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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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シティ・フットボール・グループならではの仰天プラン!ランパードがマンチェスター・シティ入団!?

BBCとスカイスポーツがダブルで報じている、となると、無視するわけにはまいりません。この夏、チェルシーを退団し、アトレティコ・マドリードを出たダヴィド・ビジャとともにニューヨークシティFCへの移籍が決まったフランク・ランパードが、何とマンチェスター・シティにレンタルされるかも!?というニュースです。メルボルンじゃないんですか!

何でランパードが、プレミアリーグでライバルだったクラブに!?と思う方もいるかもしれませんが、おそらく、事の顛末はこうでしょう。ランパードが移籍したニューヨーク・シティFCは、マンチェスター・シティを保有するシティ・フットボール・グループと、MLBの名門、ニューヨーク・ヤンキースが共同で創設したチーム。彼らはまだ出来たてで、2015年3月にアメリカのメジャーリーグサッカー20番めのクラブとして参入することが決定。当初のホームスタジアムは、現在プレミアリーグのクラブが参加している「インターナショナルチャンピオンズカップ」でも使用されている、野球の殿堂ヤンキースタジアムだそうです。あのボコボコのピッチでは、ランパードはパスまわしに苦労しそうですね。それはさておき。

ニューヨーク・シティFCは、リーグ加盟はこれからなので、ランパードとビジャは、この夏移籍したといっても7ヵ月はプレイするチームがありません。さあどうする、という話ですが、そこは世界のサッカーチェーン、シティ・フットボール・グループ。傘下には、メルボルン・シティFCがあります。しばらくはふたりとも、メルボルンでプレイしててください、と当初はそんな話だったのですが…。

おや、傘下のクラブといえば、もうひとつありますね。そう、プレミアリーグのディフェンディングチャンピオン、マンチェスター・シティです。FFP違反のペナルティで、使える移籍金や選手給与にキャップがかかっており、身動きがとりにくいマンチェスター・シティですが、レンタルならさほどお金もかからず移籍可能。であれば、プレミアリーグで勝つべくランパードを補強してしまいましょうか、とりあえず1月くらいまで、とまあ、こんな話なのではないでしょうか。

この話には、ときめいてしまうポイントが2つあります。ひとつめは、今後、メルボルンやニューヨークが収益が上がるクラブになったとき、彼らが選手を買ってマンチェスター・シティに安価でレンタルするといったような技も使えそうだということ。欧州にのみFFPがあるなか、欧州以外の地域・リーグにもクラブを持つ事業体にそんな融通を利かせられたら、単一クラブは太刀打ちできなくなりそうです。そしてもうひとつは、シティ・フットボール・グループには、少数ながらも株主になっているクラブがもうひとつあり、そのクラブもまた、選手供給先として機能する可能性があるということ。

そう、横浜Fマリノスです。マンチェスター・シティの若手選手、将来アグエロやヤヤ・トゥレになるかもしれない有望な若手が、Fマリノスに貸し出されてプレイすることになったら…。サポーターでなくても、横浜に足を運んでしまいそうです。ミーハーでしょうか?すみません。マンチェスター・ユナイテッドサポーターにあるまじき行為かもしれません。

…話が飛びました。戻しましょう。今回のレンタル移籍に、ランパードの意向がどこまで反映されるのかはわかりませんが、セスクがチェルシーに、ランパードがマン・シティにとなったら、ロンドンはブーイングの大合唱となりそうですね。やはり、BBCとスカイスポーツの最強タッグの報道というのが気になります。テレグラフとデイリー・メールといわれたら、ランチの話題で済ませて、華麗にスルーしたかもしれませんが…これはもう、続報を待つしかありません。

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