2020.06.06 移籍ニュース2020-21移籍ニュース
ヴェルナーとチェルシーが移籍合意!現地メディアが指摘する「リヴァプール、失敗の理由」。
「Chelsea agree deal with RB Leipzig forward」。イギリスメディア「BBC」が短い見出しで伝え、「スカイスポーツ」も原則合意といい切っています。プレミアリーグ参入を熱望しているといわれていたティモ・ヴェルナーが選んだクラブは、チェルシーのようです。「BBC」が、ライプツィヒとヴェルナーの間で締結しているバイアウト条項を5400万ポンド(約75億円)と報じている一方で、「スカイスポーツ」は4950万ポンド(約69億円)。「リヴァプールは、ヴェルナーに興味がない」と表現している「BBC」に対して、「スカイスポーツ」は「リヴァプールは長期戦に持ち込めると信じていた。バイアウト条項が切れるのを待てば、もっといい条件で交渉できるのではないかと考え、静観していた」と伝えています。
チェルシーとヴェルナーが週給20万ポンド(約2780万円)で合意に至ったなら、ライプツィヒに契約解除金を払ってメディカルチェックを行えば、手続き完了。ユルゲン・クロップと直接コンタクトを取っており、レッズと相思相愛といわれていたストライカーは、なぜ翻意したのでしょうか。「BBC」よりも具体的な情報が多い「スカイスポーツ」を信じて、彼らのもうひとつのレポート「Why Liverpool move did not happen ahead of Chelsea switch(リヴァプールの移籍劇が、チェルシーにスイッチする前に起こらなかったのはなぜか)」にも目を通しておきましょう。
チェルシーが横取りに成功したというニュースに触れて、気になることが2点あります。ひとつは、「レッズは諦めたのか、しくじったのか」。そしてもうひとつは、「ヴェルナーはなぜ心変わりしたのか」です。「スカイスポーツ」の記事の論旨は、「プレミアリーグの首位チームは諦めたわけではなく、チェルシーの速攻の威力を見誤ってしまった」。レッズが長期戦でいけると踏んでいたのは、ヴェルナーとのホットラインは切れないという自信があったからですが、カヴェ・ソルヘコル記者は、彼らの最大のネックは自身のなかにあったと指摘しています。
「リヴァプールがヴェルナーを欲しがっていたのは公然の秘密」「プレミアリーグに行きたがっていたヴェルナーは、クロップ監督のフットボールをリスペクトしていた」「クロップとヴェルナーは今年の初めに電話で話しており、彼はレッズに行きたがっていた」。ソルヘコルさんは、「コロナウイルスによるパンデミックが起こるまでは、カードにはリヴァプールに移籍と書かれていた」と記しています。ならばなぜ、ブンデスリーガ29試合25ゴールのストライカーは翻意したのか?記事の結論からいえば、「レッズには、世界最高の3トップが存在したから」です。
モー・サラー、ボビー・フィルミーノ、サディオ・マネ。「スカイスポーツ」の記者は、ヴェルナーのなかに芽生えた不安について「レギュラーとしてプレイできる保証がなかった」と記述しています。クロップ監督は、アンフィールドで成功すると囁きながらも、ポジションについては留保するのみ。片やライバルのチェルシーは、既にツィエクを獲得してはいるものの、ウィリアンの退団が決まっており、「3トップの左」という明快な答えがありました。
「マッチデーとテレビ放映権収入の損失、コマーシャル収入の価値低下とプレシーズンツアーのキャンセルによって、リヴァプールは必ずしもレギュラーを保証しないプレーヤーに5000万ポンドを費やす立場ではなくなってしまった」「ブンデスリーガの再開後もゴールを量産するヴェルナーを狙うクラブはたくさんあり、シーズン通算31ゴールのストライカーの交渉引き延ばしは危険な戦略だった」
