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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

非EU枠問題で苦しむマドリード勢…ガレス・ベイルやトリッピアーのプレミアリーグ復帰はあるのか?

「ラ・リーガは、EU外の選手を3人しか登録できない」「イギリス国籍の選手は、ブレグジットの移行期間の特例が解除されるため、2021年7月からEU外扱いとなる」。スペインとUEFAのルールが、新戦力獲得をめざすプレミアリーグ勢の追い風になる可能性があります。この問題で頭を抱えているのは、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードです。

カルロ・アンチェロッティを招聘したクラブは、ヴィニシウス・ジュニオール、ミリトン、ロドリゴの3枚でまわしていたのですが、プレミアリーグで20試合11ゴール2アシストと結果を出したガレス・ベイルが加わってしまいました。ディエゴ・シメオネと新たな契約を結んだチームも、4人のなかから誰かを削る必要があります。

最近になって、「マンチェスター・ユナイテッドが、マドリードに対してヴィニシウス・ジュニオールとキーラン・トリッピアーのダブルアタックを仕掛けようとしている」などといった記事が配信されているのは、それぞれスカッドから外れる可能性があるからです。

セルヒオ・ラモスがパリに移籍し、ヴァランまで出ていきそうなクラブに、ミリトンを売るという選択肢はないでしょう。ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、ミリトンは、スペインの市民権を獲得すべく手続きを始めていますが、このスキームは最大で2年かかり、この夏は間に合わない可能性が高いといわれています。

ガレス・ベイルは、ワールドカップカタール大会に出場した後、レアル・マドリードとの契約を全うして引退するプランを立てていると伝えられており、週給60万ポンドを自ら手離すつもりはないようです。プレミアリーグのビッグクラブから声がかかれば、レフティはイングランドで最後のシーズンを過ごすことになるのではないでしょうか。

アトレティコ・マドリードのスアレスとアンヘル・コレアは、スペインの市民権を獲得しているのですが、レナン・ロディ、フェリペ、サンティアゴ・アリアスは非EU枠。さらに、7月からイギリス人選手のステータスが変わったため、キーラン・トリッピアーが対象となりました。ワン=ビサカのバックアッパーを探しているマンチェスター・ユナイテッドや、ベジェリンがインテルに移籍するかもしれないアーセナルにとっては、プレミアリーグ経験がある30歳のクロス職人は狙いめです。

「ミラー」によると、レアル・マドリードがヴィニシウス・ジュニオールに付けているタグは6850万ポンド(約104億円)。ジェイドン・サンチョに7300万ポンド、ラファエル・ヴァランに5000万ポンドを投じるマンチェスター・ユナイテッドは、検討したとしてもローン移籍でしょう。やはりありそうなのは、ガレス・ベイルとトリッピアーのプレミアリーグ復帰です。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、チェルシー、あるいは…!?


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