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アダマ・トラオレ、レナト・サンチェス、サウール・ニゲス…リヴァプールの補強最新トピックス!

アダマ・トラオレ、レナト・サンチェス、サウール・ニゲス。ジニ・ワイナルドゥムの後釜と、フロントスリーのオプションを獲得したがっているリヴァプールのターゲットと目されている選手たちです。ウルヴスの馬車馬にアプローチしていると報じたのは、「フットボールインサイダー」「ESPN」「リヴァプール・エコー」。2019-20シーズンのプレミアリーグにおけるドリブル成功数183回はザハを20回引き離すTOPで、昨季の153回は2位のサン=マクシマンより57回も多いぶっちぎりのNo.1です。

快足を飛ばして縦に抜けるだけでOKなら、最高のタレントなのですが、ゴールに絡めといわれると、途端に旗色が悪くなります。2019-20シーズンのプレミアリーグで37試合4ゴール9アシストというスタッツを残し、ワールドクラスへの階段を上り始めたかと思いきや、昨季は37試合2ゴール2アシストと空回り。3月までゴールもアシストもゼロと知ると、2人、3人とちぎった後、どこを走っていたのかとツッコミたくなります。

アダマ・トラオレとウルヴスは、昨年の10月に新契約を締結する寸前までいっていたのですが、サラリーの額が折り合わず交渉はストップ。契約満了まで残り2年となっても、次の話が進む気配はありません。「ESPN」によると、1年前はジョッタを選んだリヴァプールは、1月に3500万ポンドを用意していたのですが、公式戦41試合3ゴール3アシストという戦績をみて2500万ポンド(約37億9000万円)に評価を下げたとのこと。「リヴァプール・エコー」は、「ウルヴスは5000万ポンドを要求すると見られており、ディール成立まではまだ遠い」と伝えています。

2つのクラブの金額的な距離より、プレミアリーグ37試合22ゴール5アシストという数字を叩き出したモー・サラーとのパフォーマンスのギャップのほうが気になります。ユルゲン・クロップの戦術に組み込まれれば、彼は覚醒するのでしょうか。ギャンブに見えるスペイン代表のウインガーよりも、「3000万ポンド(約45億5000万円)でディールはほぼ完了」と報じられたリールのMFレナト・サンチェスのほうが、よりリアリティがあります。

こちらの発信源は「エクスプレス」。23歳になったセントラルMFの母国ポルトガルを拠点とするジャーナリストのペドロ・アルメイダさんは、「ライバルのアーセナルは他の候補も視野に入れており、遅れをとっている」とレポートしています。バイエルンで不振に陥り、ローン移籍したスウォンジーでも期待外れだったレナト・サンチェスは、フランスに渡って完全復活。ユーロ2020で彼を見た人の多くが、「運動量、ボール奪取、パスセンス、フィジカルの強さはクロップのフットボールにフィットしそう」と感じたのではないでしょうか。

スペインでは、「アトレティコ・マドリードのサウール・ニゲスが4000万ユーロ(3440万ポンド=約52億円)でリヴァプールへ」と騒がれており、「リヴァプール・エコー」がフォローしています。おもしろい話ではあるのですが、2026年6月までの契約に1億ポンドを超えるバイアウト条項がある選手を、アトレティコ・マドリードがお手頃価格で手離すでしょうか。「ボルシアMGのフロリアン・ノイハウスには3425万ポンドのバイアウト条項があり、400万ポンドを節約できるレナト・サンチェスの登場で関心が薄れた」という記事のほうが迫力があります。

これまでの報道を見ていると、レナト・サンチェスは有望、アダマ・トラオレはもの別れ、サウール・ニゲスはスペインメディアの話題作りのように感じられるのですが、いかがでしょうか。あのドリブラにボールが渡るとテンションが上がるのですが、さすがに5000万ポンドはきついですよね…!


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“アダマ・トラオレ、レナト・サンチェス、サウール・ニゲス…リヴァプールの補強最新トピックス!” への1件のコメント

  1. アイク より:

    いつもありがとうございます。
    makotoさんが早くから呼ばれている「不発の核弾頭」は、シーズンを重ねるごとにますます見事な形容に思えてきました。
    昨季はチーム全体が苦しかったとは言え、あのロバートソンを何度も千切ったトラオレならもっとやれるはずとつい期待してしまいます。
    彼を得点に結びつける戦術とチームに出会えるといいですね。それがレッズなのかは分かりませんが。

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