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サンチョに最後のオファー、ウパメカノは…⁉ マンチェスター・ユナイテッドの補強最新トピックス!

「来週、ジェイドン・サンチョに9000万ポンドでオファー」。アヤックスからファン・デ・ベークを引き入れただけだったマンチェスター・ユナイテッドに、ビッグディールを仕掛けるという噂が流れています。「ミラー」によると、プレミアリーグのクラブが用意したプランは、移籍金7500万ポンド(約101億円)とアドオン1500万ポンド(約20億円)。ドルトムントが掲げている1億800万ポンド(約145億円)とは乖離がありますが、経営ボードは「コロナウイルスの蔓延により多くのクラブの財政が逼迫しており、満足できるオファーのはず」と考えていると伝えています。

双方の思惑のギャップは、3000万ポンド以上。ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOのこれまでの発言をそのまま受け取ると、オファーは却下となります。マンチェスター・ユナイテッドは、どうしてもほしかった右ウイングを獲りにいくのではなく、「獲れないことを確認しにいく」のではないでしょうか。デッドラインデーまで残り10日。2019-20シーズンの公式戦44試合20ゴール20アシストのワールドクラスを諦め、他のアタッカーにターゲットを変えるなら、そろそろ白黒をつけなければなりません。

ブンデスリーガの獲得候補のなかで、よりリアリティがあるのは、ライプツィヒのフランス代表CBダヨ・ウパメカノです。ジェイドン・サンチョと同様に、夏に契約を延長したばかりの選手ですが、「デイリー・スター」は、プレミアリーグ参入の可能性はなくなっていないとレポート。彼らの主張の根拠は、ライプツィヒが後継者候補の獲得を進めていることです。移籍金1700万ポンド(約22億9000万円)で合意に至ったと報じられたのは、ディナモ・ザグレブのクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオル。2019年10月にトップチームデビューを果たしたばかりの18歳は、バイエルンも狙っていたといわれる逸材です。

「今はライプツィヒに集中している」と明言しているウパメカノは、「いくつかのクラブとディスカッションした」「フットボールの世界は何が起こるかわからない」と微妙なコメントも残しています。1年後に発動するバイアウト条項は3700万ポンドといわれているので、ジェイドン・サンチョの1/3程度のお値段で獲得できそうです。クリスタル・パレスとのプレミアリーグ開幕戦で、3失点すべてに絡んだリンデロフのポジションは、ウイングや左SBと同様に重要な補強ポイントです。スモーンズやロホに売却の目処が立てば、昨季プレミアリーグで3位のクラブは、21歳の有望株を押さえにいくのではないかと思われます。

サンチョの代わりとなるアタッカーとCBを獲得し、左SBにアヤックスのニコラ・タリアフィコかポルトのアレックス・テレスを充てられれば、マンチェスター・ユナイテッドの補強は終了でしょう。ファン・デ・ベークを入れて最多で4人、最少は…⁉会計上の理由で、第1四半期が終わる9月30日までは契約を結ばないとなると、相当タイトなスケジュールです。パンデミックの影響で財政厳しき折、CBの売却とウパメカノ獲得が実現すれば、他は断念となってもやむなしでしょう。ライバルが景気よく戦力増強を図っているなか、もうひとつでいいので朗報を期待したいと思います。


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“サンチョに最後のオファー、ウパメカノは…⁉ マンチェスター・ユナイテッドの補強最新トピックス!” への2件のフィードバック

  1. 玄関開けたらパットライス より:

    コメント失礼致します。
    ここ最近のマンチェスターユナイテッド関連の記事で、何度か続けてスモーリングをスモーンズと表記しているのが気になって投稿しました。
    いつも楽しく拝読しております。偉そうに指摘してすみませんでした!

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