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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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タウンゼント、デマライ・グレイ、マクニール…エヴァートンの補強最新トピックス!

最初の目標は、8年ぶりとなるプレミアリーグTOP5入りでしょうか。エヴァートンとラファエル・ベニテスが、チームを強化すべくアクセルを踏んでいるようです。クリスタル・パレスを離れ、フリーエージェントとなったアンドロス・タウンゼントはメディカルチェックに進んでおり、2021年1月にレスターからレヴァークーゼンに移籍したデマライ・グレイも獲得に近づいていると報じられています。

2016-17シーズンから4年間、レスターの主軸だったウインガーは、ドイツに渡った直後に1ゴール2アシストを記録したものの、その後は振るわず。エヴァートンの補強についてレポートした「ミラー」のデヴィッド・マドック記者は、デマライ・グレイは200万ポンドというお買い得価格でいけると伝えています。

昨季のエヴァートンは、セントラルMFとインサイドが6人もいたのに、アウトサイドが本職といえるのはベルナルジだけでした。サイドアタッカーの強化は、プレミアリーグ33試合16ゴールのカルヴァート=ルーウィンの高さを活かすとともに、ハメスを中央でプレイさせるためでもあるのでしょう。

お金をかけずに即戦力2名を押さえようとしているエヴァートンは、3人めにはそれなりの投資をするつもりのようです。「リヴァプールエコー」が報じているターゲットは、バーンリーのドワイト・マクニール。2018年5月に18歳でプレミアリーグデビューを果たした若きウインガーは、翌シーズンの12月にレギュラーポジションを奪取し、2019-20シーズンにはリーグ戦フル出場で2ゴール6アシストというスタッツを残しています。

昨シーズンは、プレミアリーグ36試合2ゴール5アシスト。豊富な運動量を武器とする21歳を獲れれば、デューニュがいる左サイドからのアタックが活性化するのは間違いありません。マクニール獲得のハードルは、2500万ポンド(約37億4000万円)という高額の移籍金と、ポールポジションと目されているアストン・ヴィラの存在です。ベニテス監督のフットボールにどうしても必要となれば、時間をかけずにお金をかけなければなりません。

サイドの強化が実現したら、次なる補強ポイントは層が薄い最終ラインです。スペインメディア「アス」は、ウェストハムとエヴァートンがバルセロナのCBクレマン・ラングレ争奪戦を展開中と伝えています。負傷に悩まされ続けたウムティティの穴を埋めたフランス代表は、昨シーズンはレイトタックルや不運なハンドで勝ち点ロストの原因となることが多く、アグエロとともに入団したエリック・ガルシアに取って代わられる可能性があります。

ハマーズとの勝負はこれからですが、CBを首尾よく加えられれば、さらなる補強はジョシュア・キングが抜けた最前線でしょう。前任のアンチェロッティは人気者ではあったものの、後半戦から指揮を執った2019-20シーズンはプレミアリーグ12位で、攻撃力を上げられなかった昨季は10位に終わっています。

ロナルド・クーマンが5年前に手に入れたヨーロッパリーグ出場権を奪取すれば、ラファエル・ベニテスは「エヴァートンはスモールクラブ」というかつての放言を忘れてもらえるのではないでしょうか。リヴァプールでCL、チェルシーでELを制した名将のチーム作りに、引き続き注目してまいります。


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