イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「リヴァプールが6月末までにオタヴィオを獲る可能性がある」…さすがにそれは!?

2018-19シーズンのリーガNOSで28試合3ゴール8アシスト、2019-20シーズンは31試合2ゴール10アシスト、昨季は26試合3ゴール8アシスト。プレミアリーグの王座奪還をめざすリヴァプールが、172cmと小柄のドリブラーを狙っているといわれています。ポルトのオタヴィオ。2014年にインテルナシオナルからやってきたブラジリアンは、3ヵ月前にポルトガルの市民権を得て、2025年までの新契約を結んだばかりです。

オタヴィオ獲得を報じているのは、ただでさえ怪しい「デイリー・スター」と「90min」で、「リヴァプールは明日までにサインする可能性がある」というファンタジックなお話です。ポルトとオタヴィオの契約書にはバイアウト条項があり、6月30日までなら3400万ポンド(約52億2000万円)で獲得可能。これが7月に入ると、5100万ポンド(約78億3000万円)に跳ね上がるそうです。

左右、中央と2列めならどこでもこなせるユーティリティーは、ユルゲン・クロップ監督とマイケル・エドワーズSDが気に入るポイントではあります。とはいえ、ポルトとの交渉が進んでいたとしても、6月末というスケジュールはあまりにもタイトです。これについては、「SportWitness」が「7月15日まで4000万ユーロで、その後6000万ユーロ」という説を唱えており、「交渉は順調で、時間があるためプレッシャーは少ない」と主張しています。

「デイリー・スター」が、「ローンで獲得したマルコ・グルイッチをポルトは残したがっており、オタヴィオ獲得の切り札になりえる」とする一方で、「SportWitness」は「グルイッチはポルトに行きたがっているが、クラブ間の合意はなく、オタヴィオの移籍との絡みもない」とスワップ説を否定。対立するメディアの記事の共通項は、ドリブラーのバイアウト条項の金額とリヴァプールの関心という2点です。

この話の結末にベットするなら、「6月30日も7月15日も、何事もなく過ぎる」に張りたくなりますが、ホントにレッズは動くのでしょうか。先日の「リヴァプールエコー」が「PSVアイントホーフェンのドニエル・マレンは2700万ポンド、レンヌのジェレミー・ドクが2000万ポンド」と報じていたのを思い出すと、26歳の攻撃的MFに3400万ポンドは割高に感じられます。

2つのストーリーのどちらかは、間違いなく記者の作文ということになりますが、いずれにしても「前線の選手を獲ろうとしているレッズが照会した」という程度に捉えておいたほうがよさそうですね。怪しいゴシップではありながらも取り上げたのは、「デイリー・スター」の真偽が24時間以内に判明するスピードくじ状態で、すぐに結果がわかるのが楽しそうだったからです。シャキリの去就がわからないのにオタヴィオを決めることはないと確信しておりますが、果たして…!?(オタヴィオ 写真著作者/Paulinho Menezes/Portal da Copa)


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す