セスクとソングはどこへ行く!? プレミアリーグ復帰と噂のバルサMF争奪戦・最新事情
セスク獲得に熱を上げているのは、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、リヴァプール。見送りモードなのは、3000万ポンド(約51億円)の優先買い取りオプションを持っているといわれているアーセナルと、マンチェスター・シティです。スペイン代表MF移籍の話で興味深いのは、獲得希望派も見送り派も「トップ下もしくはセカンドストライカーとしては考えていない」こと。アーセナルはエジルとロシツキ、カソルラ。マンチェスター・シティはダヴィド・シルヴァとアグエロ。チェルシーにはオスカルとウィリアンがいて、マンチェスター・ユナイテッドはルーニーとマタで充分です。唯一リヴァプールだけは、ヘンダーソンとの兼ね合いでセスクが前、という選択肢がありそうですが、それでも「センターMFにも入れる」という魅力があっての入札でしょう。プレミアリーグは、どこもセンターMFに困っているのです。
これを前提に、マンチェスター・ユナイテッドはキャリックの後釜もしくは相棒として、チェルシーはランパードの後継者としてセスクに期待を寄せています。見送り派のアーセナルとマン・シティは、「守備ができるMFが優先」「トップ下は間に合ってます」といったところ。直近の報道では、いちばん後から手を上げたチェルシー優勢と伝えられていますが、ウィリアン、サラーと前科2犯の「ミスター横取り」モウリーニョ氏が、計画通りとばかりに今回もさらっていってしまうのでしょうか。
アーセナルからすれば、43億で出したといわれる選手を、それより高い値段で買い戻すことに魅力を感じないという面もあるのでしょう。彼らが欲しいのは、どちらかといえばソングのほうだと思われます。サニャが出ていってしまうと、アーセナルはCBをひとり失うことにもなります(CBうまいですよね、サニャ)。昨季のプレミアリーグで、中盤のミスを突かれて再三、大量失点を喫したアーセナルは、ソングを獲れればセンターMF問題とCBの層の懸念を同時に解決できるわけです。移籍金は1000万ポンド(約10億円)程度といわれており、1600万ポンド(約27億円)~1900万ポンド(約32億円)で売った選手の買い戻し価格としては悪くないレベル。セスクの5分の1のお値段で、希望にぴったりはまる選手が獲れるとしたら、モウリーニョ氏とムダなケンカなどせず、ソング一本でいくのが得策です。こちらも、同じプレミアリーグ勢のマンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールがライバルだそうですが、移籍金が吊り上ったとき、ヴェンゲル監督はどこまでがんばるでしょうか。
それにしても、この夏は売る話ばかり出ており、コケやマルキーニョス獲得話も盛り上がらないバルセロナが不気味です。マンチェスター・ユナイテッドにしてみれば、セスク獲ったらマタを持っていかれた…などとなったら微妙ですが…あ、いいのか、それはそれで。むしろ、そうしませんか?バルサのバルトメウ会長。香川真司の出場機会も増えそう、というスケベ心も多少ありつつ、悪くない話のような気がしてきました。うーん、まだマタに対する愛情が薄いんですね。いかん、いかん。(アレクサンドル・ソング 写真著作者/Castroquini)
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高い。以上
セスクもソングも代理人が、ベンゲルの盟友デインの息子というのが気になります。
セスクがチェルシーへ行ったら、キャッシュリー以上の裏切り者でしょ。
アーセナルさん>
必要ない、ということでしょうね。
londres nordさん>
チェルシーにいきそうですけどね…。予断を許さない状況です。