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長期離脱とチーム降格で安売り必至!? マン・ユナイテッドにデヴィッド・ブルックス…ありですね!

最終ラインを仕切っていたナタン・アケは、4100万ポンドでマンチェスター・シティ。22歳の守護神アーロン・ラムズデールは、1850万ポンドで古巣のシェフィールド・ユナイテッド。プレミアリーグから降格したボーンマスが、続々と主力を失っています。次にドレッシングルームを出ていくのは、GKと同じシェフィールド・ユナイテッドのユースチームで頭角を現したアタッカーでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドのターゲットと報じられているデヴィッド・ブルックス。2018-19シーズンのプレミアリーグで30試合7ゴール5アシストというスタッツを残し、ビッグクラブの注目を集めたヤングスターです。

プレミアリーグ残留を果たせなかった責任を取って、クラブを離れたエディ・ハウの最大の誤算は、デヴィッド・ブルックスの長期離脱でしょう。足首を痛めて10ヵ月を棒に振ったトップ下が戻ってきたのは、6月に開催された30節のクリスタル・パレス戦でした。試合勘が戻らなかった23歳のMFは、前シーズンのプレイが嘘のようにパスやドリブルの切れ味を欠き、9試合1ゴールという不本意な数字でシーズンを終えました。マンチェスター・ユナイテッドのターゲットと報じたいくつかのメディアが「ジェイドン・サンチョを獲得できなかった際の代役」と伝えておりますが、「マンチェスター・イブニング・ニュース」のマーカス・バンクス記者の表現のほうが的確でしょう。

「ブルーノ・フェルナンデスが歌わなくなると、ファイナルサードのクオリティが落ちるのは明らかだ。ブルックスは、フェルナンデスが苦労しているとき、あるいは欠場したときに、クリエイティブなひらめきを提供する可能性がある。スールシャールは、プレミアリーグの試合だらけのスケジュールに直面している。チャンピオンズリーグにも参加するユナイテッドに、キープレーヤーを休ませる機会を創ってくれるのではないか」

ジェイドン・サンチョ獲得の成否に関わらず、ブルーノ・フェルナンデスのバックアッパーは必要というわけです。そういわれると、「ウェールズ代表は1年以上にわたって獲得を検討されているものの、ボーンマスの4000万ポンドという評価に応じることには消極的」という記述にも納得です。「ザ・サン」も、「マンチェスター・ユナイテッドは、選手が去りたいといえばボーンマスは邪魔をしないと確認できたらサインしようと考えている」と、高額の駆け引きや複雑な交渉を回避する意向を伝えています。

5000万ポンドを軽く上回るジェームズ・マディソンやジャック・グリーリッシュをベンチに置くわけにはいきませんが、23歳のアタッカーを3000万ポンド前後で獲れるならポジティブと考えているのでしょう。意外性のあるパスを出せるレフティがブレイクしたら、出番が減るのはグリーンウッドではなく、マタ、リンガード、アンドレアス・ペレイラです。彼らにブルーノ・フェルナンデスのポジションはまかせられない、ゆえにレギュラーを固定せざるをえなかったというなら、CLに返り咲いたタイミングで見切って、デヴィッド・ブルックスやキャントウェル、ハーヴィー・バーンズのような活きのいい若手に賭けてみてもいいのではないかと思います。

アレクシス・サンチェス、スモーンズ、中盤の余剰戦力を売りさばいて、ジェイドン・サンチョ、グリーリッシュ、クリバリなど、要所にワールドクラスを入れてほしいと考えていたのですが、自らの負傷とチームの降格で値崩れ必至のMFはおもしろいかもしれませんね。ロンドン勢とマンチェスター・シティが着々と補強を進めているなか、プレミアリーグ2020-21シーズン開幕まで3週間となっても、沈黙を守っているのが気になっていたところです。キャプテン逮捕という残念な知らせを払拭するテンション高めの新戦力の発表を期待しています。


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