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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

フセム・アワール、ジェームズ・マディソン…攻撃的MF獲得をめざすアーセナルの本命は?

ジェイドン・サンチョとラファエル・ヴァラン。2人のワールドクラスを獲得したマンチェスター・ユナイテッドは、中盤と右SBについては時間をかけて検討する意向といわれています。優先すべきは、余剰戦力の売却とポグバの去就の確定です。契約延長を拒否した6番がどうなるかによって、補強にかけられる予算も選択肢も変わってくるでしょう。

ヌーノ・タヴァレス、アルベール・サンビ・ロコンガ、ベン・ホワイトを順調に押さえたアーセナルも、同じような状況なのではないでしょうか。グラニト・ジャカのローマ移籍は破談と伝えられていますが、ニューカッスルがアプローチしているジョー・ウィロックや、インテルに行きたがっているエクトル・ベジェリンについてジャッジを下さなければなりません。

重要なターゲットであるはずの攻撃的MFですが、ベン・ホワイトを獲りにいったときのテンションが感じられません。1年前に、5000万ポンド超の移籍金を突き付けられて断念したリヨンのフセム・アワールは、2140万ポンドまで下落したといわれているのに、明確なアプローチはなし。プレミアリーグのクラブの争奪戦といわれてから、2週間以上も進展したという話は聞こえてきません。

レスターのジェームズ・マディソンは「Not for sale」。昨季プレミアリーグ31試合8ゴール7アシストというスタッツと、残り3年の契約期間を突き付けられれば、7000万ポンドという高額の見積書にうなずくしかありません。7月末には、メイトランド=ナイルズを差し出して支払いを軽減しようとしていると伝えられましたが、ポジティブなトーンのニュースは未だありません

ここからは、ゴシップ大好きなプレミアリーグマニアの妄想です。最近の現地メディアの記事を追いながら、ジェームズ・マディソン、フセム・アワール、同じリヨンのブルーノ・ギマランイスは、いずれも本気で獲りにいっていないと思うようになりました。紆余曲折ありましたが、ガナーズの本命はマルティン・ウーデゴーアなのではないでしょうか。

レアル・マドリードでレギュラーに定着するべく、ノースロンドンに別れを告げたノルウェー代表のキャプテンは、ベテランを評価するカルロ・アンチェロッティの下で未来に懸念を抱き始めているといわれています。「4250万ポンド(約64億円)を払えばマドリードは手離す」と報じているのは「ESPN」。アーセナルへの復帰を検討と見出しを立てた「ミラー」と、ガナーズからのオファーを受け入れると書いた「フットボールロンドン」は、いずれも「売却となる可能性が高い」と伝えています。

他のポジションではあれだけ動きが速かったエドゥTDとアルテタ監督がスローダウンしたのは、ウーデゴーア待ちだったからといわれれば納得です。昨季プレミアリーグで14試合1ゴール2アシストだったプレーメイカーは、完全移籍となればテンションを上げて戦ってくれるのではないでしょうか。22歳のレフティの決断と、アーセナルの立ち回りに注目しましょう。


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