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着地は7300万ポンド!マンチェスター・ユナイテッドがジェイドン・サンチョの移籍合意に到達!

「BBC」「スカイスポーツ」など現地メディアの記事に、7300万ポンド(約112億円)という数字が踊っています。ジェイドン・サンチョがマンチェスターに戻ってきます。U-17欧州選手権でMVPを獲得した後、2017年9月にドルトムントに移籍した際は1000万ポンド。4年の月日を経て、彼の価値は7倍以上に跳ね上がりました。

1年前、ドルトムントが譲らなかった移籍金は1億800万ポンド。粘り強く交渉を続けたマンチェスター・ユナイテッドは、50億円以上のディスカウントに成功したことになります。ユーロ2020に出場している本人とは既に合意済みで、メディカルチェックが終わればヤングスターのプレミアリーグ復帰が決まります。ドルトムントで公式戦137試合50ゴール57アシスト、ブンデスリーガ104試合38ゴール51アシスト。21歳の数字として、ケチのつけようがありませんが、ジェイドン・サンチョはプレミアリーグでも輝きを放つのでしょうか。

鳴り物入りの若きウインガーというと、6年前にアイントホーフェンからやってきた彼の苦闘を思い出してしまいます。メンフィス・デパイ、当時21歳。プレミアリーグにフィットできず、公式戦53試合7ゴールに終わったオランダ代表は、リヨン移籍後の5シーズンで178試合76ゴール58アシストと完全復調を遂げています。2019-20シーズンに公式戦44試合20ゴール20アシストという出色のスタッツを残したイングランド代表は、昨季も38試合16ゴール20アシストとチャンスメイクのセンスを誇示しており、6年前のデパイより完成度が高いタレントであるのは間違いありません。

「BBC」のサイモン・ストーン記者は、マンチェスター・ユナイテッドのアタッカー4人とジェイドン・サンチョを並べ、2017‐18シーズン以降のスタッツを比較しながら彼の強みをあぶり出しています。ゴール数はカバーニの87に遠く及ばない50発ですが、アシストは2位ラシュフォードの35を大きく引き離す57本。ビッグチャンスクリエイトは、ラシュフォードとマルシアルの38に対して65本と、こちらも別次元です。ニューフェイスによって右サイドを攻略する機会が増えれば、シュートの精度が高いグリーンウッドやカバーニのゴールシーンは飛躍的に増えるのではないでしょうか。

マンチェスター・ユナイテッドとサンチョの契約は、1年のオプション付きの5年契約といわれています。ハリー・マグワイアの8000万ポンドに次ぐイギリス人No.2の高額プレーヤーは、ドイツで築き上げた評判をさらに高めることができるでしょうか。ユーロ2020が終わるのは7月12日。発表まで2週間ですね。楽しみです。


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