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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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コウチーニョはヴィラ、トリッピアーはマグパイズ…ベテランのプレミアリーグ復帰が続々と決定!

「フィリペ・コウチーニョのプレミアリーグ復帰が決定」と、いい切っていいでしょう。獲得したのは、リヴァプール時代にチームメイトだったスティーヴン・ジェラードが指揮を執るアストン・ヴィラ。シーズンの終わりに買い取るオプション付きのローン契約です。2018年1月に、バルセロナに入団した際の移籍は総額1億6000万ポンド。4年を経た今、ヴィラがバルサに支払う額は3300万ポンド(約51億8000万円)まで下がっています。

レッズで過ごした6シーズンは、公式戦201試合54ゴール46アシスト、プレミアリーグ152試合41ゴール35アシスト。スペインに移ってからは、4シーズンで公式戦106試合26ゴール15アシスト。エルネスト・バルベルデのチームでは存在感を発揮できず、2019-20シーズンはバイエルンに貸し出されれています。ドイツでは公式戦38試合11ゴール14アシストという数字を残し、三冠達成に貢献したものの、当時の買い取りオプションは1億2000万ユーロを超える高額だったため、バルサに復帰することになりました。

ロナルド・クーマンとともに戦った2020-21シーズンは、負傷で後半戦をリタイア。ラ・リーガ12試合2ゴール2アシストという不本意な戦績に終わっています。復活を期した今シーズンは、チームの不振と歩調を合わせるように、リーグ戦12試合2ゴール。11月にやってきたシャビ・エルナンデス新監督の評価を得ることはできませんでした。

ジャック・グリーリッシュをマンチェスター・シティに持っていかれたアストン・ヴィラは、ノリッジから引き抜いたエミリアーノ・ブエンディアが未だフィットしておらず、プレミアリーグ19試合で25ゴールの攻撃陣の強化が課題となっています。昨季のキャプテンが抜けた穴にぴったりはまるコウチーニョは、ダニー・イングスとオリー・ワトキンスの得点力を活かすことができるでしょうか。メディカルチェックと労働許可証の手続きが完了となれば、レッズの元10番の入団が正式に発表される見通しです。

スペインからのプレミアリーグ復帰といえば、キーラン・トリッピアーのニューカッスル入りも発表されています。アトレティコ・マドリードに支払う移籍金は1200万ポンド+アドオン。ユーロ2020の決勝で、ルーク・ショーの先制ゴールをアシストしたクロス職人は既に31歳です。イングランドに戻りたがっている家族のために復帰を決意したベテランにとって、2年半の契約は大満足でしょう。

マン・シティユースからバーンリーに移籍したトリッピアーは、2011-12シーズンにエデイ・ハウ監督の下でプレイしています。プレスの取材に応じて、「今は、とてもいい状態だ。ニューカッスルのためにパフォーマンスをキープしたい」と語った右SBは、10年ぶりの再会にモチベーションを高めているようです。欧州の頂点をめざすクラブから一転、残留争いという環境の激変で、クオリティが落ちてしまうという懸念はなさそうです。

次の「DONE DEAL」は、ローマからのオファーが伝えられているメートランド=ナイルズでしょうか。アダマ・トラオレ、ジニ・ワイナルドゥム、セドリク・ソアレス、リュカ・ディーニュ…冬のトランスファーマーケットは、本格的に動き出しています。


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