ツィエク、タミー・アブラハム、ヴェルナーを前線に並べるというチェルシーの構想にリアリティが感じられたのでしょう。件の記事は「1年前に補強禁止処分を喰らっていたクラブには、使える金があった」としていますが、10代を2人獲っただけだったリヴァプールも資金を捻出できたはずです。メディアによって紹介している数字やニュアンスに違いはあれど、2014年1月にモー・サラーを強奪されたクラブが、手の内に入れていたワールドクラスを取り逃がしてしまったのは間違いないようです。
チェルシーとヴェルナーが週給20万ポンド(約2780万円)で合意に至ったなら、ライプツィヒに契約解除金を払ってメディカルチェックを行えば、手続き完了。ユルゲン・クロップと直接コンタクトを取っており、レッズと相思相愛といわれていたストライカーは、なぜ翻意したのでしょうか。「BBC」よりも具体的な情報が多い「スカイスポーツ」を信じて、彼らのもうひとつのレポート「Why Liverpool move did not happen ahead of Chelsea switch(リヴァプールの移籍劇が、チェルシーにスイッチする前に起こらなかったのはなぜか)」にも目を通しておきましょう。
チェルシーが横取りに成功したというニュースに触れて、気になることが2点あります。ひとつは、「レッズは諦めたのか、しくじったのか」。そしてもうひとつは、「ヴェルナーはなぜ心変わりしたのか」です。「スカイスポーツ」の記事の論旨は、「プレミアリーグの首位チームは諦めたわけではなく、チェルシーの速攻の威力を見誤ってしまった」。レッズが長期戦でいけると踏んでいたのは、ヴェルナーとのホットラインは切れないという自信があったからですが、カヴェ・ソルヘコル記者は、彼らの最大のネックは自身のなかにあったと指摘しています。
「リヴァプールがヴェルナーを欲しがっていたのは公然の秘密」「プレミアリーグに行きたがっていたヴェルナーは、クロップ監督のフットボールをリスペクトしていた」「クロップとヴェルナーは今年の初めに電話で話しており、彼はレッズに行きたがっていた」。ソルヘコルさんは、「コロナウイルスによるパンデミックが起こるまでは、カードにはリヴァプールに移籍と書かれていた」と記しています。ならばなぜ、ブンデスリーガ29試合25ゴールのストライカーは翻意したのか?記事の結論からいえば、「レッズには、世界最高の3トップが存在したから」です。
モー・サラー、ボビー・フィルミーノ、サディオ・マネ。「スカイスポーツ」の記者は、ヴェルナーのなかに芽生えた不安について「レギュラーとしてプレイできる保証がなかった」と記述しています。クロップ監督は、アンフィールドで成功すると囁きながらも、ポジションについては留保するのみ。片やライバルのチェルシーは、既にツィエクを獲得してはいるものの、ウィリアンの退団が決まっており、「3トップの左」という明快な答えがありました。
「マッチデーとテレビ放映権収入の損失、コマーシャル収入の価値低下とプレシーズンツアーのキャンセルによって、リヴァプールは必ずしもレギュラーを保証しないプレーヤーに5000万ポンドを費やす立場ではなくなってしまった」「ブンデスリーガの再開後もゴールを量産するヴェルナーを狙うクラブはたくさんあり、シーズン通算31ゴールのストライカーの交渉引き延ばしは危険な戦略だった」
ツィエク、タミー・アブラハム、ヴェルナーを前線に並べるというチェルシーの構想にリアリティが感じられたのでしょう。件の記事は「1年前に補強禁止処分を喰らっていたクラブには、使える金があった」としていますが、10代を2人獲っただけだったリヴァプールも資金を捻出できたはずです。メディアによって紹介している数字やニュアンスに違いはあれど、2014年1月にモー・サラーを強奪されたクラブが、手の内に入れていたワールドクラスを取り逃がしてしまったのは間違いないようです。
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ショック!!
チェルシーのスカッドが気になります
WGでは、ウィリアン、ペドロが移籍したとしても、ツィエク、ヴェルナー、オドイ、プリシック…
オドイとプリシックには期待しているので、サブに回して、出ていく事になったら悲しい