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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ブエンディアの次はウォード=プラウズ!? 上位進出をめざすアストン・ヴィラの積極補強に注目!

Aston Villa and Norwich City have reached an agreement for the transfer of Emiliano Buendia」。アストン・ヴィラの公式サイトがエミリアーノ・ブエンディア獲得で合意に至ったと発表しました。「スカイスポーツ」によると、移籍金はクラブレコードの3300万ポンド(約51億円)。アドオンを含めると、最大4000万ポンド(約62億円)になるビッグディールです。

チャンピオンシップ39試合15ゴール16アシスト、チャンスクリエイト122回とファイナルサードでのパス成功735本はリーグTOP。4-2-3-1なら2列めの右、4-3-3ならウイングとインサイドMFの両方をこなせる選手です。ジャック・グリーリッシュと逆のサイドでチャンスを創れるアタッカーの入団で、昨季プレミアリーグ9位の55ゴールは格段に増えるのではないでしょうか。アーセナルとの争奪戦に競り勝ったヴィラは、翌日には次なるターゲットにアプローチしていると報じられました。

ジェームズ・ウォード=プラウズ。サウサンプトンのキャプテンというより先に、プレミアリーグNo.1のFKスペシャリストと紹介するべきでしょうか。2020-21シーズンのプレミアリーグで38試合8ゴール7アシストという素晴らしいスタッツを残したMFは、4本のFKを直接ゲット。複数のFKを決めた唯一のプレーヤーは、クロス251本もアーノルド、ロバートソンに次ぐ3位にランクインしています。サウサンプトンのクロス本数は554本でリーグ18位。45.3%を占めるウォード=プラウズを抜かれたら、ハーゼンヒュットル監督は戦い方を見直さなければなりません。

「ガーディアン」によると、ヴィラのディーン・スミス監督は、少数のキーマンを早期に獲得して弱点をつぶそうとしているとのこと。セインツのキャプテンが加われば、右サイドの攻守が安定するはずです。最前線にプレミアリーグ14ゴールのオリー・ワトキンス、中盤にグリーリッシュ、マッギン、ウォード=プラウズ、ブエンディアが並び、アンカーにドゥグラス・ルイスの4-1-4-1が基本フォーメーションとなるのではないでしょうか。

中盤に厚みを持たせた後は、タイロン・ミングス、コンサ、マット・ターゲット、マッティ・キャッシュからひとり抜けるとクオリティが下がる最終ラインの強化が必要です。後方のポジションを持ち場とするインターナショナルクラスを2名獲得できれば、ディーン・スミス監督と選手たちの目線はTOP6に引き上がるでしょう。

いや、その前にウォード=プラウズを押さえなければなりません。「デイリー・メール」は、サウサンプトンはFKの名手に「Not for sale」というラベルを貼っていると伝えています。強行突破するためには、本人の心を動かすプランとそれなりのキャッシュが必要となります。92億ドルの資産を有し、「最も裕福なアラブ人」といわれるナセフ・サウィリスオーナーと、アメリカの富豪ウェス・エデンス氏がヴィラにどこまで投資するのかに注目しましょう。(ジェームズ・ウォード=プラウズ 写真著作者/Solent Creatives)


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