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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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次の一手はCBかアンカー…「スカイスポーツ」がアーセナルの補強プランをアナライズ!

「Arsenal’s transfer plans analysed」。戦力やスタッツの分析に定評がある「スカイスポーツ」が、プレミアリーグでTOP4返り咲きをめざすアーセナルの補強プランについてレポートしています。昨季プレミアリーグで22ゴールを決めたピエール=エメリク・オーバメヤンの契約延長は確実視されており、「契約内容の詳細を確認中」「本人がチームに戻り次第、発表される」「今週中にアナウンスあり」など、どのメディアを見てもトーンはほとんど変わりません。「スカイスポーツニュース」でレポーターを務めるダルメシュ・シェスさんのアナライズも、彼を中心としたチームづくりを前提に進められています。

ジャカとムスタフィを獲得した2016年は8800万ポンド。夏にラカゼット、冬にオーバメヤンとミキを引き入れた2017-18シーズンは1億1400万ポンド。スヴェン・ミスリンタートが辣腕を振るった2018年の夏は、ベルント・レノ、ルーカス・トレイラ、グエンドゥジといったお買い得案件を決めまくって7000万ポンド。ニコラ・ぺぺにクラブレコードの7200万ポンドを費やした2019年は、1億3800万ポンドのビッグサマーでした。アルテタ監督の下で戦う2020-21シーズンのスタートは、過去5年のなかでも最高の補強となりそうな予感が漂っています。

ローン移籍のセドリク・ソアレスとパブロ・マリを完全移籍にスイッチした後、フリーエージェントでウィリアンをゲット。ダルメシュ・シェスさんは、「ダニ・セバージョスは、レアル・マドリードとアーセナルが結ぶ新たなローン移籍の契約にサインする見通し」としています。即戦力4人を手に入れるための移籍金は、パブロ・マリの買い取りオプションを行使した際にフラメンゴに払った800万ポンドのみ。「スカイスポーツニュース」のレポーターは、アーセナルはさらに2人の獲得をめざしていると伝えています。

ひとりめは、以前から報じられているトーマス・パーティー。4750万ポンドのバイアウト条項をクリアするためには、何人かの主力を手離して資金を用意しなければなりません。ユーヴェが興味を示しているラカゼットと、放出必至のグエンドゥジで6000万ポンドを工面できれば、アトレティコ・マドリードのアンカーを引き入れることができそうです。もうひとりは、リールのCBガブリエウ・マガリャンイス。エヴァートンとナポリも狙っているといわれる22歳のブラジル人は、昨季のリーグアンで「敵陣へのパス成功数255本(リーグ1位)」「前に出したパス578本(2位)」という数字を残しており、ビルドアップのぎこちなさを解決してくれる存在と見做されています。

パブロ・マリに続くレフティの入団が決まれば、パパスタソプーロスとムスタフィは出場機会を得られるクラブを探さなければなりません。ウィリアム・サリバ、ホールディング、ダヴィド・ルイス、パブロ・マリ、ガブリエウ・マガリャンイス…「3バックを続けますよ」と宣言しているようなスカッドですが、いかがでしょうか。シェスさんは、「ヘンリク・ムヒタリアン、モハメド・エルネニー、ルーカス・トレイラ、エインズリー・メートランド=ナイルズ、セアド・コラシナツを売りさばいて、ラカゼットを残すかもしれないが、ひと夏のトランスファーウインドウでこれだけ大きなターンアラウンドを成功させるのは難しい」と添えています。

「スカイスポーツ」のアナライズに沿って、来季の基本フォーメーションを記してみましょう。GKレノ、DFウィリアム・サリバ、パブロ・マリ、ガブリエウ・マガリャンイス、WBベジェリン、ティアニー、MFダニ・セバージョス、トーマス・パーティー、FWザハ…失礼。もとい、ニコラ・ペペ、オーバメヤン、ウィリアン。この形が実現して、収支が黒字だったらクラブは大満足でしょう。アルテタ&エドゥのスーパーイリュージョンショーを堪能させていただければと思います。楽しみですね。


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