「遠すぎる」「違和感がある」と、困惑するのかもしれませんが…。

4月末には、ポチェッティーノ監督自ら、2021年までの5年契約に口頭合意と発表したトッテナム。経営的にもチーム強化においても、長期的な計画をもって進めようとレヴィ会長と合意しているからこそ、若き指揮官はクラブとプロジェクトを愛しているといい切るのでしょう。今の主力選手たちが成長を遂げた2年後のトッテナムが、チャンピオンズリーグをウェンブリーで戦うとなれば、現地で観てみたいと思います。少し気の早い話ではありますが。

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“新スタジアム建設中のトッテナムが、2017-18シーズンの本拠地をウェンブリー移転で合意!” への6件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    今季は思わぬビッグチャンスが舞い込んで来た為に、ファンも当初の希望(Top4)など何処へやら、優勝を逃してガックリしていました。が、スパーズは発展途上のクラブであり、そのステップは極めて順調だという事を言わねばならないと考えます。
    今スパーズが進もうとしているステップは、「トップ4を伺うクラブ」から「安定してCLに出場するクラブ」です。これは現行のスカッド、あとは補強にもよりますが、上手く進んでいると思います。更に次のステップ「優勝争いをするクラブ」へ行くには、新スタジアムが馴染んできた頃でも良いでしょう。
    僕個人がスパーズファンだという事もありますが、クラブの前途は明るいと考えます。今季のように優勝争いの中心を演じるシーズンは4,5年以内にもう一度や二度来てもおかしくないはずです。

  2. スパーズ推し より:

    久しぶりにスパーズに明るい話題が出てホッとしています(笑)
    少しずつクラブとしてステップアップしていってほしいです

    違う話にはなってしまいますが、最近のプレミアの雰囲気に対してスタン・コリモアという方のコラム
    そして、ポチェがコメントをしましたね
    最後の試合の内容が不味かっただけに、あまり全うに受け止められておらず非常に残念ですが
    言っていることは正しいと思うのですが、どうでしょうかね?

  3. ぐなりんぐ より:

    ウェンブリーを本拠地で使うってアリなんですかね…
    私はアーセナルファンですが、トッテナムがライバルクラブという事を考慮しなくても、複雑な心境です。
    そもそも、ラグビーの試合で使用する時もあんなに荒れたのに、今度の件は問題ないのでしょうか。

  4. coys より:

    アーセナルも何年かウェンブリーをホームスタジアムとして使っていたことがありましたね。
    違和感はありますが、前例もあるし現地サポーターには案外すんなり受け入れられるかもしれませんね
    アンフィールドとまでは言いませんが、チームを後押しするよい雰囲気になるといいなと思います。

  5. 60361 より:

    アーセナルが旧ウェンブリーを使用していたのは、キャパの問題でハイバリー時代の一時期のCLのみかと。ウェンブリーで試合ができると、対戦相手だけでなく、相手サポもモチベーションがスゴく、あまり良い思い出はありません。。。

  6. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん>
    明るいですよね。来季もさらに若手が出てくるでしょう。トム・キャロルとプリチャードに期待しています。

    スパーズ推しさん>
    正しいと思います。私も、セスクの発言にツッコミを入れたりしましたが、両者と対戦を残しているチームの選手は、ああいったコメントをすべきではないですよね。

    ぐなりんぐさん>
    代替案がうまくない、という「消極的OK」なのかもしれませんね。

    coysさん 60361さん>
    この話は、60361さんのご意見が当たるような気がしてまして。経営的にはいいのですが、スパーズとしてはえらくがんばるアウェイチームに難儀するのではないか、と。

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