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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ハマーズが獲ったらやばい!ガナーズOBが「アーセナルはウォード=プラウズを狙うべき」と主張!

ポール・マーソンさんのご意見に賛成です。これは、やばい。ウェストハムが、サウサンプトンのジェームズ・ウォード=プラウズを狙っているようです。ヨーロッパリーグでベスト4進出を果たし、プレミアリーグを7位で終えたクラブにロングフィードのスペシャリストが加われば、前年のTOP6のいくつかが蹴落とされてしまう可能性が高まります。

「どこが獲得したとしても、素晴らしいサインだと思う。イングランドで最高のパサーのひとり。彼とトレント・アレクサンダー=アーノルドは、他のイングランド人選手には見られないものを持っている。パスのレンジが広く、ピッチにボールを散らすことができる。なぜアーセナルは、サウサンプトンからジェームズ・ウォード=プラウズを獲得するためにあらゆる手を尽くさないのか。私には理解できない」(ポール・マーソン)

セインツの試合をあまり見ていない方は、ガナーズOBのコメントを読んでも、ピンとこないかもしれません。ウォード=プラウズがいかに素晴らしいタレントであるかを紹介するところから、話を始めましょう。

彼のプロデビューは、2011年10月のクリスタル・パレスとのリーグカップ。16歳でピッチの感触を確かめた有望株は、デビュー2戦めとなるFAカップ3回戦のコベントリー戦で初ゴールを決めました。プレミアリーグ初出場は2012-13シーズンの開幕節。マン・シティの本拠地エティハドに乗り込み、3-2の惜敗でした。

2013-14シーズンには、18歳ながらレギュラーとして中盤に君臨。セインツひと筋で10シーズンを過ごしたプレーメイカーは、プレミアリーグ305試合40ゴール34アシストという数字を残しています。イングランドのフットボールマニアなら、名前を聞いた瞬間、「フリーキックのスペシャリスト」とリアクションするでしょう。2019-20シーズンから、3年連続で直接FKの最多ゴール。通算14発は歴代TOPです。

2021-22シーズンのセインツは15位でしたが、ウォード=プラウズにとっては手応えが感じられた1年だったのではないでしょうか。プレミアリーグ36試合10ゴール5アシスト。FKから4ゴールはリーグ1位、クロス成功77本はアーノルドに次ぐ2位、キーパス71本は6位です。

デクラン・ライス、ソーチェク、ウォード=プラウズが中盤に揃えば、セットピースもカウンターもサイドアタックも精度が高まるのは間違いなし。マイケル・アントニオ頼みの最前線は、アルマンド・ブロヤ獲得という最適解をめざしているようで、これらの補強が実現すれば、ハマーズは相当やっかいなチームになるはずです。

ポール・マーソンさんのお気持ちは、わかります。セントラル、インサイド、ウイングバック、右SBをすべてこなせるユーティリティも、ウォード=プラウズの魅力のひとつ。ハフィーニャより彼のほうが、アルテタ監督が抱える課題の解決に近づきそうな気がします。

そんなに推すなら、マンチェスター・ユナイテッドは?という声が聞こえてきそうですが、実際にわれわれとマン・シティ、トッテナムも獲得候補に挙げているようです。マン・ユナイテッドは、おすすめしません。プレミアリーグ史上最強のFKのスペシャリストが、ボックスの手前からのチャンスでクリスティアーノ・ロナウドに押しのけられるのを観るのは、ストレスが溜まりそうで…。


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