シュナイデルラン、ビダル、コンドグビア、インブラ…激化するセントラルMF争奪戦!
代理人のジョナタン・ベンバロン氏は、インタビューに対して「コンドグビアはヨーロッパ中のクラブに注目されている。インテルに加え、ユヴェントスやマンチェスター・シティ、レアル・マドリードも興味があるようだ。多くのチームからコンタクトを受けているけど、話し合いの進捗については明かすことができない」とコメント。いくつかのクラブとは、既に具体的な話が進んでいることを匂わせています。
ポグバが動かないとすれば、同じユヴェントスでアーセナルが狙っているといわれるビダルのほうは、可能性があるのでしょうか。今年は南米選手権があるため、ビダルとの交渉をまとめられるのは7月に入ってからということになるかもしれません。そうなると、アーセナルは悩ましいですね。ケディラが去ったレアル・マドリードは、1年前にもシャビ・アロンソとディ・マリアという中盤の運動量や守備力を失っており、モドリッチとともに最終ラインの前をケアしてくれる選手を物色しているのでしょう。マンチェスター・シティは、近い将来いなくなるヤヤ・トゥレの後継者という意味合いだけでなく、最近戻りが遅いシーンが目立つヤヤ・トゥレを1段上げて、後ろをまかせられるプレイヤーを強化するという算段かもしれません。
22歳と若いコンドグビアの188cmの体躯は、フィジカルの強さが求められるプレミアリーグ向き。スピード、テクニックにも素晴らしいものがあり、多くのクラブで即戦力として機能するはずです。レアル・マドリードもマンチェスター・シティも獲得する動機が充分にあるとなれば、アーセナルはビダルにこだわるのか、コンドグビアを全力で獲りにいくのかを早くジャッジしないといけません。
チャンピオンズリーグ出場組が争うなか、わが道をいくのはトッテナムです。イギリス紙「デイリー・ミラー」によると、若手コレクター状態のポチェッティーノ監督のチームが狙っているのは、フランスU-21代表MFジャンネッリ・インブラ。セントラルMFながら、昨年末にはフランス紙「レキップ」から「リーグアンで最もドリブルを仕掛けた選手」に選出されており、利き足は違うもののヤヤ・トゥレを彷彿とさせるプレイヤーです。1月にチェルシーが獲るのではないかと噂になっていたときは、まさに2500万ポンドといわれておりましたが、彼が所属するマルセイユがトッテナムのスタンブリに興味を示していることもあり、1200万ポンド(約23億円)をつけてトレードの形にするという案も浮上しているようです。インブラ獲得に成功すれば、パウリーニョやカプエの放出は決定的。それにしても、トッテナムはドリブラーが好きですね。
2013-14シーズンはヤヤ・トゥレ、2014-15はセスク、マティッチと、プレミアリーグで優勝するクラブではリーグでトップクラスのセントラルMFが活躍しています。どのクラブも獲得優先順位を上げているポジションの争奪戦を制するのはどのクラブでしょうか。ランパード、ボヤタ、ミルナーとホームグロウン選手がどんどんいなくなっているマンチェスター・シティは、ロス・バークリーやウィルシャー、デルフなどイングランド人選手に目を向けたほうがいいのではないかと思いますが…。(ジョフレイ・コンドグビア 写真著作者/Catherine Kõrtsmik)
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更新お疲れ様です。
個人的にインビラは劣化デンベレに感じています。まだ若いので成長して強化版になるかもしれませんが。
それにしては高い買い物だなと感じてしまいます。
にわかスパーズファンさん>
伸びしろを考えれば、いいお買い物になる可能性充分だと思います。若い選手は、まとまっているよりも多少粗削りなほうがよかったりするのではないでしょうか。