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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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エジルとジャカはどうなる!? 現地メディアが「アーセナルはエリクセン獲得をめざす」と報道!

クリスティアン・エリクセンのセリエAチャレンジは、失敗に終わったようです。インテルのジュゼッペ・マロッタCEOが、冬の放出リストに入っていると明言。「チームに馴染んでいない。機能していない」「出場機会を得られる場にいく機会を与えるのは、フェアなこと」と、アントニオ・コンテ監督の構想外であることを認めています。セリエA25試合で2ゴール2アシストは、プレミアリーグで226試合51ゴール62アシストという数字を残したプレーメイカーにふさわしいスタッツではありません。

「夢見ていた状況ではない」と苦境を嘆いていたエリクセン自身も、「今は自分のフットボールに集中しているけれど、冬のトランスファーマーケットが開いたら、何かが起きるかもしれない。どうなるか、見てみよう」と1月の移籍を示唆しています。「ガゼッタ・デロ・スポルト」「ザ・サン」「フットボール・ロンドン」は、プレミアリーグ復帰が本命と報道。トップランナーと目されているのは、得点力不足に悩むアーセナルです。フセム・アワールを諦めていないといわれるクラブは、より安価に獲得できる28歳のMFに傾くと見られています。

「コリエーロ・デロ・スポルト」は、ビッグディールを敢行する余裕がないアーセナルとの交渉について、「グラニト・ジャカやダニ・セバージョスとのスワップか、買取オプション付きのレンタルになる可能性がある」と伝えています。誰かを差し出すなら、レアル・マドリードを絡ませないと成立しないダニ・セバージョスよりも、1年前にも移籍が取り沙汰されたジャカのほうが現実的でしょう。エルネニー、トーマス・パーティー、ダニ・セバージョス、メートランド=ナイルズでセンターをまわせばOK。カラム・チャンバースはCBよりも中盤のほうが活かせるかもしれません。

エリクセン獲得は、メスト・エジルとの訣別を意味します。両者を比較すると、4つ年下のデンマーク代表のほうが、ミケル・アルテタ監督が求める人物像に近いのではないでしょうか。プレミアリーグで10ゴールを2回、2ケタアシストを4回記録しているエリクセンは、得点力、プレースキック、守備力で上回っています。ポチェッティーノ時代は、カウンターとなれば必ずゴール前に上がってきており、アルテタが要求する高いインテンシティも問題なし。ミドルシュートをケアしなければならないMFが加われば、オーバメヤンやラカゼットがマークを外すシーンが増えるのではないでしょうか。

懸念があるとすれば、2019-20シーズンの開幕から公式戦66試合7ゴール6アシストと、結果を出した試合が減っていることぐらいです。元スパーズというプロフィールに目をつぶれば、今のガナーズにうってつけの人材といえるのではないかと思います。エジルを呼び戻すのか、エリクセンに賭けるのか。10番がトップフォームに戻り、アルテタのコンセプトを体現するプレイができるなら、冬のマーケットをスルーしてもいいのですが…。プレミアリーグ15位からの巻き返しをめざすクラブの決断に注目しましょう。


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