イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ダカに続く2人めはブバカリ・スマレ。快調に補強を進めるレスターは、ベテランSBも獲得間近!

オーストリアブンデスリーガで28試合27ゴール7アシストと爆発したザルツブルグのエース、パトソン・ダカを2300万ポンドで獲得したレスターが快調に補強を進めています。昨日、獲得を発表したのはリールのU-21フランス代表MFブバカリ・スマレ。パリ・サンジェルマンをかわしてフランス王者になったクラブで、中盤センターをコントロールし続けた立役者です。プレミアリーグが支払った移籍金は1700万ポンド(約26億円)。レスターを選んだ理由を聞かれた22歳は、「野心的なクラブ。彼らの計画と、自分が求められていることを聞いて決断した」と語っています。

188cmの長身MFは、ボックス・トゥ・ボックスという言葉がぴったりのプレーヤーで、最初に目を引くのはボール奪取のうまさです。独特の間合いの詰め方と長い脚で獲りにくるタイミングが読みづらく、テクニックと長短のパスもストロングポイント。エンゴロ・カンテよりもトーマス・パーティーやポール・ポグバに近いタイプです。2019-20シーズンはリーグアン20試合、2020-21シーズンは32試合に出場していますが、ゴールはゼロでアシストはひとつ。中盤の真ん中でエンディディと並べば、ビッグ6も相当手を焼くのではないでしょうか。

「プレミアリーグ、そしてレスターのようなビッグクラブに来ることができたことを、とても誇りに思っています。ゲームにおける対処の仕方を発展させ、選手として成長するのを支えてくれるので、自分にとって正しいステップだと感じています」(ブバカリ・スマレ)

2年連続でプレミアリーグのTOP4争いを繰り広げ、昨季のFAカップを制したレスターは、他国の選手から強豪クラブと評価されるようになっています。マンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールが注目していたといわれる有望株を奪取したブレンダン・ロジャースは、ティーレマンスと別れることになっても充分戦えると考えているはずです。

次の補強ポイントは、層が薄い左SBとCBでしょう。右サイドはリカルド・ペレイラとカスターニュで万全ですが、右からまわってきたジャスティンと若いルーク・トーマスでやりくりしている左には、本職を加えておきたいところです。「スカイスポーツ」によると、サウサンプトンとの契約が終わったライアン・バートランドが、1年のオプション付きの2年契約で入団するそうです。2011-12シーズンのチェルシーでCL制覇を果たした31歳のベテランSBは、移籍金ゼロでチームに加わることになります。

ビッグ6が既に獲得を決めた新戦力は、リヴァプールのイブラヒマ・コナテとマンチェスター・ユナイテッドのトム・ヒートンのみ。早くも3人めを手に入れようとしているレスターは、盤石の体制で開幕を迎えられるのではないでしょうか。マンチェスター勢とリヴァプール、チェルシー、レスターが4つの椅子を争い、一角崩しを狙うのはアーセナル、トッテナム、ウェストハム、エヴァートン。ビッグ6といわれ続けてきたプレミアリーグは、5+4という新たな勢力図に書き換えられようとしているのかもしれません。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す