プレミアリーグ4位を狙うエヴェートン、「トップクラブでくすぶる3人」を狙い撃ちで獲得!?
エヴァートンの当面の目標は、トッテナムやニューカッスルを制してプレミアリーグ5位に入り、欧州で戦う権利を得ること。そしてあわよくば、プレミアリーグ4位以内の一角崩しまで、ロベルト・マルティネス監督は野心たっぷりに考えているかもしれません。昨季は、調子のいいときはマンチェスター・ユナイテッドやアーセナルを問題にしないくらいのサッカーを展開していたのですが、最大の悩みは選手層の薄さ。とりわけ、攻撃陣に主力を欠いたときの得点力のなさは、今季のプレミアリーグを戦ううえでのいちばんの課題でしょう。
クレヴァリーに求められているのは、ガレス・バリーとベシッチ、ジェームズ・マッカーシーらが揃う中盤に、攻撃面でバリエーションを持たせること。アツは、ミララスとピーナール、ナイスミスらとともにサイドアタックのクオリティUP、トラオレはルカク欠場対策でしょう。
クレヴァリーは、香川真司、ナニ、フェライニ、チチャリート、ザハとともに、マンチェスター・ユナイテッドの放出候補リストに名前が載っているといわれており、移籍金は800万ポンド(約13億8000万円)前後と報じられていますが、マンチェスター・ユナイテッドが高額の移籍金を要求しなければ、実現性は高いと思われます。チェルシーでは出番がまわってこないクリスティアン・アツはレンタルなら問題なしでしょう。昨季、ルカクを貸し出したエヴァートンなら、同じプレミアリーグのクラブ相手でもモウリーニョ監督は気にしないはずです。ラシナ・トラオレは、昨季もレンタルでエヴァートンに来ており、こちらはむしろ、ルカクの穴をきっちり埋められるFWとして彼が妥当な選択なのか、というお話です。
前任者モイーズ監督を忘れさせるようなコレクティブで大陸的なサッカーで、プレミアリーグ上位クラブとも互角に渡り合えるものの、特定の選手を欠くととたんに与しやすくなるエヴァートン。コールマンの代わりはオビエド、ロス・バークリーにはマクギーディ。ミララスがいなければネイスミスを使うとして、ルカク、レイトン・ベインズ、ジャギエルカ、ハワードの不在時に、どんなやりくりでクオリティを維持するのか。この問いにマルティネス監督が答えを出したとき、昨季のリヴァプールのプレミアリーグ2位を誰も予想していなかったように、エヴァートンが信じられない順位を獲得する可能性が高まります。…それにしても、アーセナル、リヴァプール、マンチェスター勢、チェルシーから2クラブが5位以下に落ちたら相当なサプライズですね。
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エバートンはいい補強しますね。5位候補は、アーセナルとリバプール、ユナイテッドでしょう。
アーセナルは、各ポジションのバランスが悪いので、さっさと2列目を整理して、スカスカのCBと守れるCMFを補強し、ハイプレス対策をしないと、ホントに危ないと思います。
londres nordさん>
マンチェスター・シティも、ケガ人が出るようなら危ないと思います。ヤヤ・トゥレは昨季がよすぎで、あれほどのハイパフォーマンスは出せないんじゃないか、と。