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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

トーマス・パーティーは高すぎる!? 「ESPN」が「アーセナルがポルトのアンカーに注目」と報道!

「BBC」の公式サイトのプレミアリーグカテゴリーには、最新ニュースのヘッドラインが18本並んでいるのですが、昨日の朝は上位14本がすべてリヴァプールという30年に1度のサマフェス状態が繰り広げられていました。国語数学英語理科社会の総合点で高校の入試を行い、三角食べを推奨し続けてきたバランス重視の国の住民には考えられない悪魔の仕業です。

熱狂から48時間が経過し、恐る恐るサイトを見てみると、マンチェスター・ユナイテッドのFAカップやウルヴスのプレミアリーグのレポートが掲載されています。そりゃそうですよね。スクショ取っとけばよかったと後悔しつつ、まだ9本もあるじゃねえかと悪態をつきつつ、TOP4争いや降格回避、国内カップのトロフィーといった次の興味に移りつつある現地メディアに安堵するのであります。

リヴァプールのプレミアリーグ制覇にテンション爆上がりのTOPページの裏側で、ゴシップのコーナーは通常運転です。「リヴァプールが数日中にカリドゥ・クリバリと契約する予定」…7200万ポンドがそんなに簡単に決まるか!? 「マンチェスター・ユナイテッドがジェイドン・サンチョ獲得を諦めることを拒否」…サンチョだサンチョじゃないやっぱサンチョだって、ミルクボーイか⁉ ビッグネームの怪しい移籍話に快調にツッコミを入れながら、ふと立ち止まったのはアーセナルのアンカー獲得に関するお話です。

「トランスファー・ウインドウでダニーロ・ペレイラを注視している」と見出しを立てたのは「ESPN」。5000万ユーロの契約解除金が必要なトーマス・パーティー獲得を断念する可能性があるというニュースは、「ザ・サン」「メトロ」「Goal.com」も後追いで配信しています。アーセナルは、2015-16シーズンの冬のマーケットでも、ポルトガル代表のアンカーを獲ろうとしていると報じられていました。9月で29歳になるベテランは、守備力、パスワーク、成熟、リーダーシップというアルテタ監督が求める条件に符合する存在ではあります。

ポルトとの契約が2022年まで残っているといわれるダニーロ・ペレイラには、トーマス・パーティーを上回る6000万ユーロ(約72億円)のバイアウト条項があると伝えられていますが、「ESPN」によると、コロナウイルス蔓延のダメージが大きいクラブは2000万ユーロ(約24億円)でも放出する可能性があるとのこと。FFPのルールを遵守するためには、主力の換金化が必須という話は、セリエA方面からもよく聞こえてくるリアルな放出理由です。母国を離れるラストチャンスとなりそうなご本人は、プレミアリーグチャレンジを前向きに検討しているようで、週給4万8000ポンド(約635万円)からさほど積まなくても合意に至ると目されています。

188cm83kgという恵まれた体躯は、いかにもプレミアリーグ向き。ユーロ2016とUEFAネーションズカップ制覇という代表での経験値も、今のアーセナルには魅力的に映るでしょう。アトレティコ・マドリードのアンカーよりもお金をかけずに獲れるのであれば、スペインと交渉することなく、こちらに専念するかもしれません。前述の記事は、シーズンの終わりが見えてくるタイミングで、代理人に声をかける見通しとレポートしています。余剰戦力の売却に目処が立ったというニュースが、ポルトの中盤を仕切るテクニシャン獲得のゴーサインと受け取ればいいのではないでしょうか。ポジティブな続報に期待しましょう。(ダニーロ・ペレイラ 写真著作者/Илья Хохлов)


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“トーマス・パーティーは高すぎる!? 「ESPN」が「アーセナルがポルトのアンカーに注目」と報道!” への1件のコメント

  1. ぺろ吉 より:

    更新お疲れ様です。

    ビルドアップがうまく行くのならいい補強となりそうですよね!

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