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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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現地の報道はバラバラ!「ファビオ・ヴィエイラ獲得…ティーレマンスは獲る?獲らない?」

金曜日の朝、FCポルトがファビオ・ヴィエイラの移籍について、証券市場委員会(CMVM)に通知しました。アーセナルが支払う移籍金は3500万ユーロ(3000万ポンド=約50億円)で、430万ポンドのアドオンが付いているとのこと。ギリシャでバカンスを満喫していた22歳のプレーメイカーは、ロンドンに飛んでメディカルチェックを完了させたと伝えられています。

このニュースを受けて、「スカイスポーツ」は、「アーセナルのユーリ・ティーレマンスへの関心は冷めてしまった」と報道。ベルギー代表が、レスターとの契約を1年延長する可能性が高まったといっています。「このウインドウで、アーセナルがサインするセントラルMFはひとりで、彼らの好みはヴィエイラだ」。CLに参加したがっていたティーレマンスは、来年の夏に新たなステージを求めて動くという話です。

これに対して、「ヴィエイラとの契約は、ティーレマンスの追跡に影響を与えない」と明言しているのは「イブニングスタンダード」。サイモン・コリングス記者は、「1月からトラッキングを続けているガナーズは、ヴィエイラより深いポジションに適しているMFを必要としており、本人も移籍を熱望している」とレポートしています。

「ガーディアン」はロンドンのメディアと同様に「ファビオ・ヴィエイラの獲得に合意した後、レスターのユーリ・ティーレマンスとの契約に取り組んでいる」「ヴィエイラの到着は、アーセナルのティーレマンスに関するプランを変えない」「ティーレマンスは、ヴィエイラよりも深いポジションで役割を果たしている」と主張。「フットボールロンドン」は、セントラルMFは必要としながら、ティーレマンスではなくなる可能性を指摘しています。

「スポーティングディレクターのエドゥは、ファビアン・ルイスがこの夏にナポリを離れると語り、ユーリ・ティーレマンスに取って代わる5000万ポンドの案を提示している」

というわけで、3つの説が出揃いました。「セントラルMF強化として、ティーレマンスが必要」「ヴィエイラを獲ったら、中盤はOK」「ヴィエイラを獲ってもセントラルは必要だが、ティーレマンスと違うタイプに方向転換」。攻守ともにクオリティが高いベルギー代表MFを押さえられれば、盛り上がるのは間違いないのですが…。

もしかしたら、このタイミングで、中盤センターの新戦力に求めることを再確認したほうがいいのかもしれません。ファビオ・ヴィエイラに10番をまかせて、ウーデゴーアにティーレマンスの役割を託すというオプションもあるのではないでしょうか。

ルーカス・トレイラの売却を巡るフィオレンティーナとの交渉が決裂した直後に、22歳のプレーメイカー獲得というニュースが入ったので、「こうなると、中盤に必要なタイプはルーカス・トレイラ?」と思ったりしました。ティーレマンスよりエンディディ、コヴァチッチよりカンテ…より守備力が高いタレントを押さえたほうが、攻撃的・守備的のメリハリがつくと考えたのですが、いかがでしょうか。

アルテタ監督が、ルーカス・トレイラを再評価という展開は考えにくく、もうひとり中盤を獲りにいくのだと思われます。初志貫徹でティーレマンスか、あるいは…?ガブリエウ・ジェズスの獲得交渉も順調といわれるクラブのネクストアクションに注目しましょう。


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