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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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リーズ、激痛!マンチェスター・シティがカルヴァン・フィリップス獲得合意!

今季限りの退団を表明したフェルナンジーニョの穴は、あっさり埋まりました。マンチェスター・シティがクラブ間合意に到達と報じられたのは、リーズの大黒柱カルヴァン・フィリップス。「BBC」によると、プレミアリーグチャンピオンが支払う移籍金は4200万ポンド(約70億円)で、300万ポンドのアドオンが付いているようです。

14歳だった2010年にリーズのアカデミーに加わり、2014年のプロデビューから8シーズンをウェスト・ヨークシャーで過ごしたワンクラブマン。2019-20シーズンのチャンピオンシップ制覇は、PFAのベストイレブンに選出されたアンカー抜きでは成し遂げられなかったでしょう。

プレミアリーグデビューは2020年。マルセロ・ビエルサ監督にとって、カルヴァン・フィリップスはアンタッチャブルな存在でした。昨季プレミアリーグで、彼が出場した20試合は5勝9分6敗とまずまずですが、欠場した18試合は4勝2分12敗という散々な戦績に終わっています。

「スカイスポーツ」が、カルヴァン・フィリップスの不在がチームに及ぼす影響をスタッツ比較でまとめています。プレミアリーグの過去2シーズンで、出場した46試合は勝率41%、いなければ26%。1試合あたりの平均獲得ポイントは、1.5対0.9という歴然としたギャップがあります。

チームの平均失点は、彼の欠場によって1.3から2.4に激増。平均ゴール数は1.4から1.3とさほど変わらず、守備において重要な存在であることがよくわかります。ビエルサ解任の後を受けたジェシー・マーシュ監督にとっては、最も抜かれたくないプレーヤーでしょう。

レアル・マドリードとのCL準決勝で、2戦とも3失点を喫したマンチェスター・シティにとっては、中盤の底を締めてくれるアンカーは納得の補強。一方、ワールドカップをめざすイングランド代表MFにしてみれば、ロドリがいるチームへの移籍はなかなかのギャンブルです。

ペップの戦術にうまくフィットせず、ロドリ欠場時の留守番となれば、カタールでのレギュラーポジションが怪しくなります。0-4で惨敗したネーションズリーグのハンガリー戦で中盤の底にいた26歳は、プレミアリーグのトップクラブで真価を発揮できるでしょうか。メディカルチェックを終え、契約のディテールを詰めれば「Done Deal」です。


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