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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「カントナを思い出させる存在感」…マンチェスター・ユナイテッドOBが新エースを絶賛!

「マンチェスター・ユナイテッドのキャプテンであるかのように話す。リーダーとして、勝利を求める人間であるかのように話す。特別な選手だと思う。10年、15年でマンチェスター・ユナイテッドにやってきた選手が大勢いるけど、これほど短期間で大きなインパクトを残した選手はいないだろう。ルーニー、カントナ。彼らは同等の影響力を持っていたかもしれない」(ガリー・ネヴィル)

「エリックはあらゆることを成しえた。どうしても勝たなければならない時こそ、そうだった。われわれはヤツらに追いかけられ、多くのタイトルを勝ち取れていなかった。多くのゴールが必要とされていた。懸念が募り始め、やがてパニックになると、思うようにゲームを進められなくなり、どうすれば決められるのかわからなくなる。そんな時、彼は突如現れ、貴重なゴールを決めてくれる。フェルナンデスも同じだね。彼も貴重なゴールを決めている」(ポール・インス)

マンチェスター・ユナイテッドのOBたちは、彼が決定的な仕事をするたびに、かつてキングと呼ばれた男の独壇場を思い出しているようです。ブルーノ・フェルナンデスとエリック・カントナ。プレミアリーグが創設された1992-93シーズンにオールド・トラフォードにやってきたカリスマは、初年度から22試合9ゴールという数字を残し、マンチェスター・ユナイテッドを連覇に導きました。

18年後に名門に加わったポルトガル代表の最初のシーズンは、プレミアリーグ14試合8ゴール7アシスト。苦しい戦いを強いられていたチームを3位にジャンプアップさせたプレーメイカーは、2年めに入ると公式戦24試合15ゴール9アシスト、プレミアリーグ16試合11ゴール7アシストと数字を伸ばしています。

ポール・インスの言葉を紹介した「スカイスポーツ」は、「エリック・ザ・キング」の2シーズンめが終わったときのプレミアリーグのスタッツと、ブルーノのこれまでの記録を比較しています。レジェンドはプレミアリーグ56試合27ゴール23アシスト、現在のエースは30試合19ゴール14アシスト。ゴールかアシストをひとつ決めるのに98分かかっていたカントナに対して、ブルーノは76分で目に見える結果を出しています。

今季のマンチェスター・ユナイテッドの33ゴールのうち、18ゴールに絡んでいる18番のほうが、チームに及ぼす影響力は上といっていいでしょう。7アシストはハリー・ケイン(11)とデブライネ(8)に続くリーグ3位で、スルーパス8本はサラーと並んでリーグTOP。キーパス52本は、55本のジャック・グリーリッシュに次ぐ2位。シュート数51本は4位、オンターゲット22本は5位で、MFだけに絞ればいずれもNo.1です。

3試合連続で、ゴールもアシストもなかったことが1回もない極上のパフォーマンス。マンチェスター・ユナイテッドを首位に押し上げようとしているブルーノ・フェルナンデスは、1月に3つのビッグマッチを戦います。本日の夜は、カラバオカップ準決勝のマンチェスターダービー。プレミアリーグでは、17日にリヴァプールとの天王山があり、30日には復活をめざすアーセナルとのアウェイゲームを戦います。

エリック・カントナはプレミアリーグを4回制し、FAカップ2回、コミュニティシールド3回を合わせると9つのトロフィーを獲得しましたが、ブルーノ・フェルナンデスは肩を並べることができるでしょうか。まずは、ペップのリーグカップ4連覇ストップ。胸のすくようなゴールシーンを期待しています。


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