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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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やっぱり主役はアーセナル!? 現地メディアが「ルベン・ネヴェス獲得に向けて交渉開始」と報道!

Paperworks completed」「Here we go confirmed」。トランスファーマーケットをよく知るファブリツィオ・ロマーノさんが、アーセナルとアンデルレヒトがアルベール・サンビ・ロコンガの移籍について、書類による手続きを完了させたとツイートしました。移籍金は1500万ポンド(約23億円)にアドオンが付くそうで、2026年6月までの5年契約となります。セリエAの2つのクラブに断りを入れ、プレミアリーグ参入を決めた21歳のセントラルMFは、隔離期間を終えたら入団発表が行われる見通しです。

力強いドリブルでセンターを切り裂くアンデルレヒトのキャプテンの獲得で、ダニ・セバージョスの穴は埋まりますが、グラニト・ジャカがローマに行くなら、中盤センターはもうひとり押さえておきたいポジションです。「ミラー」「フットボールロンドン」が交渉が開始されたと報じたのは、先月から既に話題になっているルベン・ネヴェス。ウルヴスに4シーズン在籍し、プレミアリーグ109試合11ゴール6アシストという数字を残している24歳のコントロールタワーは、すぐにフィットしてくれるのではないでしょうか。

ルベン・ネヴェスの移籍金は3420万ポンド(約52億円)といわれており、リヴァプールと競合すると伝えられているレナト・サンチェスの3000万ポンドより割高です。ユーロ2020のポルトガル代表における出場機会は、レナト・サンチェスが4試合出場で、ルベン・ネヴェスは1試合。ひとつ年下のレナト・サンチェスのほうがコストパフォーマンスが高そうに見えますが、ミケル・アルテタの優先順位が逆のようです。

1発で局面を変えるロングフィード、豊富な運動量と広範囲をカバーする守備、精度の高いミドルシュートがルベン・ネヴェスの武器で、いずれも現在のアーセナルに足りない要素です。ウルヴスよりもパスの出しどころが多いガナーズに加われば、彼のストロングポイントは磨かれるでしょう。キャッシュがほしいウルヴスは、売却に応じる可能性が高いといわれており、ジャカの後釜はすんなり決まるのではないかと思われます。

既に入団が発表されたヌーノ・タヴァレスに加えて、ロコンガ、ルベン・ネヴェス、ベン・ホワイトまで押さえられたら文句なし。次のターゲットは、ウーデゴーアが抜けた攻撃的MFですが、「スカイスポーツ」はジェームズ・マディソン、「ミラー」はフセム・アワールと報じています。1年前に、レスターが7000万ポンドのオファーを拒否したといわれるプレーメイカーよりも、2140万ポンド(約32億8000万円)まで下がったフセム・アワールを引き入れるほうが現実的でしょう。

700万ポンドでいけると目されていたアヤックスGKアンドレ・オナナは、出場機会を確約できないガナーズに背を向け、オリンピック・リヨンと個人合意に至ったとのこと。GKも獲得する必要があるなら、2000万ポンド程度で獲れそうなシェフィールド・ユナイテッドのラムズデールでしょうか。ユーロ2020が終わり、新戦力獲得交渉にドライブがかかる季節に突入しました。イングランド代表CBの可否も気になるところではありますが、課題となっている攻撃力を高める中盤センターとアタッカーの補強が最注目ポイントです。


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