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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

戦力強化も準備も順調。マンチェスター・ユナイテッドの移籍最新トピックス!

オールド・トラフォードで開催されたエヴァートンとのフレンドリーマッチは、4-0快勝。開始8分にディーニュとの意志の疎通を欠いたピックフォードが、予期せぬヘディングでのバックパスをファンブルすると、拾ったグリーンウッドが無人のゴールに流し込む幸先いいスタートを切りました。

2019-20シーズンのプレミアリーグで、先発出場は12試合ながら31戦10ゴールと2ケタに乗せたヤングスターは、2020-21シーズンは先発21試合で31戦7ゴールと数字を落としています。ジェイドン・サンチョの加入で、センターでプレイする機会が増える今季は、ゴール倍増をめざしてもらえればと思います。

2点めは15分、左からのCK。中央に上げたルーク・ショーと、右隅にヘッドで叩き込んだマグワイアは、ユーロ2020のウクライナ戦でFKをゴールに導いたホットラインです。29分の3点めは、今季も期待のブルーノ・フェルナンデス。ゴール左手前からカーブをかけて決めた直接FKは、デヴィッド・ベッカムやウォード=プラウズを思い出させる完璧な弾道でした。

後半は、デマライ・グレイやイオビに振り回され、タウンゼントのボレーがクロスバーにヒットするピンチもありましたが、何とか耐えきり90分まで3-0をキープ。追加タイム2分には、フレッジのクロスをジオゴ・ダロトがバックヘッドで決めるという最初で最後の珍しいアタックが決まりました。スタンドを埋めたサポーターは、大盛り上がり。スールシャール監督と選手たちは、いい雰囲気でリーズとの開幕戦に臨めそうです。

ラファエル・ヴァランのメディカルチェックが遅れているのは想定外ですが、マンチェスター・ユナイテッドはチームの仕上がりも選手の売買も順調のようです。アクセル・トゥアンゼベは、契約延長したうえでアストン・ヴィラへの3度めのローン移籍が決定。バーミンガムに貸し出したタヒス・チョンは、インサイドMFにコンバートされて守備力を発揮しています。

ブランドン・ウィリアムズとジェームズ・ガーナーのレンタルも、ほどなく決まるでしょう。フィル・ジョーンズは、移籍金をよくばらなければデヴィッド・モイーズが待つハマーズに行けると伝えられています。ハマーズといえば、昨季プレミアリーグで16試合9ゴール5アシストという素晴らしいパフォーマンスを披露したリンガードの去就が気になりますが、イーストロンドンが妥当な移籍金を用意しない限り、オールド・トラフォードに残る見通しです。

出場機会が減りそうなマルシアルには、ルカクの後釜を探しているインテルからオファーがあったと報じられました。ローンで獲りたいというセリエA王者に対して、マンチェスター・ユナイテッドは買い取りオプション付きを主張しているとのこと。ラシュフォードの出遅れが決まっているので、条件を満たさないディールはスルーするのではないでしょうか。30歳のトリッピアーに3000万ポンドも払いたくない経営ボードは、ミランから声がかかっているジオゴ・ダロトを残すかもしれません。

10人の放出候補のうち、起用するイメージがないブランドン・ウィリアムズ、フィル・ジョーンズ、アンドレアス・ペレイラの行き先さえ決まれば問題なし。マルシアル、リンガード、ジオゴ・ダロト、ダニエル・ジェームズは、新戦力獲得の可能性や負傷者などのチーム状況とオファーの妥当性を総合的に検討し、デッドラインンデーまでにジャッジできればOKです。

最大の懸念となりつつあるポール・ポグバについては、パリが手を引いたとき、契約延長に持ち込めるかどうかがポイントでしょう。プレミアリーグ史上最高額で獲得した選手を、フリーで手離すという最悪の展開だけは避けたいところです。彼が退団となっても、ファン・デ・ベークを機能させられれば戦力は落ちないはずですが、どのタイミングで決着がつくのかが気になります。

「2人の加入で、強化したいポジションは押さえた。ここから先はボーナス」。スールシャール監督にとって、勝負のシーズンが始まります。ライバルが景気よくビッグディールを決めようとしているなかで、プレミアリーグで絶対優勝とは申しません。春まで優勝争いに食い込んでいただき、久しぶりのタイトル獲得を実現できれば、満足とはいかなくても拍手は送れるのではないかと思います。プレミアリーグ2021-22シーズンの開幕まであと5日。ここ数年では、最も楽しみなシーズンです。


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“戦力強化も準備も順調。マンチェスター・ユナイテッドの移籍最新トピックス!” への1件のコメント

  1. ルーニー より:

    スールシャールのサッカーでグリーンウッドがCFとして活躍するイメージは出来ませんけどね…。本当にタイトルを取るならウィングのサンチョよりもケインを獲得した方が良かったと思いますが。
    もちろん、予想が外れてタイトルを取ってほしいです。

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