2021.01.07 移籍ニュース2020-21移籍ニュース
現地メディアは「契約合意」と報道!メスト・エジルの移籍先はフェネルバフチェ!?
「フットボールロンドン」のアーセナル特派員、クリス・ウィートリーさんの記事が配信されたのは、1月5日の夜でした。MLSのDCユナイテッドが、プレミアリーグの登録から外れていたメスト・エジルに魅力的なオファーを提示し、交渉に入ったとのこと。高額のサラリーに加えて、エジルが展開する2つのブランドに対するサポートが約束される野心的なプランです。アパレルブランド「M10」の全米展開と、アウディフィールドスタジアムにおける「39ステップコーヒー」の店舗オープン。移籍という業界用語より、コラボレーションという表現のほうがはまりそうな提案です。
プレミアリーグ184試合33ゴール54アシストのプレイメーカーに素晴らしいパスワークを披露してもらいながら、ワシントンの顔として立体的にアピールしていくというプランは、経営者エジルにとって無視できなかったのではないでしょうか。一時は15位に低迷するというクラブの不振によって、ファーストチーム復帰が囁かれた時期がありましたが、ひとまわり年下のエミール・スミス・ロウの活躍によって掻き消された感があります。アルテタ監督は、夏に実現できなかった主力の放出が最優先課題と語っており、エジルをピッチに戻す気がないのは明白でした。
プレミアリーグNo.1の週給35万ポンド(約4900万円)を受け取りながら、目標のないトレーニングを続ける日々は、彼にとって不本意だったはずです。それでも動こうとしなかったのは、クラブとロンドンへの愛着を振り切れるオファーがなかったからでしょう。ノースロンドンでくすぶっていた32歳の希望に目いっぱい応えようとする大胆なアプローチは、渡りに船という言葉がぴったりです。
エジルのエージェントであるドクター・エルクト・ソグトは、2018年のウェイン・ルーニーのDCユナイテッド移籍に関わっており、クラブ幹部のサム・ポーター氏と密接な関係を築き上げていました。「MSLのクラブは最有力候補」と書かれた記事に、説得力を感じた読者は少なくなかったのではないでしょうか。ところが…!
ロンドン発の記事が読者のデジタルデバイスに届いた9時間後、エジルのアメリカ行きをあっさり否定するレポートが配信されました。「32歳のメスト・エジルは、MLSのDCユナイテッドからのアプローチを断り、トルコのクラブであるフェネルバフチェとの3年半の契約にサインしようとしている」と書いたのは、「ミラー」でアーセナル関連の記事を数多く執筆しているジェイク・ポルデン記者です。記事によると、トルコの放送局「NTVSpo」が「契約合意に至った」と報じており、契約の細部を詰める交渉は完了する見通しだそうです。
エジルのTwitterとInstagramには、「Istanbul」「throwback」のハッシュタグとともに現地撮影の画像が掲載されています。情熱的なトルコのファンに支えられて、フットボーラーとしてのキャリアを全うできるというロマンが、ビジネスの後押しというメリットを上回ったのでしょうか。3年半の契約が終わると、35歳。シュペル・リグで8シーズンぶりの優勝をめざす名門こそが、アスリートとしての終の棲家にふさわしいと思い定めたのかもしれません。
いよいよ、別れの時が来たようです。あの鮮やかなラストパスをもう一度見たかったという思いよりも、最も価値が高いはずの選手がプレミアリーグから除外されている状況から、ようやく解放されるという安堵のほうを強く感じています。2015-16シーズンに、プレミアリーグレコードにあとひとつに迫る19アシスト、その後の5シーズンで21アシスト。アーセン・ヴェンゲルが今も指揮を執っていたら、彼の足跡はまったく違うものになっていたのではないかと思います。
プレミアリーグ184試合33ゴール54アシストのプレイメーカーに素晴らしいパスワークを披露してもらいながら、ワシントンの顔として立体的にアピールしていくというプランは、経営者エジルにとって無視できなかったのではないでしょうか。一時は15位に低迷するというクラブの不振によって、ファーストチーム復帰が囁かれた時期がありましたが、ひとまわり年下のエミール・スミス・ロウの活躍によって掻き消された感があります。アルテタ監督は、夏に実現できなかった主力の放出が最優先課題と語っており、エジルをピッチに戻す気がないのは明白でした。
プレミアリーグNo.1の週給35万ポンド(約4900万円)を受け取りながら、目標のないトレーニングを続ける日々は、彼にとって不本意だったはずです。それでも動こうとしなかったのは、クラブとロンドンへの愛着を振り切れるオファーがなかったからでしょう。ノースロンドンでくすぶっていた32歳の希望に目いっぱい応えようとする大胆なアプローチは、渡りに船という言葉がぴったりです。
エジルのエージェントであるドクター・エルクト・ソグトは、2018年のウェイン・ルーニーのDCユナイテッド移籍に関わっており、クラブ幹部のサム・ポーター氏と密接な関係を築き上げていました。「MSLのクラブは最有力候補」と書かれた記事に、説得力を感じた読者は少なくなかったのではないでしょうか。ところが…!
ロンドン発の記事が読者のデジタルデバイスに届いた9時間後、エジルのアメリカ行きをあっさり否定するレポートが配信されました。「32歳のメスト・エジルは、MLSのDCユナイテッドからのアプローチを断り、トルコのクラブであるフェネルバフチェとの3年半の契約にサインしようとしている」と書いたのは、「ミラー」でアーセナル関連の記事を数多く執筆しているジェイク・ポルデン記者です。記事によると、トルコの放送局「NTVSpo」が「契約合意に至った」と報じており、契約の細部を詰める交渉は完了する見通しだそうです。
エジルのTwitterとInstagramには、「Istanbul」「throwback」のハッシュタグとともに現地撮影の画像が掲載されています。情熱的なトルコのファンに支えられて、フットボーラーとしてのキャリアを全うできるというロマンが、ビジネスの後押しというメリットを上回ったのでしょうか。3年半の契約が終わると、35歳。シュペル・リグで8シーズンぶりの優勝をめざす名門こそが、アスリートとしての終の棲家にふさわしいと思い定めたのかもしれません。
いよいよ、別れの時が来たようです。あの鮮やかなラストパスをもう一度見たかったという思いよりも、最も価値が高いはずの選手がプレミアリーグから除外されている状況から、ようやく解放されるという安堵のほうを強く感じています。2015-16シーズンに、プレミアリーグレコードにあとひとつに迫る19アシスト、その後の5シーズンで21アシスト。アーセン・ヴェンゲルが今も指揮を執っていたら、彼の足跡はまったく違うものになっていたのではないかと思います。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
(何故か画像がエジルでなくハメスになっているようです。。)
エジルのファンになってから10年たちます。
南アフリカW杯で惚れ込んでから「今一番好きな選手は?」と聞かれたら「エジル」と答え続けてきました。10年。
彼がマドリーにいる時も、アーセナルから登録外の時にあっても。
こういうことを言うと老害だと言われそうで怖いのですが、ここ5年くらいのアーセナルで一番楽しかった時期は「コシェルニー、ラムジー、カソルラ、エジル、サンチェス、ジルー」が一度に集まったくらいのシーズンです。
今となっては誰もピッチに残っていません。
ああ楽しかった。
これからもアーセナルのファンであり続けるだろうし、あの時以上に楽しいチームが出来ることを願っています。
それでもやはり、僕はエジルのいるアーセナルが大好きだった。
いつかエミレーツに遊びにきてほしいですね。
楽しい日々をありがとう、エジル。