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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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左SBとロコンガは獲得間近、ベン・ホワイトとロカテッリは…アーセナルの補強最新トピックス!

レノ、ルナルソン、ベジェリン、ウィリアム・サリバ、コラシナツ、ルーカス・トレイラ、グエンドゥジ、ジャカ、メイトランド=ナイルズ、リース・ネルソン、ウィリアン、ラカゼット。売却候補といわれている選手のなかで、グーナーの大半が「よくやってくれた」と拍手を送れるのは、守護神と最古参のSB、前線で体を張り続けたストライカーだけでしょう。エミレーツでブーイングに激昂してグーナーを煽り返し、キャプテンマークを剥奪されたレフティは賛否両論。これまでの迷える補強と若手の伸び悩みを告白するような顔ぶれをすべて売却できれば、2021年の夏は、苦しんできたクラブのターニングポイントとなるかもしれません。

2021年1月に、ハス・ファーミーの後任としてノースロンドンにやってきたリチャード・ガーリックは、チームをまるごと売りに出すほどのハードな交渉を成功させるという重いミッションを担っています。プレミアリーグのフットボールディレクター、ウェストブロムのアドミニストレーションディレクターを歴任してきた契約のスペシャリストは、トップチームとアカデミーのオペレーション、すべての選手の契約管理といった幅広い役割を引き受けています。

「フットボールロンドン」は、「彼自身が数多くの重要な仕事を抱えているが、アルテタ、エドゥ、メルテザッカーという3人の元プレーヤーの負担を軽くするという役割が最も重要なのかもしれない」とレポート。最初に聞こえてくる彼らの仕事の成果は、ベンフィカでプレイするポルトガルU-21代表DFヌーノ・タヴァレスの獲得となりそうです。「Goal.com」によると、プレミアリーグとプリメイラリーガは移籍金700万ポンド(約11億円)とアドオン150万ポンド(約2億円)で合意済み。メディカルチェックを終えれば、新たな5年契約を結んだティアニーのバックアッパーが確定します。

以前から本人はOKと報じられていたアンデルレヒトのMFアルベール・サンビ・ロコンガも、クラブ間合意に持ち込めたようです。トランスファーマーケットの動向に詳しいファブリツィオ・ロマーノさんによると、移籍金は1750万ポンド(約27億円)で、450万ポンド(約7億円)のアドオンあり。最終的な手続きの進捗次第では、こちらが夏の第1号となる可能性もあります。ヌーノ・タヴァレスとロコンガは、いずれも21歳。プレミアリーグに慣れるのに時間を要するかもしれませんが、2年後にはジャカとコラシナツを忘れさせてくれるのではないでしょうか。

3人めはブライトンのCBベン・ホワイト…と思いきや、総額4600万ポンドのガナーズに対して、エヴァートンが5000万ポンド&アドオンという好条件を提示してポールポジションに立ったと伝えられています。こうなると、ユーロ2020で素晴らしいパフォーマンスを披露しているマヌエル・ロカテッリのほうが、確度が高まるかもしれません。

サッスオーロのジョヴァンニ・カルネヴァリCEOは、「ユヴェントスは、ロカテッリについて話した唯一のイタリアのクラブだけど、国外のクラブも興味を持っているのは事実。アーセナルは、唯一具体的なオファーを提示しており、最も進んでいる」と語っています。

1年前に、ユーヴェが出したオファーは3400万ポンド。ユーロ2020における活躍によって、移籍金は高騰する可能性があります。アルテタ、エドゥ、ガーリックは前に進むことができるでしょうか。ロコンガに加えて、ピルロの後継者ともいわれる23歳のMFを引き入れられれば、ルーカス・トレイラ、グエンドゥジ、ジャカ、メイトランド=ナイルズを手離してもOKとなります。

SBと中盤センターの補強が完了すれば、CBとラムズデール、フセム・アワール、ドミニク・カルヴァート=ルーウィンでしょうか。来週から騒がしくなりそうなノースロンドン。リチャード・ガーリックのデスクには、既に仕事が山積しています。(ヌーノ・タヴァレス 写真著作者/Sport Lisboa e Benfica)


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