イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

リヴァプール&チェルシー好調!プレミアリーグ2014-15移籍決定一覧&補強ポイントチェック!【前篇】

7月1日になって、ララナ、ジエゴ・コスタ、さらにはエムレ・ジャンと相次いで移籍決定発表があり、いよいよトランスファーマーケットが本格始動となったプレミアリーグ。主要クラブの動きをみると、昨季同様のロケットスタートで次々と商談をまとめているリヴァプール、チェルシー、マンチェスター・シティに対し、いつも「夏休みの宿題状態」になるアーセナルとトッテナムのノースロンドン勢が後れをとっています。

昨季と違うのは、マンチェスター・ユナイテッドの出足のよさ。ファン・ハール新監督は現在、ワールドカップでオランダを率いて激戦の真っ最中ですが、ブラジルに発つ前にクラブ首脳陣とコミュニケーションを図り、今も必要なコンタクトはとっているのでしょう。具体的なオファーのニュースも多く、今季のプレミアリーグでコケたら相当やばいという、クラブの危機感が伝わってくるような鬼気迫る手の広げ方です。

今回は、プレミアリーグ主要6クラブについて、現状の移籍決定選手と、今後補強が必要と思われるポイントについてまとめてみました。クラブによってはアジアを中心にツアーを行うこともあり、プレミアリーグ開幕まで、実は正味1ヵ月程度しかないんですよね。ヴェンゲル監督は、ブラジルでカンナヴァーロやヴィエリと一緒に短パンリラックスモードでメシを食ってて大丈夫なのでしょうか。獲りたい選手の大半が、ライバルと競合してしまっているトッテナムともども、チーム作りが間に合うのか心配です。では、さっそく新生マンチェスター・ユナイテッドから見てまいりましょう。

今季は順調!マンチェスター・ユナイテッド
◎獲得決定
 →MFアンデル・エレーラ(アスレティック・ビルバオ)
 →DFルーク・ショー(サウサンプトン)
▲主な退団・放出
 ←DFネマニャ・ヴィディッチ(インテル)
 ←DFリオ・ファーディナンド(QPR交渉中?)
 ←FWフェデリコ・マケダ(カーディフ)
 ←DFアレクサンデル・ビュットナー(ディナモ・モスクワ)
直近の移籍関連報道
 ☆ヴィオラのMFクアドラード、スポルティング・リスボンの
  ウィリアム・カルヴァーリョ獲得オファー?
 ☆ヴェルマーレン獲得は移籍金がネックか
 ☆ユヴェントスMFのビダルとナニのトレード話が勃発
 ★エヴラが退団要請、行き先はユヴェントス?
 ★ファン・ハール監督がフェライニ放出を要請と報道
今後の補強ポイント
エレーラとルーク・ショー獲得で、最大の懸案だったポジションの補強はできたマンチェスター・ユナイテッド。これからの補強は、CB強化と、どこまで「ファン・ハール仕様」にできるかです。オランダ代表でのファン・ハール監督の手腕を見る限り、後ろはヴェルマーレンさえ獲れれば相当整備が進みそうです。ウィリアム・カルヴァーリョとビダルは、多少金がかかっても獲るようですね。おそらく今季のプレミアリーグは、ルーニー、ファン・ペルシ、ヤヌザイ、ウェルベック、ビダルの攻撃陣で戦おうとしているのでしょう。一方、出場機会がなくなりそうな香川真司、アシュリー・ヤング、ナニ、チチャリートから2人は売ると思われます。売却はないとはいえ、マタの新シーズンは、あまり幸せなものではなさそうです。

ポスト・スアレスは誰か!リヴァプール
◎獲得決定
 →FWリッキー・リー・ランバート((サウサンプトン)
 →MFアダム・ララナ(サウサンプトン)
 →MFエムレ・ジャン(レヴァークーゼン)
 →MFスソ(アルメリア/レンタルバック)
 →DFケビン・スチュワート(トッテナム)
▲主な退団・放出
 現状なし
直近の移籍関連報道
 ☆アレクシス・サンチェス、フンテラールをアーセナルと競合
 ☆ASローマ決定間近といわれたA.コール獲得合戦に参入?
 ☆GKレイナは復帰すると代理人がコメント
 ☆デヤン・ロブレン獲得でトッテナムをリード?
 ☆セルビア代表の20歳FW、マルコヴィッチにオファー?
 ★ルイス・スアレス、バルセロナ放出間近
今後の補強ポイント
アレクシス・サンチェスはアーセナルを熱望しているという話もあり、ポスト・スアレスをどうするのかが最大のテーマ。エムレ・ジャンで中盤は確実によくなると思われますが、チャンピオンズリーグで試合数が増えることを考慮すれば、昨季チェルシーのミケルのような「守れるベテラン」がもうひとりいるといいですね。ジェラードが衰え、ルーカスが負傷したときが不安です。あるいは、チェルシーのダヴィド・ルイスやマン・ユナイテッドのフィル・ジョーンズ、キャリックのように「中盤もCBもできるユーティリティを育てる」という手もあります。デヤン・ロブレンが獲れて、サコあたりをときどきひとつ前で使えればポジティブです。

体制は盤石!チェルシー
◎獲得決定
 →MFセスク・ファブレガス(バルセロナ)
 →FWジエゴ・コスタ(アトレティコ・マドリード)
 →GKティポ・クルトゥワ(アトレティコ・マドリード/レンタルバック)
 →FWロメロ・ルカク(エヴァートン/レンタルバック)
▲主な退団・放出
 ←DFトマシュ・カラス(1FCケルン/レンタル)
 ←DFダヴィド・ルイス(パリ・サンジェルマン)
 ←MFフランク・ランパード(未定)
 ←FWサミュエル・エトー(未定)
直近の移籍関連報道
 ☆アトレティコ・マドリードのSBフェリペ・ルイス獲得難航中
 ☆ナイジェリア代表FWエメニケを狙う?
 ★GKチェフにパリSG、モナコからオファー?
 ★マルコ・マリンをフランクフルト放出?
今後の補強ポイント
モウリーニョ監督は、ルカクやデンバ・バ放出辞さずで、FW刷新を狙っています。中盤ももうひとり獲ろうとしているようで、「ダヴィド・ルイス資金+チェフ資金ー新戦力」で大きなマイナスを食わなければいいということでしょうか。左SBで獲得予定のフェリペ・ルイスがアトレティコ・マドリードと折り合いが悪く、クラブ間で移籍金の交渉がしづらくなっているのが懸念ですが、既に大物2人をゲットしており、来季はさらに強いチェルシーが観られるでしょう。プレミアリーグ経験者のセスクはいいとして、ジエゴ・コスタがプレミアリーグに早くなじむかどうかが、少々心配ですが…。

長くなりそうです。続きは「出遅れノースロンドン!プレミアリーグ2014-15移籍決定一覧&補強ポイントチェック!【後篇】」をご覧ください。

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“リヴァプール&チェルシー好調!プレミアリーグ2014-15移籍決定一覧&補強ポイントチェック!【前篇】” への2件のフィードバック

  1. らら より:

    チェルシーエグ過ぎて笑えない…
    リバプールも良い補強に思えますね!
    アーセナル流石に4位の座危ない気が…

  2. makoto より:

    ららさん>
    リヴァプールはいいと思います。アーセナルは、今、噂になっている選手をどこまでおさえられるかですね。

コメントを残す