2022.06.08 移籍ニュース2022-23移籍ニュース
古巣スパーズ、同郷の仲間が多いビーズ、突如参戦のマン・ユナイテッド…エリクセンの選択は?
「Manchester United join Christian Eriksen fight with Erik ten Hag keen on free transfer」。ポグバ、マタ、リンガード、マティッチを失ったマンチェスター・ユナイテッドが、フリートランスファーで獲得できる天才プレーメイカーの争奪戦に加わったと伝えられています。現在、クリスティアン・エリクセンの獲得に最も近いのは、おそらくトッテナム。復活の場を提供したブレントフォードも有力な候補です。
「ミラー」のサイモン・マロック記者は、「1年前のユーロ2020で心停止に陥った30歳のデンマーク人は、植え込み型除細動器(ICD)を装着したためインテルを追われたが、現在は最高の状態に戻っている」とレポート。昨季プレミアリーグで11戦1ゴール4アシストという数字を残したエリクセンは、残留争いに呑み込まれたブレントフォードの救世主でした。
年明けのアストン・ヴィラ戦で勝った後、1分6敗という泥沼にはまったトーマス・フランクのチームは、4試合消化が少ない18位バーンリーと5ポイント差というきわどい状況でエリクセンを迎え入れました。
2年2か月ぶりのプレミアリーグとなったニューカッスル戦は0-2で敗れたものの、その後の10試合は7勝1分2敗。エリクセン不在の27試合は28ゴール、インサイドMFとしてプレイした11試合は20ゴールと、獲得した効果はスタッツに反映されています。
同郷の指揮官に加えて、6人のデンマーク人プレーヤーがいるチームは、居心地がよかったのではないでしょうか。チャンピオンズリーグに戻りたければ古巣スパーズ、出場機会を求めるならブレントフォード。参戦が噂されているエヴァートンとマンチェスター・ユナイテッドは、明らかにアウトサイダーです。
エリック・テン・ハフのチームには、ブルーノ・フェルナンデスとドニー・ファン・デ・ベークがいます。中盤の4人が退団したとはいえ、得意なポジションのライバルは健在。昨季のマタとリンガードの出場記録を見たら、ドン引きでしょう。
アドバンテージがあるとすれば、最も好条件を提示できるクラブであること。ポグバとカバーニの離脱で浮いた分をまわせば、スパーズとビーズを沈黙させられそうです。とはいえ、エリクセンはどこでプレイするのか…。ピークを過ぎた感があるビッグネームを獲得し、活かしきれずに1~2年で手離すという微妙な補強を繰り返してきたクラブに、彼が望む未来はないように思えます。
プレミアリーグ7シーズンで237試合52ゴール66アシストの天才が選ぶのは、勝手知ったるノースロンドンか、同郷の仲間とともに戦える小さなクラブか、あるいは新しいステージか。バウンドする位置まで計算された悪魔のようなキックを、オールド・トラフォードで味わい尽くしたいという思いはあるものの、自分が彼の友人なら「CLでプレイする姿を見たい」というでしょうね…。(クリスティアン・エリクセン 写真著作者/Дмитрий Голубович)
「ミラー」のサイモン・マロック記者は、「1年前のユーロ2020で心停止に陥った30歳のデンマーク人は、植え込み型除細動器(ICD)を装着したためインテルを追われたが、現在は最高の状態に戻っている」とレポート。昨季プレミアリーグで11戦1ゴール4アシストという数字を残したエリクセンは、残留争いに呑み込まれたブレントフォードの救世主でした。
年明けのアストン・ヴィラ戦で勝った後、1分6敗という泥沼にはまったトーマス・フランクのチームは、4試合消化が少ない18位バーンリーと5ポイント差というきわどい状況でエリクセンを迎え入れました。
2年2か月ぶりのプレミアリーグとなったニューカッスル戦は0-2で敗れたものの、その後の10試合は7勝1分2敗。エリクセン不在の27試合は28ゴール、インサイドMFとしてプレイした11試合は20ゴールと、獲得した効果はスタッツに反映されています。
同郷の指揮官に加えて、6人のデンマーク人プレーヤーがいるチームは、居心地がよかったのではないでしょうか。チャンピオンズリーグに戻りたければ古巣スパーズ、出場機会を求めるならブレントフォード。参戦が噂されているエヴァートンとマンチェスター・ユナイテッドは、明らかにアウトサイダーです。
エリック・テン・ハフのチームには、ブルーノ・フェルナンデスとドニー・ファン・デ・ベークがいます。中盤の4人が退団したとはいえ、得意なポジションのライバルは健在。昨季のマタとリンガードの出場記録を見たら、ドン引きでしょう。
アドバンテージがあるとすれば、最も好条件を提示できるクラブであること。ポグバとカバーニの離脱で浮いた分をまわせば、スパーズとビーズを沈黙させられそうです。とはいえ、エリクセンはどこでプレイするのか…。ピークを過ぎた感があるビッグネームを獲得し、活かしきれずに1~2年で手離すという微妙な補強を繰り返してきたクラブに、彼が望む未来はないように思えます。
プレミアリーグ7シーズンで237試合52ゴール66アシストの天才が選ぶのは、勝手知ったるノースロンドンか、同郷の仲間とともに戦える小さなクラブか、あるいは新しいステージか。バウンドする位置まで計算された悪魔のようなキックを、オールド・トラフォードで味わい尽くしたいという思いはあるものの、自分が彼の友人なら「CLでプレイする姿を見たい」というでしょうね…。(クリスティアン・エリクセン 写真著作者/Дмитрий Голубович)
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