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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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本人はロンドン最優先!? アーセナルがウィリアンに3年契約でオファー!

左サイドはサカ、オーバメヤン、マルティネッリ、右はニコラ・ペペとネルソン、ウィロック、真ん中はラカゼットとエンケティア。メスト・エジルに過大な期待を抱けず、トーマス・パーティー獲得のためにラカゼット売却が必要だとすれば、オーバメヤンを中央に戻すことになり、左右のウイングは明らかに手薄です。フィリペ・コウチーニョのレンタルが実現し、左サイドを強化できたとしても、ニコラ・ペペのオプションは…。ネルソンとウィロックは育てるべき選手であり、頼る存在ではないでしょう。

3-4-3で戦ってきたアルテタ監督は、ティアニーを攻撃で活かせる4-3-3に戻したいのではないかと思われます。右はベジェリン、CBはウィリアム・サリバとパブロ・マリ。アンカーには何としても獲りたいトーマス・パーティー、その脇にはダニ・セバージョスとジャカですが、獲得できればフィリペ・コウチーニョを左に配したくなります。メスト・エジルが活躍できるとすれば、右のインサイドかウイングですが、守備のタスクをこなせなければ、居場所はなくなります。インサイドには、運動量豊富な選手を置きたいところです。ニコラ・ペペのオプションとしても中盤の右でも機能するウィリアンに、3年契約のオファーを出しているという話には納得感があります。

2019-20シーズンのプレミアリーグで36試合9ゴール7アシスト、公式戦トータルで47試合11ゴール9アシスト。衰えを感じさせないプレイを披露したウィリアンが、チェルシーが再度試みた2年契約のオファーを拒否したと報じた「ガーディアン」は、本人の最優先ターゲットはアーセナルとレポートしています。彼の代理人を務めるキア・ジョーラブチアン氏が、「プレミアリーグが2つ、ヨーロッパが2つ、あとはMLS」とオファーの出どころを公表しているのですが、噂になっているバルサよりもロンドンに残れるクラブのほうがいいようです。3年契約でオファーしているアーセナルは、ヨーロッパリーグ出場権を確保しており、出場機会が激減するリスクもなさそうです。

2013年からプレミアリーグでプレイし、公式戦339試合63ゴール62アシストという数字を残しているベテランウインガーの経験値は、ウィロック、ネルソン、サカ、マルティネッリといった若い選手にもプラスに作用するのではないでしょうか。ウクライナプレミアリーグを4回、イングランドのプレミアリーグを2回制覇し、UEFAカップとヨーロッパリーグでも優勝している百戦錬磨をフリーエージェントで手に入れられるチャンスは、そうそう訪れるものではありません。

トーマス・パーティーとコウチーニョを獲得するなら、7000万ポンドを超える資金が必要となり、余剰戦力の売却に成功しても、プラスマイナスゼロにするのは至難の業です。アーセナルで戦いたいといってくれているのなら、迷わず買いだと思います。ヴェンゲル監督時代には、意中の選手の取り逃しが多かったアーセナルは、アルテタ監督が納得するスカッドで新しいシーズンを迎えることができるでしょうか。トランスファーマーケットにおいても、ベジェリン、ニコラ・ペペ、オーバメヤンとつながったあの速攻のような鮮やかな立ち回りを期待しています。


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“本人はロンドン最優先!? アーセナルがウィリアンに3年契約でオファー!” への1件のコメント

  1. n より:

    一貫してチェルシーの前進に強力な推進力を与えてくれました。キャリアハイとも思える彼がアーセナルにいくのは、、、残念でなりません。ベテランに対するチームの方針もわかりますし、なんとか2年契約で来季も、、、というのはファンの総意ではないでしょうか。

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