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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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マン・シティは払えるのか?ついに退団を志願したメッシの移籍が実現する2大条件!

メッシ、メッシ、メッシ。世界中のメディアが、「バルセロナの10番がトランスファーリクエストを提出した」と報じています。かねてからクラブに不満があったと伝えられていたレジェンドに火を着けたのは、バイエルン戦の8-2の惨敗か、ベテランに対する戦力外通告か。選手たちと溝があったといわれるキケ・セティエン監督の解任後、指揮を執ることになったロナルド・クーマンは、スアレス、ビダル、ラキティッチ、ウムティティに戦力外通告を行ったといわれています。不満を溜めたエースを獲得するために必要な契約解除金とサラリーを払う算段ができるクラブは、プレミアリーグかリーグアンにしかないと目されているようです。

いや、マンチェスター・シティにアブダビから資金が注入されたとしても、バイアウト条項に記載された7億ユーロ(約882億円)と年間5000万ユーロ(約63億円)のサラリーの支払いは、FFPが許さないでしょう。「ESPN」によると、プレミアリーグ王者奪還とビッグイヤーをめざすクラブは、「メッシの獲得コストが下がった場合に、ルールに抵触せずに獲得できるかを検証している」とのこと。金融のエキスパートにヒアリングを行ったメディアは、「コロナウイルスによるパンデミックがクラブのアカウントに与えた影響を考慮すると、現時点でメッシの動きに対応できるクラブは存在しない」と、否定的な見方を示しています。

ライバルクラブの堅守を類まれなるドリブルで斬り崩してきたテクニシャンは、絶対的に不利な現状を打開できるのでしょうか。「スカイスポーツ」の番組で、アクロバティックな移籍劇が成立する条件について語ったのは、スペインサッカーに精通するグレアム・ハンターさんです。「契約と法律は、彼を支持しないかもしれない」と前置きしたジャーナリストは、メッシとバルサの間に存在するリリース条項が、道を切り開くための入り口になる可能性があると指摘しています。

「彼らが最後に結んだ契約には、”自由に脱獄できる条項”がある。メッシが移籍金なしでクラブを出たかったら、5月に通告しなければならなかった(6月10日が期限だったという報道あり)。一方、ネイマールの大失敗を振り返れば、この条項が加えられたのだから、バルサは釘を刺すべきだった。誤解したか、ただ動かなかっただけか、このクラブの”あるある”だけど」

「メッシと関係者は、長きに渡って失敗し続けたクラブからパラシュートで降下する準備ができていた。この条項を使えるタイミングは終わっているのだけど、彼らは変則的なシーズンだったと主張するつもりだろう。シーズンが延長されたのだから、8月の宣言は通常の5月と同じ意味を持つというはずだ」

来年の会長選挙で勝ちたいジョセップ・マリア・バルトメウは、揉めるのも手離すのも避けるべく、のらりくらりと逃げ切ろうとするともいわれています。解決策があるとすれば、「獲得したいクラブが、バルサの会長の顔が立つ額を補償金として支払う」「メッシが、大幅なサラリー減額を呑む」という2点を成立させることでしょう。それができそうなのは、マン・シティ、パリ…。

チャンピオンズリーグをともに制したペップ・グアルディオラと、同郷のセルヒオ・アグエロがいるクラブこそ、偉大なタレントの終の棲家にふさわしいのではないかとは思います。メッシですか。メッシですよね…。プレミアリーグで観てみたいという好奇心が半分。デブライネ、メッシ、アグエロ、スターリングなどという「FIFA21」みたいなジョークは勘弁してくださいという恐怖心が半分です。


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“マン・シティは払えるのか?ついに退団を志願したメッシの移籍が実現する2大条件!” への1件のコメント

  1. グーナーです より:

    元々サッカーを好きになったのが2010年頃。
    その入口は間違いなくメッシでした。
    アーセナルファンとなった今となっては彼の活躍はCLくらいでしか観なくなりましたが、それでも僕をサッカー好きにしてくれた張本人の一人です。
    そのうえで改めて言いますが………どうかパリに行ってください!!
    これ以上アーセナルに不安要素を持ち込まないでください。。。

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