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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグ初参戦、決定間近!チアゴ・シウヴァはチェルシーの守備を変えられるのか?

「パリ・サンジェルマンでの最後の試合だった。クラブの決定は、受け入れないとね。ここで過ごした8年はとてもハッピーだった。いつも全力を尽くしてきた。でも、今は別のチームを探さなければならない。どこに行っても、幸せになれるだろう。CL優勝を夢見ていたので、こういった形で去るのは残念だ」

バイエルン・ミュンヘンとのファイナルで1-0と惜敗した後、チアゴ・シウヴァはパリを離れると明言しました。フィオレンティーナ入団の噂を否定したCBは、プレミアリーグ参入のほうには言及していません。「チェルシー移籍に近づいている」と報じたのは「ガーディアン」。近日中にサインすると断定的に語る「ESPN」と「スカイスポーツ」は、前者が2年契約、後者は1年と契約の内容が異なっています。いずれにしても、チェルシーがポールポジションに立っているのは間違いないようです。

レヴァークーゼンのカイ・ハヴェルツの争奪戦について、「チェルシーがパリ・サンジェルマン、レアルマドリード、バルセロナを撃破」「プレミアリーグ開幕前に契約に漕ぎ着けることができそう」と書いた「スカイスポーツ」は、ベテランCBの獲得を「ハキム・ツィエク、ティモ・ヴェルナーに続く3番めのサイン」と表現。「ESPN」のレポートも、「リスボンからパリに戻った直後、月曜日にフランク・ランパードと話す」と具体的で、両者は既に合意済みと受け取ってよさそうです。

プレミアリーグ54失点のクラブにしてみれば、リーグアンを7回制覇したリーダーは、最終ラインの立て直しにうってつけの存在です。リスボンでレヴァンドフスキにゴールを許さず、35歳という年齢を感じさせなかったチアゴ・シウヴァは、体を張ってストライカーを押さえ込むだけでなく、若い選手たちのプレイの質を高めてくれるでしょう。

「スカイスポーツ」のベン・グラウンズ記者は、「4人のCBのうち、誰かが去るかもしれない」「フィカヨ・トモリはレンヌにローン移籍となる可能性がある」としながら、残ったCBに対しては豊富な経験を提供してくれるとコメント。先週獲得したばかりの「次世代のヴィルジル」、U-19オランダ代表CBハビエル・ムブヤンバの潜在能力を開花させてくれるはずと期待を寄せています。

チアゴ・シウヴァ獲得という話に触れて、興味深いのは、アーセナルとチェルシーが真逆の動きを取っていることです。1年前にベテランCBダヴィド・ルイスを獲得したガナーズは、ウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスという若い力を加えて失点を減らそうとしています。対するチェルシーは、フィカヨ・トモリやクリステンセンといった生え抜きの若手に限界を感じ、極上の経験値を注入しようとしています。

ベテランを先に押さえ、ヤングスターを加えたガナーズと、若手にチャレンジさせた後、ベテランを取ろうとしているブルーズ。どちらも、「パリでプレイした30代のブラジル人のリーダーシップ」を活かそうとしていますが、48失点と54失点はそれぞれどこまで改善するのでしょうか。まずは、チェルシーのディールの続報を待ちましょう。ロンドン勢の逆襲が楽しみです。


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